歓迎されるゲストとそうでないゲストの違い
ビューティ-コンシェルをご覧の皆さまは、日頃からホテルスパやエステサロンを上手く活用される美容通だと存じますが、今回はスパ、サロンマナーのマスター編として上級者が実践しているマナーを
「美女的マナー階梯」
と題しお伝えしたいと思います。
1、お約束の時間ピッタリにご来店される。(10分前程度のご来店もOK)
こんにちは、こんばんは、ごきげんよう…
美女に挨拶はつきものです。
スパ、サロンに入店する際はサラッと挨拶することがスマートなマナーです。
反対にマナー違反は、ご来店予定より20分以上早くご来店すること。
スパ、サロンによって待合の場所が限られていたり、他のお客様の接客をしていたりとスタッフ側がちゃんと対応できない場合があります。
また、個室のインターバル(掃除)は施設によって違いますが、混み合った状況で早くご来店いただいてもすぐにお部屋にご案内できないことがあるので、スパ、サロン上級者はご予約の10分前~お時間ちょうどでご来店されます。
そして、不測の事態で遅れそうになった時もそのまま放置ではなくお電話一本がマナー。
スパ、サロン側としては、どのように対応すべきかメニューを変えるべきか、到着されてからのご案内がスムーズになります。
美女的マナーでエレガントにご来店を!
2、カウンセリングでは包み隠さずお話ししてくださる。
スパ、サロンのカウンセリングには2つあります。(通称、施術前の前カウンセ、施術後の後カウンセ)
前カウンセでは現在の状況などをカウンセリングシートにご記入いただくか、2回目以降なら口頭で行います。
上級者は前カウンセで必要事項を必ず伝達。
- 昨晩は飲み過ぎました…
- 足の小指に切り傷があります…
- 今日は生理中です…
- 更年期でホットフラッシュが酷い…
- 寝不足です…
などなど。
簡単で大丈夫なので、身体と心の状態をお知らせします。
状況次第ではメニューを変え、より最適な施術構成をセラピストが組み立てることができます。
セラピストからも何気なく質問しますが、上級者は包み隠さず話した方が早いという事を心得ているので、何でもフランクにお話しします。
このセラピストになら、と思う専属セラピストがいらっしゃる方は、より深刻な相談もOKです。
例えば、
- 旦那様と離婚しようと悩んで寝ていない…
- 婚約したけど解消したい…
- 子育てに疲れて泣きたい…
- 不妊症だ…
- 婚活頑張りたいけど疲れた…
などなど。
実際、私はセラピストとしてより深い悩みの相談から他愛もないお話まで何でもします。施術はせずに、ずっと手を握り泣きじゃくるお客様と心のセラピーをした事は何度もあります。
スパ、サロンのセラピーとはなにもコスメと手技で完結するものではなく「心の手当」も含まれています。お話しされることによって浄化され心が軽くなる事はWell-being的美女に欠かせない儀式です。
肉体と精神は絶えず連動しています。
特に熟練セラピストは心身のバランスを常に保つことや、お客様との秘密保持に関して厳しいトレーニングを何年にも渡り積んでいます。
お客様からのちょっと重い相談でセラピストの心が潰れることや、他言することはありませんのでご安心を。
3、個室から退室するまでの時間が10分以内。(その後はパウダールームで)
スパ、サロンによっては、施術が終わったらそのままリラクゼーションルームまたはパウダールームへご移動案内ということもありますが、基本的にはお客様が自ら退出されるまで待っているというスタイルのサロンが多いかと思います。
個室は先に述べた通りインターバル作業(掃除)に入りますので、着替えなどは手短に済ませ、パウダールームなどでお支度されるのが上級者のマナー。
昔、パリのサロンで施術を受けた際、個室で着替えていたらノックされたので、時計を見たところ10分経過…
パウダールームに行けばいいかなと案内を受けようとすると、担当セラピストは個室でお支度くださいとのこと。
でも、ずっと外でセラピストが待っているので15分で退出。パウダールームはないの?と聞いたところ特にないとのこと。
確かに、海外(特にフランスマダム)では、施術の後にバッチリメイクする場合は朝7時~8時くらいにトリートメントを受けメイクのメニューも選ぶというのが一般的。
午後の施術でそのままメイクしてどこかに行くとかはあまりないので、普通は髪を直しちょっと身支度済ませたら終わり。
施術だけではなく、施設利用というのはサービスの一環と考えてしまいがちですが、やはり時間と場所は買うものだという基本を上級者は熟知しています。
スパ、サロンにおける美女的マナーでは、施術後の施設利用は程々に。