初めまして。アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクターの新垣静香と申します。
これから月2回、アロマテラピーやアロマテラピーを上手に利用したスキンケア、ストレスケアなどについてご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
第1回目は、はじめての方でも安心してアロマテラピーを楽しめる方法をご紹介します。
「アロマテラピーって興味があるけどどう使うかよくわからない」
「いろんなところで売っていて、選び方がわからない」
「100円ショップのアロマオイルと、1000円のものはどう違うの?」
など、初めてだとわからないことだらけ。
店員さんに尋ねようと思っても、何をどう尋ねて良いのかわからないときってありますよね。
そんなアロマの初心者さんでも、この記事を読んだら安心して買えて、好きな香りを選べて、楽しみ方もわかるようになります。
では、さっそくご紹介しますね。
アロマテラピーは植物の力を借りる自然療法。天然の香りを選びましょう
今や100円ショップでも「アロマオイル」「フレグランスオイル」という名の商品が買える時代。それだけアロマテラピーに興味関心のある人が増えてきたということではありますが…。
ただ、安いから、手軽だから試しに…というアロマの選び方はおすすめできません。
というのも、こうした100円ショップで購入できる「アロマオイル」は天然100%のものではないからです。
香りをただ嗅ぐだけなら良いのですが、日本最大のアロマテラピーの協会である公益社団法人日本アロマ環境協会によると、
「アロマテラピーは、植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法」
だと定義づけています。
つまり、人工的な香りではなく天然の香りを楽しむことが、私たちの心や身体に働きかけてくれるというわけなのです。
では、天然の香りはどこで手に入れられるの?天然アロマの選び方
アロマテラピーに使う天然100%の香りを選ぶ正しい選び方を見ていきましょう。
オイル瓶やオイルの入った箱に「エッセンシャルオイル」「精油」などと書かれているものがあります。
そしてこれらの箱や瓶には、その香りの植物の
- 「学名」
- 「抽出部位」
- 「抽出方法」
- 「製造年月日」
- 「原産地」
などが書かれています。(箱の中に添付文書として同梱されていることもある)
これらが書かれている商品が天然の香りです。
では具体的にどこで売っているのかというと、アロマやハーブの専門店です。
よく見かける店舗名では、
- 生活の木
- アロマブルーム
- カリス成城
- ニールズヤードレメディ―ズ
などでしょうか。
これらのアロマ専門店では、専門知識を兼ね備えた専門スタッフがいるので、選び方などでもしわからなければ気軽に尋ねることもできます。
他に、雑貨屋さんでもエッセンシャルオイル(精油)を置いている店もあります。
その場合は上記にある
・「エッセンシャルオイル」「精油」と書かれているかどうか
書かれていたら天然100%であるかどうかを確証付けるための
・「学名」「抽出部位」「抽出方法」「製造年月日」「原産地」…などが書かれているかどうか
を確認します。
天然か合成か用途によって使い分けが必要ですが、天然の香りは人工的に作られた香りと比べると、香りに奥行きがありとても良い香りがします。
テスターのあるアロマショップでは実際に香りを嗅いでみる
専門のアロマショップでは、大体その精油のテスターが用意されています。
キャップを開けて、まずは香りをゆっくりと嗅いでみてください。
スーッと静かに鼻に通していくイメージです。
おすすめは、柑橘系の香りやラベンダー、ローズマリーなどの香り。
柑橘系の香りとは、オレンジスイート、グレープフルーツ、レモンなどです。
これらの香りは昔から馴染みのある人も多いのではないでしょうか。
あるいは、ラベンダーやローズマリーはいかがでしょうか?
日本でアロマテラピーと言えば、真っ先にラベンダーを思い浮かべる人も多いですね。
ローズマリーも庭先に咲いているお宅も多く、料理にも登場する代表的な植物です。
実際にテスターで香りを試してみるのと、香りを試さずにネットで精油を買うのとでは、印象もかなり違うのではないでしょうか。
まずは、「私、この香り好きだな」「ずーっと嗅いでいたいな」「眠るときに使いたいな」と思うような香りを選んでみましょう。
きっとその香りは、あなたにやさしく寄り添ってくれるはずです。
私にピッタリの香りをいざ!日常で使おう!!気負わずアロマテラピーの世界を楽しんでください
香りを選んだら、今度は実際に使ってみましょう。
一番簡単な方法としては、ティッシュに1~3滴ほど垂らして、香りを嗅いでみます。
ティッシュではちょっとオシャレじゃないな~と思ったら、アロマペンダントやアロマ加湿器、アロマディフューザーなどを使ってみましょう。
天然の香りのある生活に慣れていくために、最初は少ない量から始めてみてください。
慣れてきたら、今度はお風呂に入れてみましょう。
全身浴で最大5滴まで、半身浴では最大3滴まで入れられます。お風呂に入れたらよくかき混ぜましょう。
精油は水(お湯)とは混ざりませんので、入るときによく混ぜるか、香りのついていないバスソルト(アロマショップなどで販売されています)大さじ2杯ほどに精油を垂らして、お風呂に入れてよく混ぜるとお湯と馴染みます。
柑橘系の精油は肌への刺激がある場合もあるので、敏感肌の人は専門スタッフに尋ねておすすめの精油を教えてもらうといいです。
いかがでしたでしょうか?
他にもたくさんアロマテラピーの楽しみ方があります。