「アロマ連想ゲームでイメージを」新しい一年を迎える香り
2022.1.6
あけましておめでとうございます。
昨年はたくさんコラムを読んでいただきありがとうございました。
今年も読者の皆様のお役に立てる記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2022年私にとって最初のコラムですので、まずは新年らしい内容をお送りいたします。
イメージを膨らませて香りを楽しむ「アロマ連想ゲーム」
年末年始はゆっくり休めましたか。変わらずお仕事でお忙しかった方、ご家庭の用事でお忙しかったという方、ゆっくりできた方、それぞれだと思います。また既に2022年の仕事初めが済み、通常営業に戻っている方もいらっしゃると思います。
お正月飾りやお正月気分を味わうのは、その見た目や食事、服装、ご挨拶などだけではありません。新しい年を迎えてまだ間もない今だからこそ、自分自身や一緒に暮らす家族に向けて、新年の香りをアレンジしてみませんか。
「お正月」「新年」「新しい」「はじまり」「スタート」「冬」……などから自由に連想していきます。和風、洋風にとらわれず、自分なりの新年の香りを楽しくイメージして、そのイメージに合った精油を選んでいきます。
ミカンの香りを連想する
例えば…
- 「冬はよくミカンを食べる」というイメージがあれば、スイートオレンジやゆずなど、「ミカン」から連想して近いものや、好きな香りのものを選びます。
- 1から更に連想をすると、「冬のミカンはやっぱり温かいこたつに入って食べたいな」と思ったら、温かさ(暖かさ)をイメージして、ジンジャーやスイートマージョラムなどの香りを選んでみます。
上記1、2を組み合わせてアロマブレンドを作るとしたら、例えばスイートオレンジ+スイートマージョラムを組み合わせたり、ゆず+ジンジャーを組み合わせたりすることができます。
もちろん、「ミカン」でなくても良いです。冬は、今の季節は、「りんごだよね」という方は、りんごのイメージに近い香りを探してみましょう。
一般的に、青りんごの香りに似ていると言われるのがローマンカモミールですが、嗅ぐ人によっては賛否両論あります。
あくまでも、自分の香りのイメージや嗅いだ時の直感を大事にすることがここでは大切なので、あまり頭で考えすぎたりイメージにとらわれすぎず、頭と心を緩めながらイメージしてみましょう。
冬のひんやりとした香りをイメージする
他には、
「冬の、冷たくて、スーッとした空気感」というイメージがあれば、どんな風景や香りがありますか。
雪や氷、氷柱、白鳥、晴天、などお住まいのところや思い出など、人によってイメージするものも、カラーも違うと思います。
例えば、ひんやりとした森の中をイメージするのであれば、ユーカリグロブルスやファーニードルなどの香りを選んでもいいですね。他にも、ティートリー、サイプレス、パインニードル、ジュニパーベリーなども候補にあがりそうです。
あるいは、冬やひんやりとしたイメージの中には、どことなく寂しさや苦々しさを感じる人もいらっしゃります。ミルラやフランキンセンス、ベチバーなども合いそうですね。
その人のイメージなので、不安になる必要はありません。さらに連想をしていき、イメージに近い香りを選んで、ぜひ勇気を出して使ってみましょう。
暖かさを感じたい、そんなときの香りは?
「冬。人恋しいから甘い香りや落ち着いた香りがいいな」
と思ったら、バニラやベンゾイン、トンカビーンズなどの甘さの感じられる香りを選んでも良いと思います。また、サンダルウッドなどは樹木系のどっしりとした香りの中に、ミルキーな甘さも感じられます。
また、寒いこの季節には温かいコーヒーや紅茶も美味しく感じられます。コーヒー精油や、アールグレイティーの香り付けに使われるベルガモットも良いですし、レモングラスの香りは身体を温めるエスニック料理やハーブティーに良く用いられます。
イモーテル(ヘリクリサム)の香りは、ウッディ調の濃厚な甘さの中にスパイシーさとどっしりとした力強さを感じられる香りです。
正解を探す必要もないし、不正解を恐れる必要もありません。答えはあなたの中にだけあります。もちろん組合せも自由です。まずは2~3種類から試してみてください。
アロマブレンドを行う際は、ガラスや陶器の小皿にまず1滴ずつ垂らして、軽く混ぜてみてください。ティッシュに付けて少しの間空気に触れさせると、瓶から直接嗅いだ時とは違う香りになっているはずです。自分の心地良いと思う比率にブレンドすれば、それはあなただけの「新しい一年の始まりの香り」です。
いかがでしたでしょうか。
ぜひ「自分軸」で作った香りで、2022年をスタートさせてくださいね。