混ぜるだけ!アロマで簡単セルフケア
2018.10.16
肌寒い日が続くようになり、私のサロンでも首や肩の痛みや冷えからくる体調不良を訴えるお客様が増えています。そんなときこそ、アロマを使ったご褒美ケアがおすすめですよ。今日はご自宅で簡単に作れる4種類のアロマアイテムの作り方と、日常で行える簡単なアロマケアの方法をご紹介したいと思います。ぜひ、お試しください。
最近セルフメンテナンスしていますか?ご自分へのご褒美、自分のケア、しっかりしていますか?
肌寒い日が続くようになって首や肩についつい力が入りがちに。また、冷えからくる体調不良を訴える方がサロンでも多くなってきたように思います。
今日は日常で行える簡単なアロマケアのご紹介と、アロマサロン利用のメリットをお伝えしたいと思います。
まずは自分で。アロマを使ったセルフケアでバスタイムを有意義に
セルフケアだって本当は一つひとつ丁寧に、大切にした方が良いと頭ではわかっている…
でも毎日忙しいからこそ、一度に色々済ませてしまった方が効率が良い…。
そんな本音に合うアロマを使ったセルフケアをご紹介します。
<アロマバスソルトの作り方>
【材料】
・天然塩(粗いものもしくは細かいもの)
・お好みの精油1~5滴
【作り方】
・天然塩に精油を1~5滴垂らしてよく混ぜます
・お風呂に入れ、よく混ぜて入浴します
全身浴の場合は5滴以下に、半身浴の場合は3滴以下にします。
お好みの精油を使っていただくのが良いですが、柑橘系の精油は入れ過ぎると刺激が強く肌がピリピリすることがあります。好きだからといってたくさん入れ過ぎないように気をつけましょう。
また、お肌の弱い方は柑橘系の精油はバスソルトには使わず、入浴後に眠る前の芳香浴などで楽しみましょう。
おすすめの精油は、
- ラベンダー
- ローズマリー
- ネロリ
- ゼラニウム
- サイプレス
- スイートマジョラム
- ティートリー
など。
私自身は2種類くらいを合計で5滴以下にして使うのが好きです。
<クレイパックの作り方>
【材料】
・カオリン(クレイ) 大さじ2杯
・芳香蒸留水もしくはお湯(水) 大さじ1~2杯弱
【作り方】
・小皿にお好みの芳香蒸留水もしくはお湯かお水を入れます
・カオリンを入れ、カオリンがある程度水分を吸ったところでよく混ぜます
※固さはマヨネーズより柔らかいくらいがちょうど良いです。その時の湿度やさじ加減一つで異なりますので、微調整してください。
初めてクレイパックをする場合は、まず手の甲に薄く延ばしてください。皮膚が隠れるくらいで大丈夫です。
塗ってからしばらくすると塗った箇所の外側の縁が乾いてきます。そうなったらシャワーやお湯などで流してください。
全部乾くまで待っていると、返って肌が乾燥してしまいますので、外側が乾いてきたくらいで流します。
カオリンを使ったこのクレイパックは顔に使うこともできます。
目や口の周りを避け、顔に塗ります。外側が乾いてきたら洗い流します。
パック後は芳香蒸留水やお手持ちの化粧水などでお肌を整えましょう。
おすすめの芳香蒸留水は、
- ローズウォーター
- カモマイルウォーター
- オレンジフラワーウォーター
など。
精油よりも香りがやさしく直接肌に使えることから、パックにもパック後の整肌にも使用できます。
クレイパックは作り置きせず、その都度作るのがおすすめです。
なので、その日の気分やお肌の状態に合わせて芳香蒸留水を変えたりクレイの種類を変えてみるのも気分転換になって良いです。
頻度としては週に1回程度行うと良いです。
パックが乾き過ぎたり、頻繁に行い過ぎるとこれからの季節は肌が乾燥しやすくなるので気をつけましょう。
肌に違和感を感じたらすぐに洗い流してください。
入浴前にアロマバスソルトを作り、クレイパックは使う分だけの材料だけ用意しておいて浴室で作っても良いですね。
お好きな香りに包まれながら1回の入浴で二つのアロマケアが楽しめますよ。
植物油と精油を用意すればOK!簡単アロマケアは楽しみ方いろいろ
次は植物油と精油があればできるアロマケアをご紹介します。
植物油も精油も使う分だけ、少量で、という買い方がなかなか難しいというお声をいただきます。でしたらせっかく購入した植物油も精油もいろいろな使い方を覚えて楽しみましょう!
