12月も残りわずか…。
忘年会にクリスマス、年末年始の支度に普段の仕事…やることがてんこ盛りな日々が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
セラピストは手を酷使している職業
私は毎年、仕事納めが終わった翌日から年始までは、セラピストらしく手の大掃除とハンドケアを行っています。
最近は実際の施術数よりもお客様のカウンセラーやトレーナーとしての業務がメインですが、それでも一定数のお客様の施術に入るので、手の怪我やハンドケアには気をつけています。
毎日の施術で手に直接つけて使う化粧品の量は通常の人の何倍もの量。経皮吸収される量は一定だとしても、大量の化粧品まみれな手のひらは意外と酷使されているのです。
私がプロデュースする『SHUGYOKU』はクリーム系のラインアップはありません。それは、クリームや乳液には肌に対するメリットがたくさんあるものの、デメリットもあるからなのです。
お顔に使う場合や手のひらにのせた場合も同様です。
長年セラピストとして働いた結果、クリームや強めの美容液、乳液の使い過ぎで手が荒れたという方も少なくなく、この業界ならではです。
最悪の場合、クリームが手に触れただけで痒くなりセラピストとして継続できなくなったり、クリーム以外を使う化粧品メーカーさんへ再就職したりなんていう話も聞きます。
※クリームや乳液、美容液が手や肌に悪いということではありません。多量に使った場合、アレルギー反応が出る人も一定数います。
もちろん、全くアレルギーが出ないで継続できる人もいますが、そうでない人もいるのが現状。
手を酷使する職業だからこそ、しっかりとその現実に向き合っていくために、私が年末年始に必ず行うハンドケア習慣は、”とにかく手を使わない”です。
年末年始のハンドケア習慣「手のデトックス日」
年末年始に私が行ってる特別なハンドケアは、「手のデトックス日」を設けることです。
方法はとってもシンプル。
年末31日の夕方までに全ての片付けや、お正月の準備を済ませ、それ以降は洗剤はもちろん、石鹸もなるべく使わず水のみで手洗いします。
普段の手指消毒回数も多いので、31日の夜~1月2日の午後くらいまではハンドクリームも塗らずに水仕事もほとんどしません。
日々のトリートメントに家事と、かなりの手仕事をしているだけに、お正月はとにかく”箸より重いものは持たない”くらいの状態で過ごします。
このように年に1度の特別なハンドケアとして、とにかく手を使わない、手に何もぬらない「手のデトックス日」を設けているというわけです。
必要なのは手を労わる気持ちだけ!
従事する職業によって酷使する身体の部位や脳の疲れは人それぞれですが、普段パソコンを毎日使う方はデジタルデトックスなどもおすすめです。
年末年始にかけて日頃の酷使する部位に感謝し、簡単デトックスで心身ともに新しい気分で素敵な新年を迎えてみるのはいかがでしょうか?