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疲れて弱っている心と身体を癒そう

2018.5.16

心や気持ちが疲れているな…と感じたら、その気持ちに寄り添うような香りを使ってみませんか?ゴールデンウィークも過ぎ、日常が戻ってきてしばらく経ちました。そろそろ新年度の緊張や不安、頑張りなどが疲れに変わってきている頃ではありませんか?今回はそんな自分自身の疲れ、弱った心や身体を癒やすアロマテラピーのご紹介です。

朝晩の冷えと日中の暑さも加わり疲れや不調が続く時は…

日中は上着が無くても過ごせる日が続いていますが、朝晩はやはり冷えるという日もまだまだあり、季節柄、日較差(にちかくさ:1日の最高気温と最低気温の差)のせいで体調を崩している方も多いですね。

それに加えて、4月から続いていた緊張感や頑張りが、ゴールデンウィークを過ぎてしばらく経った今、疲れとしてドーッと出てしまうことも。

そんな時は、アロマバスソルトをお風呂に入れてゆっくりと過ごしましょう。

一番簡単な使い方は、天然塩に精油を1~2滴垂らしてお風呂に入れ、よくかき混ぜて入浴します。

頑張った自分のためにちょっとしたご褒美とするなら、「アロマ発泡バスソルト」はいかがですか?

疲れた身体にご褒美を。発泡バスソルトの作り方

【材料】
・重曹60g…①
・クエン酸20g…②
・天然塩60g…③
・お好みの精油

【作り方】

1. ①~③の材料をビニール袋に入れよく混ぜます。

2. お好みの精油を5滴以下入れ、さらによく混ぜます。

精油を組み合わせる場合も、合計で5滴以下になるようにしてください。

また、ビニール袋に精油が付かないよう気をつけてください。

3. ボールを作るようにして握り固めます。

完成後はお風呂に入れてシュワシュワ発泡するのを楽しみながら入浴してください。

作り置きはせず、作ったらなるべく早めに使いましょう。

炭酸ガスが末梢血管を拡張し血流を良くするため、身体もポカポカ温まり、疲れや凝り固まった身体が徐々にほぐれていく感じを体感できますよ。

好きな香りに包まれながらゆっくりとお風呂に浸かって、疲れを翌日まで持ち越さないようにしましょう。

寄り添ってくれる香りを使って疲れてしまった心を慰める

心が疲れていませんか?その疲れた心、どうしていますか?

見て見ぬ振りをするのは最初だけ。続けていくと心が壊れてしまうことも…。

無理に気持ちを切り替えよう、元気になろう、とする必要はありません。

心が、気持ちが、疲れているな、と感じたらその気持ちに寄り添うような香りを使ってみませんか?

人によって「寄り添ってくれると感じる香り」は違います。

なので、一般的な精油の作用や働きだけで選ぶのではなく、実際にいくつか香りを嗅いで、「心が落ち着くな」「慰めてくれている気がするな」「やさしいな」などと思う香りが見つかれば、ぜひその香りを使ってみましょう。

ちなみに私自身は、心が疲れ切ってしまった時に使うことが多いのがベルガモットやネロリの精油。特にネロリは昔から好きで、ちょっと身も心も休憩したい…という時も使っています。

心も身体も疲れ切っている時、人によっては精油の香りが強すぎて感じられることもあります。

濃度1%以下にしたとしても、それでも強すぎて受け止め切れないと感じた時は、「フローラルウォーター(芳香蒸留水)」がおすすめです。こちらはさらに香りがやさしめです。

しかもフローラルウォーターなら芳香浴としてだけでなく、化粧水やボディローションとしても使用することができ、お好きな香りに包まれてリラックスできそうですね。

私の好きなネロリもフローラルウォーターがあります。ネロリウォーターやオレンジフラワーウォーターという名前で購入できます。

ローズやラベンダー、ペパーミント、カモミールなどフローラルウォーターにもたくさんの種類がありますので、ぜひ自分の心に寄り添ってくれるやさしい香りを見つけてみてくださいね。

自分では対処できない疲れに。プロの手によるアロマトリートメントを受けよう

たった1日でも、まとまった休みが取れる時でも構いません。旅先やホテルスパ、ゆったりとくつろげるロングコースがメインの個人リラクゼーションサロンなどを利用してみるのはいかがでしょうか?

人の出入りが頻繁なサロンやカーテンで仕切られているだけのサロンは、急ぎの時や普段使いには手軽で良いですが、弱っている心や身体をしっかりと癒そうと思ったら、やはりプライバシーがある程度守られる環境に身を置きたいものです。

そのためには、自分のためだけに香りを選び調合してもらえるアロマリラクセーションサロンや、旅先やホテルなどのスパで時間を気にせずそのまま眠りについても良いようなところで全身アロマトリートメントを受けるのをおすすめします。

人の手の温もりを感じながら、疲れている箇所もほぐしてもらい、そして好きな香りに包まれたゆったりとした時間を過ごすことは、日頃頑張っている自分自身へのねぎらいでもあります。

のんびりと、自分自身と向き合うのも良いですし、自分自身を癒やすだけでも良いではありませんか。

アロマトリートメントは、現実逃避にもなりますし、明日からまた頑張るためのエネルギーチャージにもなります。

アロマトリートメントが、自分自身にとってどのような位置づけであっても、セラピストに心と身体を委ね受けていただくのが良いと思います。

走り続けていれば疲れるのは当然です。たまにはゆっくりしたって良いのです。


心身ともに疲れやすい時期。

だからこそ、休みなく頑張り続けるのではなく、途中でしっかりと心も身体も休めてから、また歩いたり走ったりしても良いと思います。

アロマテラピーがその休息のお手伝いになれば、私も嬉しいです。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト