肌寒いこの時期にアロマで対策を
2017.11.6
この数週間で一気に冷え込んできたため、電車内や建物内でも咳き込んでいる方や、冷えによる肩コリや腰の痛みを訴える方も増えてきました。今日はこの肌寒い季節を、アロマを使って乗りきる方法についてご紹介します。アロマを使った手足の冷え対策や、乾燥対策、肩や首のコリ対策など。おすすめの精油も掲載しています。ぜひお試しください。
お気に入りのアロマと。手浴、足浴のすすめ
最近、手足が冷たくなっていませんか?
サロンでお客様の手や足を触らせていただくと、この時季はヒンヤリとしている方が多いです。
外が寒いだけでなく、建物内でも暖房が十分でないことが多いこの時期は、身につけるものの冬支度が間に合っていないということも。
給湯室やお湯が出る場所に居れば良いのですが、なかなか難しいという場合は、帰宅後手洗いうがいをしたついでに、5分でも構いませんので手浴をしてみましょう。
洗面器にお湯を張る場合は、天然塩にお好きな精油(エッセンシャルオイル)を1滴垂らして、お湯に入れたらよく混ぜましょう。
そして手をしばらく入れてみてください。
優しい香りと温かいお湯で手だけでなく身体全体が少しずつ温まってくるはずです。
また、足湯もおすすめです。
洗面器が小さい場合は大きめのバケツなどでも構いません。
今はあちこちでフットバス専用器が販売されていますし、取っ手の付いたバケツタイプのものやホーロータイプのものまであります。
気軽に使えるものやお好きなタイプのものを一つ用意しておくと良いですね。
お湯を入れて足を浸けるだけでも良いですが、ここでもまた天然塩に精油を1~3滴垂らし、お湯に入れてよく混ぜてから足を入れます。
おすすめの精油は
- ラベンダー
- ティートリー
- ユーカリ
- ローズマリー
- レモングラス
など。
一日頑張った足を休めるだけでなく、温まりながら足の嫌な臭いも取ってくれますよ。
電源を入れて使うタイプのフットバス(足浴器)の場合は、天然塩や精油を使っても大丈夫かどうか事前に説明書を確認しましょう(詰まって故障する可能性があります)。
アロマルームスプレーを作る!おすすめの精油は?
空気が乾燥している、あるいはちょっと鼻がグスグスしたり喉がイガイガしたりする…なんてことはありませんか?
ぜひご自宅でアロマスプレーを作り空間を整えましょう。
【作り方】
1. ガラススプレーボトル30mlサイズに、無水エタノールを5ml入れます。
2. 精油を合計で6滴まで入れます。
3. 1と2をよく混ぜたら精製水を25ml入れます(精製水がなければミネラルウォーターでも可)。
4. 使うときに必ず毎回よく振ってから部屋にスプレーします。目や口に入らないように気をつけましょう。
また、色の付いている精油を入れた場合、白いものにスプレーしたり付いたりすると色が落ちない可能性がありますので、気をつけましょう。
おすすめの精油は、
- ユーカリ
- ペパーミント
- ローズマリー
- ティートリー
- ラベンダー
- ジュニパー
- レモン
- 薄荷(ハッカ)
- ユズ
- スイートマージョラム
など。
中には香りの強いものもありますので、ツンとする香りは少なめにし、上記以外でもお気に入りの香りがあればその精油とブレンドすると良いでしょう。
ユーカリやペパーミント、ローズマリーやティートリーには、1.8-シネオールという成分が入っており、これは去痰や冷却作用があるといわれています。
また、上記に挙げた精油たちの多くが爽やかな香りで、鼻のムズムズをスッキリとさせてくれ、まるで空気を洗ってくれるかのようにリセットしてくれます。
強すぎる香りはストレスになりますので、香りを入れ過ぎないように気をつけましょう。
アロマと一緒に楽しんで!手作りホットタオルでじんわりあたたかく
連日の寒さで、首や肩の冷えやコリが気になりませんか?
寒さで上半身をキューッと縮こませることで首や肩が張ってしまい、痛み出したという方が増えてきました。
自宅にあるフェイスタオルをぬらしてこぼれない程度に絞ったら、クルクルと巻き、さらに上からラップを一巻きして電子レンジで40~50秒ほどあたためてください。
熱くなりすぎている場合は、レンジから取り出す際にやけどをしないように気をつけましょう。
ラップを外したら、ホットタオルを目に乗せたり首や肩に乗せたりしてみましょう。
肩に乗せる際はホットタオルを開きます。内側に熱がこもっている場合は少し冷ましてから肩に乗せます。
いずれも、やけどをしないようにしてください。
室内が冷えている場合はすぐに冷めてしまいます。冷めてきたらまたタオルを軽く洗ってホットタオルを作ります。
同じところに乗せるのではなく、目に乗せたら今度は首、次は肩、というふうにしていくとだんだんとポカポカしてきますよ。
精油を垂らしたお湯でホットタオルを作ることもできますが、タオルに香りが付くことを避けたい場合は、アロマライトやアロマディフューザーで芳香浴をしながら、ホットタオルを目や首、肩に乗せることをおすすめします。
私が自分で行う際やサロンでお客様にホットタオルを使用する際は、ホットタオルに香りは付けずに行います(アロマトリートメントのあとはホットタオルで拭き取ることも兼ねているため)。
ホットタオルも熱すぎるとやけどをするので気をつけなければなりませんが、冷まし過ぎると乗せた途端にさらに冷えてしまいますので、慣れるまでは加減が難しいかもしれません。
でも自宅にあるもので簡単にでき、しかもとっても気持ちが良いので、冷えている時だけでなく疲れている時にも本当におすすめですよ。
いかがでしたでしょうか。
寒さや乾燥に身体がまだ慣れていない今の時季だからこそ、体調を大きく崩す前にできるセルフケアをご紹介しました。
一気にすべてを行わなくても、できるものからやってみましょう。