秋の夜長、心と身体のメンテナンスをして自分をいたわる
2019.9.3
9月になりました。蒸し暑い日もありますが、季節は秋に突入しています。夏の疲れ、だるさが出てくる季節の変わり目は、アロマテラピーを上手に利用してしっかり心と身体のメンテナンスをしましょう。今日は精油があればすぐにできる簡単なアロマテラピーをご紹介します。お好きな香りでしっかりと身体をあたためて心を癒やしてあげましょう。
家族や友人とのタッチングで幸せホルモンが出る!?
タッチングを行うと、触った側も触ってもらった側も、心地よいと感じることがあります。
そんなとき、私たちの身体はどんなことが起きていると思いますか?
実は脳の下垂体というところからオキシトシンというホルモンが出ており、これが「幸せホルモン」という風に最近は言われるようになりました。
背中をさすってもらう、ハグをする、アロマハンドトリートメントやアロマボディトリートメントなど…いわゆる「触る」「触られる」という行為。
特に親しい間柄だったり、相手との距離感がちょうど良かったり、信頼できる関係だったりするとさらに良いそうです。
触られる側(サロンの場合はお客様)が施術を受けて気持ちが良い、と感じるのは、経験された方ならその心地よさや気持ち良さをご存知のことと思います。
ですが実は、触る側(サロンの場合はセラピストやエステティシャン)も気持ち良さを感じており、その気持ち良さを感じる時には両者ともオキシトシンが出ているのです。
見よう見まねでも良いので、ご家族やご友人、同僚の方などと肩もみやハンドトリートメントをしてみてはいかがでしょうか。
そこにお互いが好きな香りがあったら尚更良いですね。
アロマ(ここではエッセンシャルオイル、精油のことです)初心者の方におすすめの香りは、
- ラベンダー
- スイートオレンジ
- ベルガモット
- ゼラニウム
- ヒノキ
などです。
疲れも取れて、癒されて、幸せホルモンも出るのなら一石二鳥にも三鳥にもなりそうですね。
足の先からあたためて秋の夜長の心地よい眠りへ
休みの日、外出の際にはまだサンダルを履いているという方も多いと思います。
日中は暑さで気がつきにくいですが、夕方から気温が下がり夜になるとかなり足先が冷えている方も。
シャワーで済ませている方やゆっくり湯船に浸かって温まっていない方は、夜眠る頃になっても足が冷えたままのことも。
そんなときは、洗面器に少し熱めのお湯を張り、5~10分の足湯をしてみてください。
末端があたたまることで血流が良くなり、それまで交感神経優位だった身体も、リラックスモードに移ることができます。
スプーン1杯の天然塩を入れたり、ハーブを浮かべたり、天然塩に1~3滴エッセンシャルオイル(精油)を混ぜ、お湯に入れたりしても良いですね。
最近疲れがなかなか取れない、よく眠れていない気がする、エアコンで身体が冷えている気がする…という方は、ぜひ足湯を試してみてくださいね。
旅先での足湯体験をしたことのある方は結構いらっしゃいます。そしてその気持ち良さ、心地よさを経験したにもかかわらず、自宅でそれをやらないなんてもったいないです!
すぐにできますし、足の疲れやにおいもかなり取れますので一度自宅でも試してみてくださいね。
自分のための香りをいくつか用意しておく
自分をいたわったり、自分に優しくしたり。そういう時間、作っていますか?
自分をいたわることはとても大切なことです。そしてそのための時間を作ることも大切です。
自分のことをつい後まわしにしたり、自分を甘やかしたくないというストイックな姿勢も構いませんが、そればかりでは心も身体も悲鳴をあげてしまいます。
今からでも遅くはありません。自分のために自分を休ませてあげる時間、優しくする時間を作ってください。
5分でも10分でも良いのです。もちろんもっとあっても良いのです。
あなたの好きな香りはどんな香りでしょうか。
あなたが好きだな、癒されるな、ずーっと嗅いでいたいな、気持ちが良いな…とプラスに思う香りをいくつか自分のために購入しましょう。
最初は1本からでも構いませんが、いくつか用意しておくと、その時に選ぶ楽しさが生まれます。
その楽しいと思える時間も、尊いものです。
先述のタッチングに使っても良いですし、足湯の時に使っても良いですね。
他には、アロマライトやアロマディフューザーなどに垂らして部屋での芳香浴を楽しんだり、アロマスプレーを作って寝室や玄関、トイレなどでシュッシュしても良いでしょう。
その時々で気分転換にもリラックスにもなれば、それはあなたにとっての大切な癒しの時間になりますよ。
いかがでしたでしょうか。
夏の疲れを引きずりすぎてしまうと、今の時季はとてもしんどくこのまま秋、冬の寒さに身体が着いていかなくなってしまいます。
自分に優しく、まずはできるケアから行いましょう。
秋の夜長に、好きな香りを嗅いで、しっかりと身体をあたためて、心もあたため癒していきましょう。