<アロマトリートメント(マッサージ)オイルの作り方>
【材料】
・植物油 10ml
・お好みの精油 1~2滴
【作り方】
・植物油に精油を1~2滴垂らしよく混ぜます
※身体に使う場合は2滴で良いですが、顔に使う場合は1滴にしましょう。
どんな植物油を選んだら良いかわからない、という方は以前書いたこちらの記事を参考になさってください。
今一番疲れているところはどこでしょうか。
首や肩などのデコルテラインですか?それともパンパンに張っている両足でしょうか。
手のひらをくぼませ、そこへこぼれない程度にアロマトリートメントオイルを取り、まずは自分の手に馴染ませます。オイルを温めるという行為にもなります。
強すぎない圧でゆっくりとリンパ節に向かって流します。
首から肩にかけてのデコルテラインが疲れている方は、首筋から耳下腺や、肩を通って鎖骨リンパ、腋窩(脇下)リンパまで流します。
鏡を見ながら片方ずつ行うと良いですよ。
ついついグリグリやる方が効きそうな気がしますが、強くやるよりもやさしく、手数を増やして何度もやさしくなでるようにしてゆっくりと流しましょう。
足の場合は足裏やつま先の指から丁寧に触ると良いですよ。
足の指の間も押すと気持ちが良いですし、足の指も一本ずつ掴んで指回しをしてみましょう。
普段、足の指を回すことはあまりないので、指を回すだけでも身体が温まってきて気持ちが良いです。
つま先、足裏からはじめ、ふくらはぎは膝窩(膝裏)リンパまでゆっくりとやさしく何度も擦り上げます。
立ちっぱなし、座りっぱなしの場合、膝周りも疲れがたまります。膝の周りも揉んでみてください。
太腿も強く揉み過ぎず、鼠径(足のつけね)リンパに向かってやさしく何度も流します。
おすすめの精油は、
- ジュニパーベリー
- グレープフルーツ
- フランキンセンス
- ローズ
- レモングラス
など。
顔のケアをしたいという方は特にやさしくトリートメントしましょう。
凝り固まった顔の筋肉をほぐそうと強く行ってしまうと積み重なってシワになってしまったり、強すぎる圧でアザができてしまうことも。
やさしくやさしくケアしましょう。
おすすめの精油は、
- ラベンダー
- ローズウッド
- フランキンセンス
など。
一日頑張ったご自身の身体を、ぜひセルフトリートメントで労ってくださいね。
<ロールオンアロマ(10mlサイズのボトル用)の作り方>
【材料】
・植物油 10ml
・精油 1~2滴
【作り方】
・ロールオンボトルに植物油を入れ、精油を入れてよく混ぜます
・ボトルの栓(ロールが付いている部分)をしっかりとはめます
毎回使う前に軽く振ります。ロールオンアロマの使い方はそれぞれ。
- 肩の疲れ
- 気分転換に首筋や手首に香水のように付ける
- ネイルケア用に爪の周りに
- ロールオン部分を上手く利用し足裏やふくらはぎで転がす
目の周りや口の周りは避けて、お好きなところに使いましょう。
場合によって、ハーブをボトルの中に少量入れてもオシャレですよ。
ロールオンアロマなら持ち歩くこともできるので、いつでもどこでも香りを楽しみながらセルフケアできます。
香りの強いものを使う場合は、周囲の迷惑にならないよう配慮しましょう。
プロの手を借りるのも時には必要!アロマトリートメントでご自身の心と身体のケアを行いましょう
月に1回でも2~3か月に1回でも、時にはプロの手を借りてしっかりとご自身の心と身体のケアを行いましょう。
いつもと違う空間で受けるプロの手によるアロマケアは、ご自身の心と身体をゆるめ心底リラックスできるはずです。
ご自身ではなかなか出来ないケアや、プロだからこそ気づいてくれる心や身体の不調。
時には身も心も解放し、セラピストに全て委ねてみてください。
お気に入りのアロマトリートメントサロンが見つかれば、心強く、また明日から頑張れますね。
ご自身へのご褒美に、あるいは日々の心と身体のケアに、ぜひサロンを今より身近に、利用してみてください。
いかがでしたでしょうか。
難しい、と思っているセルフケアも実は材料もそれほどたくさんはなく、今回ご紹介したものはほぼ「混ぜるだけ」のもの。手間はかからないのに自分を大切にできるケアばかりです。
今からぜひチャレンジして、日々のケアに取り入れてみてください。