ビューティー&ウェルネス情報

自宅でできる美容、健康情報やエステ、スパ、ヨガなどの店舗、サービス情報をお届けするあなたのwell‐beingガイド

香りで清浄、リフレッシュしよう

2020.7.1

梅雨真っ只中。ムシムシとした屋内は、なんとなく空気も気持ちもどんよりしがちです。精油や芳香蒸留水、ナチュラル素材を使って、気分転換も兼ねながら掃除と空気清浄をして気持ちをリフレッシュしましょう。

梅雨真っ只中。ムシムシとした屋内は、なんとなく空気も気持ちもどんよりしがちです。

精油や芳香蒸留水(フローラルウォーター)、ナチュラル素材を使って、気分転換も兼ねながら掃除と空気清浄をして気持ちをリフレッシュしましょう。

重曹の力を借りてエコな掃除をしよう

重曹粉

実は1つ持っておくと便利なナチュラル素材のひとつが「重曹」です。

重曹は掃除にもとても便利。いくつか使用方法をご紹介しますね。

①洗剤として使う

重曹はクレンザーの代わりになります。油汚れを落とすのにもとても効果的です。

重曹をスポンジなどに少しずつふりかけ、水を少々加えます。そして汚れをこするだけです。

重曹だけでも良いですが、ティートリーやオレンジ、レモンなどの精油を少々加えても良いと思います。

特に油汚れには、リモネンを含むオレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系のものと相性が良いです。

精油を使い過ぎたりスポンジで強くこすりすぎたりすると、傷をつけてしまうことや素材を痛めてしまうことがありますので気をつけましょう。

②生活臭を消そう

良い香りをそのまま被せるのではなく、消臭したいなというときもありますね。そんなときは重曹を消臭剤として使ってみましょう。

空き瓶などに重曹を多めに入れ、精油を加えます。よく混ぜたら、瓶が倒れてもこぼれないように、ガーゼなどを口に巻きヒモやリボンなどで結び、飾ります。

玄関や靴箱の中、トイレ、タバコの匂いのする場所など、においの気になるところに置くことができます。時々、瓶の中の重曹を混ぜ直してください。

また、精油の香りが薄くなってきたら、ぜひ①でご紹介した洗剤(クレンザー)として使用しましょう。無駄なく重曹の力や精油の力を生かすことができます。

ペパーミントやジュニパーベリー、サイプレス、ユーカリなど、空気をきれいにしてくれてすっきりとした香りのものがオススメです。

ただし、これらの香りは香りそのものも強く、刺激のあるものが多いので、使い過ぎには十分気をつけましょう。

③洗濯用洗剤、柔軟剤の代わりに

洗濯用洗剤の量を少し減らして、重曹をその分入れてみてください。軽い汚れなら十分落ちますし、乾くとふんわりします。

柔軟剤の匂いが苦手な方も同様に、ご使用の柔軟剤を少し減らすなどして重曹を少しだけ足してみましょう。洗濯機の中の水も重曹が柔らかくしてくれるため、洗い上がりがさっぱりするのにふんわりします。

すすぎの際に、芳香蒸留水をほんの少し入れると、良い香りがします。柔軟剤の強いにおいが苦手で無香料のものを使っているという方や、柔軟剤そのものを使っていないという方でも、芳香蒸留水を少しだけ入れる方法なら、柔軟剤よりもかなりやさしく、精油よりも少しやさしく、ほんのりとした香りがするので良いですよ。

オススメの芳香蒸留水は、ペパーミントウォーター、ローズウォーター、オレンジフラワーウォーターなど。

最初は10~20mlほどからスタートすると良いです。すすぎの際に入れるので、香りはほとんど残らず、気にもならないかもしれません。普段の洗濯で無香なのであれば、そのくらいからまずは試してみるくらいで良いと思います。

少し強めの香りや、香りが残りやすいもの、少し色がついている芳香蒸留水などもありますので、まずは少量から試してみてくださいね。

部屋の中を良い香りにしよう

加湿器

アロマディフューザーやアロマ加湿器など、アロマ対応のものを使えば、蒸気と一緒に香りを部屋中に広げることができます。

フィルターなどに香りを垂らすタイプではなく、水と一緒に精油や芳香蒸留水を入れられるタイプであれば、精油の適量は守っていればすぐに壊れることはありません。

また、精油を入れると使用後のお手入れが少しめんどうだということであれば、水:芳香蒸留水を9:1くらいで入れてみると良いです。

この比率もまた、芳香蒸留水の種類によりますが、精油よりは芳香蒸留水の方が香り成分が薄いので、強い香りではなくほんのりとした香りを広げたいときにはオススメです。

特に今の時期オススメなのは、ユーカリ、レモン、青森ヒバ、ペパーミント、ローズマリーなどです。

中でも青森ヒバは、その木も香木と言われるほど香りがとても素晴らしいのですが、たくさん使いすぎると濃厚すぎるので精油でも芳香蒸留水でも少量から使用するのが良いです。

また、最近はスティックをガラス瓶に差すタイプのアロマリードディフューザーが人気です。

こちらもお好きな香りのものを飾っていただければ良いと思いますが、うっかり揺れたりぶつかると倒れてこぼれることもあるので、風の当たりやすい場所ではなく安定したところに置くなどしましょう。

ディフューザー以外では、アロマスプレーを作り気がついたときにお部屋に散布するのも良いですね。

スプレーボトルに少量の無水エタノールを入れ、お好きな精油を1~3種類くらい入れます。よく混ぜたら、精製水やミネラルウォーターを加え、よく混ぜます。

身体に使わないスプレーの場合は、精製水などの代わりに水道水を使っても大丈夫です。スプレーはなるべく早めに使い切りましょう。

たまには外に出て思いっきり空気を吸おう

深呼吸

以前より意識してこまめに換気をする機会が増えたと思います。それでもやはり、マスクを一日中したままで過ごさないといけないなど、心も身体も梅雨の湿度と一緒にどんよりとしがちです。

少しでも晴れているときは、外に出てマスクを外し、思いっきり深呼吸をしましょう。

いつの間にか、普段から呼吸が浅くなっていたり外のにおいをちゃんと嗅いでいなかったりすることに気がつくはずです。

雨上がりなら、雨上がりの独特なにおいがあります。カラッと晴れた日には、夏がもうそこまでやってきているような香りがします。田んぼが近くにあれば、青々しい香りもします。

梅雨明けまであと少しです。

それまでは、屋内でできる香りを使った気分転換や掃除、空気清浄を行い、リフレッシュしながら過ごしましょう。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト

関連キーワード

関連するキーワードキーワードから記事を探す