つらい生理痛に試してほしいアロマオイル4選とおすすめのアロマレシピ
2023.6.27
毎月訪れる生理痛。多くの女性にとって、切っても切れない女性特有の悩みのひとつですよね。
生理中のイライラやむくみ、腰痛など様々なトラブルがありますが、いつものことだから仕方ないと諦めていたりしませんか?
あまり市販薬に頼りたくないけど病院へ行くのは辛い、薬を飲み続けたら効かなくなる?など不安要素は尽きません。
痛みや体調の変化も1人ひとり違って、同じ女性だから悩みを理解してもらえるという事でもないので、人に相談しづらいというのも悩みのポイントかもしれません。
心身ともに負担が大きくなりがちな生理期間ですが、植物の力を使って心身に優しくアプローチしてみませんか?
心も身体もリラックスさせながら、毎月のイベントと上手に付き合っていきましょう!
生理痛が起こる原因は?
生理痛は、経血を押し出す時に子宮が収縮することで、痛みを感じるとされています。この時に、痛みの物質プロスタグランジンが生成されます。 この物質は子宮の収縮を促して生理の経血を身体の外に排出する役割を果たします。
プロスタグランジンが必要以上に多く分泌されると子宮が強く収縮するので、痛みも強くなります。個人差はありますが、生理の始まる前日から2日目・3日目に起こりやすいと言われています。
生理中は基礎体温が低くなります。体温が低くなると血流が悪くなるため、冷え性の方は生理痛がひどくなる傾向にあります。
またプロスタグランジンは血管を収縮させる作用もあるので、むくみや腰痛、だるさなどの症状にも繋がると言われています。
アロマが生理痛にもよいとされる理由とは?
香りを嗅ぐことで、痛みを感じなくなる、すぐに改善されるという事ではありません。
一般的なお薬などとは異なり、「アロマ(芳香)」+「テラピー(療法)」という名前の通り、香りを使って心身のトラブルにアプローチして、健やかな状態に導いてくれるのがアロマテラピーです。
天然由来成分のエッセンシャルオイルはダイレクトに脳に働きかけるので、ホルモンバランスの調整作用に優れている香りや、痛みや気分へ働きかけてくれる香りを使って、不安な気持ちを和らげたり、不調の原因にアプローチすることで健やかな状態に導いてくれるとされています。
生理痛にアプローチしてくれるおすすめの香り4選
では、つらい生理痛に寄り添ってくれるアロマはどんな香りなのでしょうか?
セラピストおすすめのアロマオイルを4種ご紹介します!
ラベンダー
アロマテラピーの世界で万能精油とも呼ばれているラベンダー。
鎮静・鎮痛作用があるとされているラベンダーの精油は、生理痛にも寄り添ってくれるんです。
AEAJ日本アロマ環境協会の調べによると、ラベンダーを使ってトリートメントを行った際、生理痛が軽減されたと言われています。
・AEAJアロマ環境協会 「月経痛に対するアロマテラピーマッサージの有用性」
ラベンダー精油はコチラ▽
ローマンカモミール
ハーブティーとしても人気のカモミールは、体を温めてくれる作用があるとされています。
りんごのような甘く優しい香りは、リラックス効果も高いため、精神的にも不安定になりがちな生理中におすすめのアロマのひとつです。
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クラリセージ
クラリセージに含まれる「リナリルアセテート」という成分に鎮静作用があり、痛みを緩和させてくれると言われています。
幸せホルモン「オキシトシン」の分泌を促すともいわれており、ホルモンバランスを整えたり、リラックス作用もあると言われており、女性のためのハーブと呼ばれるのも頷けますよね。
植物療法の世界では古くから、消化器系や目の疾病などに使われてきた植物で、スキンケアや香水などにも広く使われている精油です。
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ローズオットー
