転職への第一歩 リスト作成で自分に向き合う
2016.10.11
ビューティーコンシェルキャリアの美容・健康関連職従事者に対する転職に関する意識調査で、40%強の人が転職を検討していることがわかりました。
ビューティーコンシェルキャリアの美容・健康関連職従事者に対する転職に関する意識調査で、40%強の人が転職を検討していることがわかりました。
40%強が転職を検討。エステティシャン、セラピストなど美容・健康関連職
「1年以内に(11.2%)」「半年以内に(1.1%)」「すぐにでも(3.2%)」と明確な転職希望意志を持っている人がいる一方、「良い勤務先があればいつでも(13.4%)」「時期は決めていないが考えている(15.5%)」と潜在的な転職意向をもつ人の割合も比較的高くなっています。
「いつかは転職したい」と考えてしまうその理由、自分でもはっきりとは分かっていないってことありませんか?そのために、転職したいと考えながらもいたずらに時を過ごしてしまったり、なぜ転職したいのかがあいまいなうちに転職を重ね、結果うまくいかなかったりする方も多いのではないでしょうか。それはあなたの人生にとって良いこととは言えません。
そんな失敗をしないためには、自分の気持ちと向き合って、本当に転職があなたにとってのベストチョイスであるのか、どんな転職なら自分は幸せになれるのかをきちんと見極めることが大切です。
転職を考え始めたら、まず自分に向き合うことから始めましょう。
リスト作成で自分の不満に向き合う
転職を考えるということは、現職に対して不満な点があるということです。しかし、働く上で不満があるのは当然のこと。不満があるというだけで転職するというのはおすすめできません。
まずその不満をはっきりと整理し、今の職場でも改善が見込めるのか?それとも転職をした方がいいのか?転職するならどんな企業がいいのか?などを明確にしていきましょう。
◇不満リストを作成する
不満を整理するためには簡単なリストを作ってみることをおすすめします。
あなたか現状抱えている不満を全て書き出してみてください。用紙は何でも構いませんし、あなたしか見ませんのでどんな書き方でも構いません。
その時に、不満の分野を分けて書き出してください。自分の抱えている不満がはっきりしてくるはずです。
具体的には、特に多くの人が不満を感じている
- 仕事内容
- 雇用条件(福利厚生)
- 人間関係
- プライベートと仕事の両立(休みの取りやすさ)
- その他(通勤時間、手段など)
のように分けると分かりやすいですし、書き出す際の助けにもなるのではないでしょうか。
◇リストを分析する
そして書き出したら、次はその不満を分析してみましょう。赤ペンなどでリストに書き込みながら行ってもいいですね。
分析のポイントは3つ。
- 現職での改善の余地はあるか?
- 自分に反省する点はないか?
- 具体的に希望するポイントを絞る
1.の現職での改善の余地は、特に仕事内容においての不満と見比べてください。
現在不満であっても、将来「キャリアアップする見込みがあるか」や、「自分が望む仕事が現職で実現できるか」などを考えると考えが変わってくることもあると思います。それでも可能性を感じられない時には転職を考える時かもしれません。
2.の自分に反省する点はないかは、特に人間関係に不満がある時に気を付けたい点です。なぜなら、転職する先でも人間関係はできますし、そこで必ずしも良好な人間関係を築けるとは限らないからです。
人間関係で不満があり転職を考える時は、まずは自身のコミュニケーション能力や性格の合わない人間との仕事上の付き合い方を磨き直しておく必要があります。
3.の具体的な希望ポイントは、不満を解消するために具体的にどうなればいいかを書き出してください。特に雇用条件や休暇面での不満をはっきりさせましょう。
ただし「今よりもっといい環境がいい」「もっと給料のいいところがいい」など、希望は上を見ればきりがありません。実現の可能性が高く、且つ具体的な希望をあげましょう。例えば、今の給料より○%アップや、残業が○時間以内、土日のどちらかに休めるなど。
そして、重要度の印を付けておきましょう。改善が絶対条件の場合には◎、現職を続けるのに支障がない程度の不満であるなら△など、転職をするかしないかの決め手にはもちろん、転職先を選ぶ時の参考にもなるでしょう。
◇リストで自分自身を振り返る
最後に、分析を書き込んだリストをよく見直してください。きっとあなたが本当に不満に思っていること、現職で改善の余地はないのか、転職があなたにとってのベストチョイスであるのか、転職する時のはずせない条件などが浮かび上がってきたのではないでしょうか?
何となく転職を考え出した時、まずは自分を見つめなおす時間を持ってください。転職を決断するのはその後でもいいのです。そして、転職を決断した時には、自分を見つめなおした結果が転職成功へときっと導いてくれるはずです。