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フェミニンケアしてる? おすすめのフェミニンケアオイルを試してみた

2021.6.18

普段の生活の中でなかなか話題になることのないデリケートゾーンのケア。聞いたことはある、取り組んでみたいけど何から始めればいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

編集部の体験企画第2弾もセラピスト・ナチュラルセルフケアコーディネーターの富田さんから、フェミニンケアオイルを選ぶ際のポイントや使い方をオーガニックナチュラル系の商品中心にわかりやすく教えていただきました。

オイルのテクスチャーや使い方、おすすめのオイルの香りなど、実際に使ってみた感想を交えて紹介しているので、これからデリケートゾーンのケアに取り組んでみようという初心者の方はぜひ参考にしてみてください!

フェミニンオイル

フェミニンケアとは?

皆さんはフェミニンケアという言葉を聞いたことがありますか?

ビューティーコンシェルでは、過去にもフェミニンケアの情報をお届けしてきましたが、フェミニンケアとは、ここ数年で認知度が少しずつ上がってきている「女性のデリケートゾーンのケア」のことです。

ケアをすることによって、ムレやにおい、かゆみの解消といった効果が期待できますが、メリットはそれだけではなく、体全体の調子を整えてくれることも。

欧米などでは既にポピュラーなイメージですが、日本で浸透し始めたのはここ最近のこと。一口にデリケートゾーンケアといっても種類は様々なので、何をしたらいいのか、どんな効果があるのか疑問な方も多いはずです。

代表的なフェミニンケア

VIO脱毛生理中のムレやかゆみ・においの軽減。その後のお手入れのしやすさアップ。
フェミニンウォッシュ専用洗剤で刺激を抑えて汚れをオフ。清潔にすることで匂いやかゆみの軽減効果。
フェミニンオイル保湿効果、(使用法によっては)洗浄効果も。マッサージによりカラダ全体の不調への効果も。

このようにそれぞれにメリットがありますが、VIO脱毛は基本的にサロンやクリニックで行われるため自己処理の難しさがあり、フェミニンウォッシュは洗いすぎによる肌トラブルやその後の保湿の必要性など、気をつける点が多くあります。

一方、フェミニンオイルでのケアであれば自宅で簡単に行うことができ、デリケートゾーンのみならず全身の美と健康にアプローチできるので、フェミニンケアの入り口として初心者の方でも始めやすいと言えるでしょう。

フェミニンケアの必要性

女性のデリケートゾーンは体全体の様々な器官に影響を与えコンディションを整えてくれる大事な部分ですが、その分ストレスの影響を受けやすいため日々の変化が大きい場所です。

特に膣にいたっては、年々加齢と共に萎縮し血流が滞りやすくなるため、結果的にデリケートゾーンの冷えや乾燥につながってしまいます。

また、閉経に伴いエストロゲンの分泌量が低下し、潤いがなくなってしまうと、菌への抵抗力が弱まり様々な影響を体にもたらす可能性も。

自分で触れることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、自分のカラダを守れるのは自分だけ。まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?

編集部おすすめ!フェミニンケアのメリットとは

フェミニンケアをすることで、以下のようなメリットがあげられます。

清潔を保つことができる

デリケートゾーンはニオイやムレが気になりやすい部位で、お悩みの方も多いのではないでしょうか。フェミニンケアをすることで、デリケートゾーンを清潔に保つことができるのが一番のメリットですね。ケアをすることで、解消することができます。

デリケートゾーンを潤して、かゆみの予防する

加齢やホルモンバランスの乱れによって、デリケートゾーンの乾燥による痒みを引き起こすことがあります。フェミニンケアで保湿をすることで、症状が悪化するまえに対処することができます。

ストレスを感じにくくなる

デリケートゾーンのお悩みは、小さなストレスが積み重なっていきます。ケアをすることで、ストレス軽減につながり、心身が健やかな状態になり毎日が楽しくなります。

フェミニンケアはいくつか方法がありますが、かんたんに取り入れることができるオイルケアをご紹介します。

オイルケアのメリット

デリケートゾーンケア初心者でも始めやすいのがオイルケア

先ほどご紹介した通り、フェミニンウォッシュは必要以上に洗うことで良い菌も一緒に洗い流してしまう危険があります。(膣には元々自浄作用が備わっているため、神経質に洗わなくても殺菌の繁殖を防ぐ力があります)

