ゴールデンウイークだから、お部屋のセルフケアで心身共にリフレッシュを!
新緑の美しい季節。すっかり暖かくなり、気分も明るく足取りも軽くなってきます。
気候も良い時期ですから、行楽シーズン真っ只中です。外に出かけるのも楽しいのですが、しっかりと衣替えをして、春~夏にかけての装いを整えたい時期でもあります。
こんにちは、野口 花琉実です。
今回は5月の連休を前に、ちょっと趣向を変えて、お部屋のセルフケアをお伝えしたいと思います。
セルフケアというのは、自分のココロやカラダを整えるために行うものですが、自分の体の外側である生活空間も、私達の身体の一部と言っても過言ではない…
そんな私達に深く影響を与える重要な要素になっています。
自分の感覚を内省してみましょう
例えば、古い雑居ビルの地下などにある飲食店に行くとき、お店の中は雰囲気良く作られていても、階段や通路に物が積まれていたり、キレイではない雰囲気だったりすると、そこを通るときに、
「なんとなく、イヤだな~」
と思いながら通り過ぎることはありませんか?
あるいは、できるだけその「イヤーな」空間を見ないように、感じないように自分の感覚をシャットアウトして通り過ぎようとしたり。
それは、その場所に積み重なっている、イヤーなエネルギーから身を守るために私達が無意識に行っている防御規制反応なのです。
このように、私達は自分の外側にある物からも、影響を受ける感性を持った生き物です。
良い影響を受けるためにも、しっかりとお部屋のセルフケアを行うことが大切なのです。
お部屋のセルフケア。必要な物、不要な物を感性でジャッジ!
さて、お部屋のセルフケアを行うために、まず自分の生活空間を改めて見てみましょう。
改めて見回してみて、自分にとって心地よく、気分良い空間ですか?
皆さんが眺めて心安らぐ物、触れてみたら気持ち良い物や場所、使っていると楽しくなる道具、着る度に気分を上げてくれる洋服…
そんな物で充たされていますか?
もしかしたら、何年も置いたままで埃をかぶった飾り物や、適当に押し込んだ小物、雑貨、書類、本など、実は見たくない物となって、雑居ビルの階段のように意識を向けないように、感じないようにしている物たちがたくさんありませんか?
クローゼットには、服はあるのだけれど、着れない服、着たくない服が場所を占めていて、毎年、衣替えの度に出してはしまい、しまっては出して、暗い気持ちになっていませんか?
そんな物達に囲まれて毎日生活しているとしたら、その場が放つエネルギーの質はどのようになっているのでしょうか。
普段は忙しくて、いちいち見渡すこともない部屋の中ですが、ちょうど衣替えにも良い時期ですので、ゴールデンウイークという時期をつかって、お部屋のセルフケアをしてみましょう。
セルフケアで鍛えた手は有能なセンサー!
数年前から、断捨離やミニマリストなど色々と流行っていて、私も一時期断捨離にはまった時期がありました。
ただ、現実的にそこまでスッキリ物を減らすということは、なかなかできないものです。
お部屋のセルフケアを行う際は、完璧を目指すのではなく、意識の外に追いやっている部分に目を向けて、そこにいる物達に行き場を作ってあげるというぐらいで、部屋の雰囲気はずいぶんと変わってきます。
そのための手段として、今までセルフケアで鍛えた感覚を生かす方法をご紹介します。
女性にとっては一番の悩みと言ってもいい洋服を例にとって考えてみましょう。
【触れて確認する】
クローゼットやタンス、衣装ケースなどに保管されている洋服を、ひとつひとつ手に取って、手に意識を向けてしっかりと触れてみてください。
一枚一枚、手で取り上げてみるのです。
視覚だけではなくて、手から伝わってくる感覚を聞きます。
「これは心地良いな」とか「好きだな」とか、なんとなく手が快・不快を感じてくれます。クローゼットにかかっている洋服を目で見て
「いるか?いらないか?」
を判断しようとすると、視覚と理性がジャッジを始めます。
「まだ、古くなっていない。」
「少し流行おくれだけど、工夫すれば着られる」
など、正当な理由を頭が考えます。
それを、見るだけではなく手に取ってみます。
そうすると、理屈はどうであれ、心地よいか悪いか、手から伝わってくるのです。
手はとても感覚が鋭く、そして手の感覚野は脳の中で他の触覚よりも多くの割合を占める部分です。
例えば目を閉じて物に触れると、その感触で陶器のように堅くて重い物なのか、布や紙のように柔らかく軽い物なのか、視覚なしでも判断できます。
手はとても敏感に出来ていますし、今までセフルケアにおいても、手でお肌に触れてお肌の状態を判断するということを鍛えてきました。
それに、何よりも私達は好きな物には、たくさん触れていたいですが、嫌いな物には、あまり触れていたくないのです。
ですから、見るのではなく、手で触れて、理屈ではなく、本当は好きなのか?を感じれば良いのです。
そのために、じっくりと触れてみてください。ずっと触っていたい、触れているとその物へ愛情が芽生えてくる、明るい気持ちになるなど、前向きな気持ちになる物を残します。
なんとなく、心の中に「もやっ」とした物があったり、頭で必要性を考えたり、その物の付加価値を理屈づけたりするようなら、それを持ち続けることは、自分の負担になるということです。
心の負担を取り除くことこそ、お部屋のセルフケアの目標です。
すべてに使える生活環境のセルフケア!
このお部屋のセルフケア方法は、家の中にある物全てにおいて使えます。
埃をかぶっていた置物を手に取ってみたら、埃をぬぐって生き返らせてあげたくなるか、埃をかぶって汚いなと思うか。
必要な物を処分しなくても良いのですが、今、手に取って見るまで存在を忘れて数ヶ月、数年経っていた物が本当に必要な物なのか?を冷静に考えてみましょう。
毎日、場所と時間を決めて、端からすべてに触れていきます。目についた物だけというのではなくて、むしろ目についていなかったけど、そこにある物に気がつくというのが重要です。
意識の外に追いやられていた物達に、自分の手を使って向き合ってみましょう。
無理に捨てなければとか、思う必要はありません。一つ一つ手に取ることによって、もしかしたら、全部大切な物だったと気がつくかもしれません。
それなのに忘れられていたならかわいそうです。
自分の体のセルフケアも部屋のセルフケアもポイントは同じ。
「意識を向けること」
そして、意識を向けるというのは目や頭の中だけではなく、今ここを感じるために触れること。
今回は皆さんを包み、守り、表現する洋服や、皆さんが食事をしたり、くつろいだり、睡眠をとる部屋など、セルフケアの範囲を少し広げて考えてみました。
衣替えの際に、少し意識をして、クローゼット全体からお部屋全体まで見直すには、とても良い時期です。年末の大掃除でキレイにした場所も、半年近く経つと汚れや物が溜まってくる時期です。
ここで一旦、隅々まで目を向けてセルフケアをすることで、心も身体もお部屋も心地よくなることでしょう。
気持ちのいい気候ですから、窓を開けて清々しい空気を胸いっぱいに吸い込んだら、お部屋の中へも新しい空気をたくさん入れてみてください。
拭き掃除に!☆簡単アロマスプレーレシピ☆
最後に、棚などの拭き掃除には、簡単に作れるアロマスプレーの作り方をご紹介します。
アロマスプレーを使うと空間のセルフケアはもちろん、楽しく気分よく掃除ができます。