ハーブやアロマの香りが心身に働くときのポイント
ハーブやアロマの香りが心身に働くときのポイントは主に2つあります。
一つは、植物自身がもつ鎮静作用などの薬理作用です。
例えば、鎮静作用のある香りが直接脳に働くとき、心が落ち着きます。
もう一つは、その香りを使っている時のご自身の身体の声をじっくりと聴くことです。
その声が「心地よい」と言っていたら、ご自身の自然治癒力がしっかりと働いて身体を調整しています。
例えば、ハーブティーを飲む時、
「香りや味が心地よいか?」
「美味しく感じているか?」
じっくりと身体の感覚を探ってみてください。
「いつも携帯を見ながら飲んでいるので、味なんてわからない」
「この成分が良いと言われたから、あまり美味しくないけど飲んでいる」
など…というのではハーブやアロマの香りや作用は、本来の力を半分も発揮することが出来ません。
ハーブやアロマの香りが有効に作用するとき=心身の自然治癒力が働くときには、「心地よい」という身体の感覚がとても大切です。
知識も必要だけど、大切なのは身体に聴いてみること
現代は、知識偏重の時代と言われています。
フィトセラピー(メディカルハーブやアロマセラピー)を学ぶときも、その植物が持つ成分の名前や薬理作用を覚えるなど、頭の勉強が主流になっています。
そのため、その成分さえ取り入れていれば良いだろう…と言う錯覚に陥り、身体の感覚はないがしろにされることが多々あります。
しかし、本来生活の中で、ハーブやアロマの香りを有効に活用するには、身体の感覚に意識を傾けて、「心地良さ」を積極的に見つけること、これが大切なのです。
ですから、ハーブやアロマの香りを有効に活用する「コツ」は「心地良さ」を感じながら使うことです。
「美味しいハーブティーブレンドを見つける、作ってみる」
「ゆる~りとリラックスするアロマバスに浸かる」
などなど、ご自身のために、心地よいフィトセラピータイムを日々の生活に取り入れてください。
ストレスに囲まれた日常でも、自然治癒力が働くことで、身体を調整してくれます。
健やかな毎日を実現するために身体感覚を意識したフィトセラピーの活用を心がけましょう。