一方でオイルケアは、リスクがフェミニンケアの中でもっとも低く、入浴前後に使用するだけで洗浄効果と保湿効果が期待できるため、初心者にもおすすめなのです。

メリットはそれだけでなく、オイル塗布の際に軽いマッサージを行うことで、デリケートゾーン周りの血流がアップし、冷え性の改善や(粘膜の潤いを維持させることで)細菌への免疫力アップなども期待できます。

富田さんご自身も、オイルケアを始めてから尿漏れやむくみの改善など体調の変化を実感された一人。

マッサージにより硬くなった皮膚が柔らかくなり、血の巡りが良くなることで、体の様々な不調が改善されるきっかけにもなったようです。

デリケートゾーンのオイルケアを日々の習慣とすることで、その日のちょっとした体調の変化をチェックすることもできます。毎日行うケアだからこそ、お気に入りのテクスチャーや香りのオイルを見つけることで、無理なく楽しみながら続けることができますよ。

フェミニンオイル選びのポイント

デリケートゾーンは体にあるどの肌よりも繊細で、経皮吸収率が高いと言われる腕の内側の42倍とも言われている部分。当然ながら、ケアする際は安全なものを使用することが大切になってきます。

酸化したものや科学的な物質が多く含まれるオイルなどは、どんどん吸収されてしまうため、オイル選びも重要なポイントとなります。可能であれば、添加物が入っていないオーガニック・ナチュラル系のものを使いましょう。

フェミニンオイル4種類を実際に試してみました!

今回は富田さんおすすめのケアオイルの中から編集部でチョイスした4本を事前に用意し、原材料を確認しながら実際に触り、それぞれの商品のテクスチャーや香りなどを確認してみました。

リップインティメイトケア|クレンジング モイスチャライジングオイル

すべての商品を試した上で、総合的に考えたときに軽いテクスチャーと香りのバランスから一番手が伸びやすいと思った商品がこれ。洗浄と保湿がダブルでできる手軽さがいいですね!(スタッフ:上田)

性教育などが進んでいるスウェーデン発のブレンドオイルで、ヒマワリとヤシのオイルをメインに配合。お風呂に入る前に塗布し、そのまま湯船につかるだけ。身体が温まり汗と一緒に汚れを洗い流すことができ、さらに保湿をしてくれる効果も。

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オーガニック植物オイルとエキス配合の優しいデリケートゾーン用オイル。肌に必要な油分を補い保ちバランスを整えてくれ、さらにコスパも良いという優れもの。

オイルをつけたまま入浴する場合、ご家族がいらっしゃる場合は、お風呂の順番を考えたほうが良いかもしれませんが、そこまで大量のオイルではないので、自分の後に家族が同じお風呂に入るとしても言わなければバレないよ、という声も。(笑)

明日私は柿の木にのぼる|フェミニンオイル

以前から気になっていて使ってみたいと思っていたオイル。実際に触れてみると、香りもとてもよくテクスチャーもかなり私好み。伸びの良さと肌なじみの良さがお気に入りです。(スタッフ:黒沼)

福島県国見町の特産品「あんぽ柿」の製造工程で廃棄される柿の皮を活用したサステイナブル商品。柿由来のポリフェノールに消臭抗菌効果があることから女性のフェミニンケア商品に。

ベースには皮脂に似ていると言われるホホバ、ブドウ、マカダミア種子のオイルが配合されており、伸びと肌なじみが非常に良いのが特徴。

ゆずの精油を配合しているため香りも良く、使っているだけで癒されるような感覚も良いですね。

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フェミニンケアオイルだけでなく、フェミニンウォッシュも人気のブランド

リッチフィールド |オーガニック ボタニクス ヴァージノル

こちらはリッチフィールド(Richfield)のオーガニック ボタニクス ヴァージノル。中々1つに絞ることができず、結局2つ選んでしまいました(笑)。こちらもテクスチャーが好みで。気分によって使い分けるなど、現在は2つを並行して使っています。(スタッフ:黒沼)

