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秋の花の精油で、秋の夜長を贅沢に | チュベローズと金木犀

2017.9.20

秋の花というと何が思い浮かびますか?菊、秋桜、彼岸花、竜胆、桔梗…たくさんありますね。今回はそんな秋の花の中から、精油にもなっているチュベローズと金木犀についてご紹介したいと思います。香りの特徴や、おすすめの使い方、精油のブレンドレシピなど。秋の夜長をチュベローズと金木犀の精油で贅沢に過ごしてみてはいかがでしょう?

貴重なチュベローズの精油で贅沢な夜を

チュベローズ(チューベローズ)をご存知でしょうか。真っ白なお花で、別名「月下香(げっかこう)」とも呼ばれます。

夕方~月夜に香りが強くなるとも言われ、とても香り高く濃厚で女性らしい香りがします。ジャスミンと同様に「夜の女王」とも言われ、もちろんジャスミンとの相性も抜群です。

季節は晩夏、開花時期は8~9月ですので今まさにチュベローズの季節です。

チュベローズの精油はアブソリュートのものが大半のため、アロマトリートメントではあまり使われません。

とても芳しい香りなので香水の原料にもなります。

たくさんの花から、わずかな量しか精油は取れないため大変貴重です。

甘くうっとりする香りはぜひ芳香浴にどうぞ。

秋の夜長を贅沢に過ごすにはピッタリの香りです。

オレンジ色の小花がかわいい金木犀の香り。精油があるって知っていましたか?

金木犀がそろそろ咲き始める頃でしょうか。

金木犀の開花時期は9月中旬~10月下旬頃。やさしいオレンジ色の小さな花がいくつも集まって、近くを通るだけで甘い香りがしてきます。

濃厚な香りなので好き嫌いが分かれるようですが、私は子供の頃から大好きな香りです。

随分昔、一時期トイレの芳香剤で金木犀の香りというのが出回りましたが、生の花の香りや精油はそれらとは全く違う芳しい香りです。

この香りをとても好きな香りだという方やこの花や香りで秋を感じる方も多く、香水や手作りコスメの香料としても使われることが多いそうです。

金木犀の精油もあります。

金木犀の花が咲いているところを通った時の香りと、精油瓶に詰められた濃縮された香りでは香りの濃さがやはり違うように私は思います。

ですが、芳香浴でほんの1,2滴垂らすとそこはまるで金木犀が部屋の中に咲いているかのようです。

こちらの精油もアブソリュートですので、やはりアロマトリートメントでは滅多に使いません。

秋の夜長を秋の花の香りで静かに過ごそう!おすすめの精油ブレンドレシピ

夏の疲れと毎日の繁忙さと朝晩の冷え込みで、なかなか寝付けない方も。

最近は陽が落ちるのが早くなってきて、夜は虫の声もよく聞こえます。少し窓を開けて外の気持ち良い風を取り込んでみてください。

そして昼間の部屋の空気を入れ替えたら、ぜひチュベローズや金木犀の香りを、静かな気持ちで1,2滴ディフューザーに垂らしてみましょう。

やさしい照明付きのディフューザーを使えば心も落ち着き、リラックスもリフレッシュもできそうですね。

単品だと香りが甘く濃厚すぎる場合は、少しスッキリとした香りをブレンドしても良いかもしれませんね。

ベルガモットやスイートオレンジ、レモンなどの柑橘系の香りをブレンドすると軽やかに、そしてまろやかなブレンドにしてくれます。

フランキンセンスやサイプレスをブレンドするのもおすすめです。

静かな気持ちで自分自身と向き合う時間にしたい場合は私はよく利用します。

香りも角が取れたような、それでいて少し大人の苦みやスッキリさが交わるブレンドになります。

ぜひ試してみてくださいね。

いかがでしたでしょうか。

秋の花の香りを上手に使って秋の夜をのんびりと過ごしましょう。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト

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