風邪だけでなくインフルエンザが猛威を振るっていますね。
皆さまご体調はいかがですか?
また、早い方ですと花粉症状が出てきている方も。
マスクは、感染予防や花粉を吸わないだけでなく、寒さから守ったり乾燥対策にも使われることが多くなりました。
外出時は必ずマスクを着用する方、カバンに1枚必ず入れて持ち歩いているという方、さまざまだと思います。
今回は、マスクを含めアロマやハーブを使った今すぐできる簡単セルフケアについてご紹介いたします。
冬から春はマスク持参で安心。マスクにもアロマを活用
マスクに香りを付けておくと、マスクをした時にスーッと鼻の通りがよく感じられたりすることがあります。
精油は薬ではありませんので、ここでは薬理効果を全面に出すご紹介ではなく、あくまでも自己責任の範囲内で、鼻のムズムズを少しでも和らげるために利用していただければと思います。
マスクに直接精油(エッセンシャルオイル)を垂らすと、刺激が強いため、もしどうしても時間がなかったりする場合をのぞき、マスク用のアロマスプレーを作っておくことをおすすめします。
マスク用アロマスプレーの作り方(0.5~1%濃度)
【用意するもの】
・ガラス瓶10ml(小さめの香水瓶やアトマイザーでOK)
・無水エタノール2ml
・精油1~2滴
・精製水8ml(なければミネラルウォーター)
【作り方】
1.ガラス瓶に無水エタノールを入れる
2.精油を1~2滴入れる
3.こぼれないように軽く回すなどして混ぜる
4.混ざったところへ精製水をゆっくりと入れる
使う前に必ずよく振ってからマスクの内側にスプレーをします。
マスクがスプレーを弾くことがありますので、その際は清潔な手で軽く押して馴染ませるか、口に当たる部分を触ることに抵抗がある場合や、その時手が清潔でない場合は、ティッシュやコットンに多めにスプレーして、それをマスクに当てて香りを移しましょう。
上記のレシピは、濃度は0.5~1%です。
精油を直接マスクに垂らす場合は1滴で充分です。
ですが、精油は有効成分を高濃度に含有した芳香物質ですので、直接つけるとマスクの中のようにこもりやすい中ではとても香りが強く感じられます。
また、肌に直接付いてしまう可能性があり、人によってはその箇所が赤くなってしまうこともあります。
とくに刺激の強い香りはマスクから漏れた香りが目の粘膜を刺激し痛めてしまうこともありますので、くれぐれも気をつけましょう。
このような理由から、あらかじめスプレーを作っておき、使うときに毎回スプレーをした方が良いです。
小さめの香水瓶やアトマイザーでしたら、持ち歩くこともできいつでも使えますね。
また、大容量を作り置きをしておくよりも、香りをこまめに作り直す方が気分転換にもなり、古いスプレーを使わなくて済むのでおすすめです。
おすすめの精油は、
- ラベンダー
- ティートリー
- ユーカリ
- ペパーミント
- ローズマリー
など。
スーッとした香りは鼻がムズムズするときに爽快感を感じられます。
ですが、同時に刺激もあるので少ない量で使いましょう。
また、ここでは天然の精油(エッセンシャルオイル)の使用をお伝えしています。
アロマオイルやフレグランスオイルと呼ばれているものは天然のものではない可能性がありますので、必ず使う前に確認してください。
アロマペンダントに香りをつけて「私だけのアロマテラピー」を
今、たくさんの種類のアロマペンダントが出回っていますね。
お好きなタイプのアロマペンダントを身につけて、ぜひ「私だけのアロマテラピー」を楽しみながら、対策をしてみてください。
アロマペンダントに香りを付ける場合も、多すぎると香りが強すぎます。
ペンダントの長さにもよりますが、ペンダントが揺れた時にほんのり鼻に届くくらいの方が邪魔になりません。
優しい香りは癒しにもなりますが、強い香りは刺激になります。
仕事中や勉学中に強い香りがすると、鼻が疲れたり返って頭が痛くなったり具合が悪くなる可能性もあります。
ペンダントに香りを付ける場合は、まずはほんのり程度(1~2滴)にしましょう。
香水瓶タイプのアロマペンダントの場合は、説明書に書いてある容量を守って使ってください。
おすすめの精油は前項で挙げたものの他、
- ご自身が気に入っている香り
- レモンやグレープフルーツなど馴染みのある柑橘系の香り
- スッキリとした香り
を選ぶと、ストレスになりません。
アロマペンダントに香りを付ける時は、必ずマスクを外して自分の鼻で香りを確認してください。
自分だけにしか香らないとはいえ、満員電車やオフィス内、学校の教室内など人がたくさんいるような場所や閉ざされた空間などでは、周りの人に強い香りだと迷惑がられてしまう可能性があります。
まずは少なめの量からチャレンジしてみてください。
ハーブティーで一息
オフィスやご自宅でハーブティーを飲むことはありますか?
ぜひこの機会に、ハーブティーも試してみてくださいね。
ペパーミントティーやネトルというハーブの入っているハーブティーが、鼻がムズムズする季節にはおすすめです。
ネトルには、ビタミンやマグネシウムなどミネラルが含まれています。
鉄分も豊富で、妊婦さんも飲むことができます。
また、抗ヒスタミン成分があり、花粉などアレルギー症状を和らげるともいわれています。
女性に嬉しい働きが多く、ブレンドハーブティーにも入っていることが多いハーブです。
シングルでは飲みにくいという方も、ブレンドハーブティーから始めると飲みやすくておすすめです。
ホットで飲むと、香りも楽しめ身体も温まります。
ペパーミントには、ミントポリフェノールという成分が含まれており、このミントポリフェノールは抗アレルギー作用があるといわれ、特にスギ花粉が原因と思われる鼻の粘膜の腫れを和らげるとされています。
「ミント」とつくものは多くの種類がありますが、このミントポリフェノールはペパーミントに多く含まれます。
ミントティーは、その香りだけでなく飲むと口の中もスッキリしますので、休憩中やご自宅で飲むのも良いです。
妊娠中の飲用については、妊娠初期の悪阻にお悩みの方でミントティーが飲める場合は可能ですが、そんなにグビグビ何杯も飲むものではありません。
ハーブティーはお医者様と相談して飲みましょう。
また授乳中の方が飲む場合は、母乳分泌過多でお悩みの方には良いそうですが、そうではない場合は母乳の分泌を抑制してしまうので避けた方が良いでしょう。
成分を濃く出し過ぎないこと、飲み過ぎないこと(1~2杯程度なら大丈夫とも言われています)などに気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか。
ぜひご自身でできるものから始めてみてください。
ご紹介したアロマテラピーやハーブティーの飲用は、「治す」とか「◯◯にならない」と保障するものでは決してなく(日本では)薬でもありません。
だからこそ、ご自身で香りを楽しみながら、セルフケアとして使ってみてはいかがでしょうか。
精油は自分にそっと寄り添うものです。
楽しみながら、大切にしながら、ご自身のケアにお役立ていただければ幸いです。