花の女王と呼ばれるダマスクローズから採取される希少な精油ローズオットー。エジプトの女王・クレオパトラがこのバラを愛し、美肌を保つためにバラ風呂として好んで用いていたと言われており、不老長寿や若返りの薬として中世ヨーロッパでは珍重されてきたとされています。
女性ホルモンと似た働きをすると言われているローズの香りは、自律神経や内分泌系、女性特有の症状を和らげてくれるとされており、スキンケアやフェミニンケアアイテムなどでも広く使用されています。
憂うつな生理中は、「花の女王」のうっとりするような贅沢な美の香りに癒されてください。
ローズオットー精油はこちら▽
癒しの香りでつらい生理痛を乗り切ろう!生理痛におすすめのアロマレシピ3選
アロマバスで体を温めて心身をリラックス
生理中は入浴を控える方もいらっしゃいますが、生理中はどうしても体が冷えてしまいがちです。体を温めて心身をリラックスさせるアロマバスを紹介します。
〈準備するもの〉
・あら塩……大さじ2杯
・生理痛ににおすすめアロマ……6滴
・小さめの器
・かくはん棒
〈作り方〉
① あら塩 大さじ2杯を小さな器に入れます。
② 生理痛におすすめのアロマを6滴加えます。
③ かくはん棒でよく混ぜます。
④ お好みの温度のお湯に入れてかき混ぜてから入浴してください。
さっぱりとして、気分もスッキリしますよ!
体が冷えないうちに早めに就寝しましょうね。
アロマを使ったかんたん温湿布でほっこり温め
アロマ初心者でも手軽にトライできる、タオルをお湯に浸して絞るだけのかんたんアロマ湿布。
仕事中、勉強中などリフレッシュしたいときにもおすすめの方法ですよ。
〈準備するもの〉
・生理痛ににおすすめアロマ……1~2滴
・ディスペール(アロマセラピー用乳化剤)…….9~18滴
・ビーカー
・かくはん棒
・洗面器
・タオル
〈作り方〉
① ビーカーにディスペール9~18滴入れます。
② 生理痛におすすめのアロマを1~2滴加えます。
③ かくはん棒でよく混ぜます。
④ 洗面器に熱めのお湯を張り、③を溶かします。
⑤ タオルを浸し、固く絞ります(やけどに注意してください)
温めたい箇所にタオルを当ててお使いください。
タオルが冷えないようにタオルの上にラップをかけて、さらにタオルで覆ってください。
ディスペール(乳化剤)はこちらから
おなかが痛い時はアロマクリームでやさしくお腹を温めトリートメント
生理痛でおなかが痛い時は、アロマクリームでお腹をトリートメントしましょう。
〈準備するもの〉
・生理痛におすすめアロマ……3滴
・クリームベース15g
・小さな器
・かくはん棒
〈作り方〉
①クリームベースに生理痛におすすめのアロマを加えます。
②よく混ぜます。
手のひらでクリームを温めてからお使いください。
セルフトリートメント方法をご紹介します。
①みぞおちから、おへその下くらいまでを手のひら全体を使います。ゆったりとした一定のリズムでやさしくなでるように円を描きながら手をすべらせましょう。
②両手の指を重ね合わせて小さな円を描きながら、下腹部を時計回りにマッサージします。ゆっくりとやさしく行いましょう。
深呼吸をしながら、香りを楽しんでください。
クリームベースはこちらから▽
毎月くるつらい生理もやさしいアロマで癒されよう
毎月くる生理痛。個人差はもちろんですが、ストレスや生活リズムの乱れなども影響すると言われています。上手に付き合っていくためには、生活や睡眠を見直して健やかな毎日を過ごせるように心がけていくところから始めましょう。
アロマを使ってみるのも生理痛と付き合っていく方法のひとつ。
今回は生理痛のタイミングにおすすめのアロマを紹介しましたが、香りの感じ方や好みには個人差があるので、色々と試しながら自分にとってしっくりくる香りをみつけてみてくださいね。
植物のチカラを上手に使って、1ヵ月頑張った体を癒してあげましょう。