女性ホルモンの活性化に効果的なネロリのオイルを配合。

さらにアーモンドオイルとアプリコットカーネルオイルが配合されており、デリケートゾーンにふっくらとしたハリと潤いを与えてくれるのも特徴です。

美容に嬉しい成分をたっぷり含むオイルが配合されているので、デリケートゾーンだけでなくお顔や全身に使用しても◎。

4つの中で一番しっかりとしたテクスチャーですが、決して重すぎるわけではなく、実際につけてみるとさらっとした感触。香りもスタッフの中で好評でした。

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ネロリの香りの潤いオイル。デリケートゾーンの乾燥や黒ずみ、硬くなった肌にふっくらハリのある潤いを。さらっとした使い心地でスキンケアにも使える美容オイル

お顔や全身のケアにも使えるとのことで、これ1本で顔からデリケートゾーンまで使えるのであれば、高い美容液を買うよりもコスパが良いかもしれません。

オージャスラボ | エヴァオイル

初めてのオイルは精油のないものを選びたいと思いオージャスラボのエヴァオイルをチョイス。セサミオイルのさらっとした感触も気に入りました。話題に上がった特有の香りは、私はあまり気になりませんでした。(スタッフ:宮崎)

セサミオイルにハーブの抽出液が配合されたデリケートゾーン用マッサージオイル。インドのアーユルヴェーダの考え方を取り入れ、シャタバリやアロエベラなどが配合されたアイテムです。

シャタバリは”女性の精力剤”ともいわれていますが、世界最古の医学・アーユルヴェーダでは婦人科系の病気に効果があるとされる代表的なハーブ。

ほかの商品と違いエッセンシャルオイル(精油)を使っておらず、エッセンシャルオイルによる刺激が気になる方にはおすすめです。デイリーケアはもちろん、膣のかゆみや炎症がある時につけると効果的だそう。

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病気の鎮静と、健康の増進を目的としたアーユルヴェーダの哲学をベースに作られたブランド

香り自体は強くないのですが、少しクセがあり、編集部の感想ではなんと「昆布ダシのような香り」という意見も!?

アロマの香りが強くないほうが好み、という方にはおすすめです!

おすすめオイルケア方法

今回ご紹介したおすすめのケアオイルの使い方の手順をご紹介します。デリケートゾーンは敏感なので優しくケアしてあげてくださいね。

  1. 入浴前にオイルをデリケートゾーン全体に塗布します。
  2. お湯を張ったお風呂にゆっくり浸かります。(シャワーでも可)
  3. 汗と一緒に自然と汚れもオフされます。
  4. 入浴後に乾燥を感じる方はオイルをさらに塗ってもOK。

保湿のみで使用する場合は自分の好きなタイミングに、清潔な手にオイルを取って優しく塗布してください。膣の中まで塗るかどうかは人によりますが、内部は外部よりも刺激に弱いのでやりすぎには注意してください。(製品によっても内部まで塗布することを避けた方がよいものがあります)

自分で触ることに抵抗がある方は寝る前にコットンにオイルを染み込ませ、下着に挟んで寝ても効果的です。

※生理開始から3日目までは血流が上がりすぎてしまうためマッサージのお手入れは避けてください。

セラピスト・トレーナー富田さんより

オイルの使用量はその人によってコンディションが違うので、その日や使う人によって使用量は変わってきます。なので自分で触ることを毎日の習慣にして自分にあう分量を見つけていきましょう。

オイル類は選び方や扱い方に注意が必要です。それぞれ精油やビタミンEなどを配合しているため防腐剤を使用することなく酸化を防いでいますが、なるべく早めに使い切りましょう。

精油(アロマオイル)は濃度が高く、少なからず刺激性があるものがあるので、心配な方は精油がないものや含有量が少ないものをおすすめします。

お手入れは面倒くさがらず楽しむことも大切なポイント。異なる成分や香りのものを選び、気分によって使い分けをするなど、ぜひ楽しみながら「自分と向き合うオイルケア」に取り組んでみてください。

この記事を書いたコンシェルジュ

EDITORS /beautyconcier編集部

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