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夏に使いたいキャリアオイル

2017.6.22

夏のアロマトリートメントはオイルのベタつきが気になる!そんなときは、普段使っているキャリアオイル(植物油)を見直してみるのはいかがでしょう?今日は、サロンセラピストさんだけでなく、自宅でセルフオイルケアをしたいという方にもおすすめの、夏に使いたいサラッとした使い心地のキャリアオイルをご紹介したいと思います。

オイルケアでも、夏はやっぱりサラッとしたい!

アロマトリートメントサロンでは、やはり夏はオイルのベタベタが気になるというお客様もいらっしゃいます。

そんなときに、化粧品を変えるようにキャリアオイル(植物油)もお客様の肌質や季節に応じて変えることができたら、よりお客様にお喜びいただけます。

サロンセラピストさんだけでなく、自宅でセルフオイルケアをしたいという方にも、この夏使いたいサラッとした使い心地のキャリアオイルをご紹介します。

サトウキビから得られるシュガースクワランオイル

シュガースクワランオイルというキャリアオイルはご存知ですか?

これまでスクワランオイルというと、深海ザメの肝臓から抽出したものやオリーブを原料とした植物性スクワランが主流でした。

ここ数年で、サトウキビから得られるシュガースクワランオイルが注目されるようになりました。

シュガースクワランオイルは、環境に配慮した次世代スクワランです。

日本では沖縄産もありますが、多くはブラジルの広大な畑で栽培されたサトウキビから抽出されています。

サメやオリーブ由来が、貴重動物保護の面や収量によって価格変動することを考慮すると、サトウキビは再生可能植物といわれており地球にやさしく環境配慮型、地球環境保護の観点、バイオ技術を駆使した製法で供給量に制限が無いとされています。

畑からの収量を見てもオリーブ由来の4倍といわれています。

それになんと、サトウキビが採れなくなったとしても糖があれば代替生産が可能なのだそうです。

また使用感については、伸び・なじみやすさ・油性感・べたつき感・しっとり感の5項目においてはサメ由来、オリーブ由来とほぼ同様だというデータもあるよう。(※日光ケミカルズ株式会社のデータを参考)

私は夏の時期、自分のサロンで使用しています。

使用してみた個人的な感想としては、まるで水のようにサラッとしています。

サラサラした感触で肌なじみが驚くほど良く、被膜感をほとんど感じないので施術後もまったくべたつき感は感じられません。

肌にも優しくお顔にも使用できます。

軽めのテクスチャーなのに酸化もしにくいです。

普段オイルケアに慣れていない方やべたつきが残るのが嫌という方、とくに夏の時期にはおすすめです。

夏の花ヒマワリ!ヒマワリオイル(サンフラワーオイル)も使ってみたい

ヒマワリオイル(サンフラワーオイル)はご存知でしょうか。

淡黄色をしたキャリアオイルで、ヒマワリの種子から得られるオイルです。

ビタミンEが豊富で、治療薬として使われてきたという歴史もあります。

すべての肌質に合い、皮膚を柔らかくし潤いを与えてくれます。

精製度合いにより香りは無臭~ややあります。

軽めのテクスチャーで浸透もしやすいですが、しっとりしていて抗酸化作用が期待でき、エイジングケアにも向きます。

食用でサンフラワーオイルは馴染みがあると思いますが、近年では化粧品原料としても広く利用されてきています。

個人的には、サンフラワーという名前のとおり太陽のような花の明るさと夏の暑さに負けそうなとき元気でたくましいパワーをもらえるような気がして好んで使います。

栽培量が豊富なため比較的安価ですが、安価すぎる場合粗悪品の可能性もあるため信頼できるメーカーから購入するようにしましょう。

また、どんな肌質にも合うと先述しましたが、初めて使用する際はパッチテストを行ってください。

いかがでしたでしょうか。

キャリアオイルは肌に直接塗布するため、自分の肌質に合うかどうか最初にパッチテストをするなどしてチェックすることが重要です。

さまざまなキャリアオイルが出回っていますので、自分の肌質に合うか確かめたら季節や肌の状態に合わせてキャリアオイルも選べたら良いですね。

今回は精油については触れませんでしたが、キャリアオイルをマッサージ(オイルトリートメント)などのセルフケアに使用する場合は、単独で使用するか、お好きな精油を1滴まずは入れて使ってみてくださいね。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト