職務経歴書の書き方 ~準備編その2~
2017.7.7
職務経歴書作成のための「準備メモ」作り後編。次はあなたの実績や表彰歴、特にアピールしたい経験を記載する準備をしましょう。
前回の記事(職務経歴書の書き方~準備編その1~)で採用担当者が最も注目する「どのような仕事に取り組んできたか(業務経験)」を書く準備ができたら、次はあなたの実績や表彰歴、特にアピールしたい経験を記載する準備をしましょう。
前回同様、次の軸に沿って箇条書き、または、簡潔で分かりやすい文章で準備メモにまとめていきましょう。
今までのキャリア(仕事・経験)の棚卸し~実績・PRポイントの整理~
実績
・職務や業務を行った結果、どのような成果が出たのかをまとめます。
・顧客満足度向上への貢献や売上高、顧客獲得率など。具体的な数値で表現できると尚可。
受賞・表彰歴
・年間MVP、顧客リピート率No.1など社内的な賞に関しては、その賞の概要や難易度も記載。
例)2016年上半期売上トップ賞を受賞
全国20店舗(対象スタッフ数:100名)における2016年1月~6月の予約売上金額トップとして表彰
予約売上金額:360万円(全体平均:100万円)
他では中々経験できない特別な経験
・新規事業の起ち上げ
・新店舗の起ち上げ
・大きなイベント開催経験 など
失敗経験とそこで学んだこと
・業務上での失敗とその失敗に対してとった対応策。(できればその結果も含めて)
・失敗を経て学んだこと、改善に取り組んだこと。
業務以外に自己研鑚していること
・資格取得のための勉強や研修参加など。
今までのキャリア(仕事・経験)の棚卸し~退職理由と志望動機~
最後は、あなたが転職したいと思った理由を考えましょう。
箇条書きでかまいません。退職理由はネガティブなことを書かないのが鉄則ですが、ここでは好きなように書いてください。
というのも、ネガティブな理由も裏を返せば、「もっとこういうことがしたいから転職するんだ!」「あの会社なら今までできなかった仕事がやれる!」というポジティブで意欲にあふれる志望動機につながるからです。
その時に、不満に対して応募先企業はここが違うという点まで言及できればパーフェクトです。なぜなら、応募先企業は「なぜ、数ある会社の中から、他社ではなく当社を選んで応募してきたのか」という点を知りたいからです。納得させられる答えを準備しておきましょう。そのためには企業研究が大変重要だということをご理解ください。
https://www.beauty-concier.com/articles/bcc1072/
一般的に退職理由か志望動機のどちらかは職務経歴書に書くことが多いですが、記載は必須ではありません。その場合でも、面接では退職理由や志望動機を聞かれることが多いので、後々説得力のある説明ができるように自分の気持ちを整理しておくと良いですね。
転職したいあいまいな理由はあっても、すぐには考えがまとまらないという場合は、ぜひこちらのコラムもご参考にしていただければと思います。
https://www.beauty-concier.com/articles/bcc1143/
これで準備メモは完成です。後は応募先企業に合わせてメモの内容から情報をピックアップし、採用担当者が読みやすいように書式を整えて記載していくだけです。
次回は職務経歴書の実際の書き方と、気をつけたい点をご紹介します。