アロマやハーブを使って「夏を楽しむおうち時間」
2021.8.6
今年の夏もおうち時間を充実させた方が良さそうですね。
遠出や帰省がなかなかしにくいので、人によってはストレスが溜まる一方だと思います。
外出して他の人と一緒にストレス発散!というのが難しい今、もう一度「おうち時間」を見直してみませんか?そして、今年も暑い夏に負けない、充実した日を過ごしましょう。
オンラインでできるアクティビティを充実させる
現在オリンピック期間中ということもあり、真夏にもかかわらず、日中、外でランニングをしている方を多く見かけます。スポーツをして汗をかくことで心も身体もスッキリしますし、身体機能も高まりますが、一方で熱中症の危険もあります。そういう時は、無理をせずおうちで楽しめるアクティビティを行いましょう。
テレビやDVDだけでなく、オンラインでヨガやピラティス、ストレッチ、筋トレ、ダンス、瞑想などを紹介している動画などが、今ではたくさんあります。時間も数分~数十分のものもあれば、申込制やリアルタイムでの参加型のオンライン教室など、多くの選択肢がありますね。
エアコン(冷房)をいつもより少し高めに設定して、こまめに水分補給をしながら運動をすると、自宅でもしっかりと汗をかきつつ、熱中症予防対策にもなります。
おうちアクティビティにも使えるアロマ
好きなアロマを焚いたり、音楽をかけたり、窓やエアコンの風の当たるところに風鈴などの涼しげな音がなるようなものをかけて涼をとりながら行ったりすると、気分転換にもなりますね。
アロマの種類や音楽などは、その時の気分やアクティビティの種類によって変えてみると、毎回気分転換も上手にできます。
◇リフレッシュしたい時におすすめのアロマ
スッキリしたい、リフレッシュしたい、目を覚ましたい、という時におすすめの香りはこちら。
- グレープフルーツ
- ペパーミント
- 薄荷
- ユーカリラディア―タ
- ローズマリー
- レモン
- ラバンディングロッソなど
爽やかな香りでオフィスなどで使用されている方も多いグレープフルーツの精油
◇リラックスしたいときにおすすめのアロマ
リラックスしたい、まったりのんびりしたい、気持ちを落ち着かせたい、という時におすすめの香りは、こちら。
- ラベンダー
- ゼラニウム
- ローズ
- ネロリ
- フランキンセンス
- サンダルウッド
- ベルガモットなど
フランス直輸入、全国のアロマテラピーサロンで使用されるプロユースのラベンダー精油(学名:Lavandula angustifolia・科名:シソ科・原産国:フランス)
心を落ち着けてくれる夜にぴったりのフランキンセンスオイル
楽しむ運動を心がける
必ずしも息が上がりそうなほど身体を激しく動かす必要はありません。ゆっくりとした呼吸で行う数分のストレッチなどでも、気分転換や身体の気持ち良さを感じられます。大切なのは、その時間、その空間、自分の行いを楽しむことです。
ハーブの王様「バジル」で元気いっぱいな夏を過ごそう
ハーブの王様「バジル」
前回のコラムでは、薄荷やミント、ラベンダーを夏のおすすめハーブとしてご紹介しましたが、写真にある「バジル」も大活躍します。
バジルはハーブの王様とも言われています。名前の由来が「王」を意味するとか、昔、王族に使用する薬にもなっていた、など様々な理由があるようです
バジルを美味しく食べるには?
バジルは暖かい地域で育つハーブなので、まさにこの夏の暑さに強く、元気に次々と青々とした葉っぱを出して生長していきます。もし、ご自宅で育てている方は、切らずに茎を伸ばしていくと、そろそろ花が咲く時期です。
バジルは花を咲かせると葉が固くなり味も落ちてしまうので、バジルを料理に使いたいという方は、なるべく適切なタイミングで切り戻しや収穫をするなどしておきましょう。
バジルと相性のいい料理
私自身、今年もバジルを育てていますが、先日たくさん収穫したにもかかわらず、ものの数日でもうまたたくさんの葉をつけてくれました。
そろそろまたたくさん収穫して、思う存分、夏のハーブ料理を楽しみたいと思っています。
◇ バジルジェノベーゼのパスタ
自宅で収穫したバジルをメインにしたバジルジェノベーゼのパスタを作りました。
バジルは、ビタミンKやビタミンA、ビタミンE、カリウム、マグネシウムなどの栄養があります。香りも豊かで食欲をそそります。
ジャガイモやアボカド、ベビーリーフ、にんにく、チーズ、松の実などと合わせると、夏バテして食欲が落ちがちなときでも、しっかりと栄養を摂ることができ残さず食べられそうですね。
収穫してすぐのバジルをよく洗って料理に使うと、香りが甘く豊かで、爽やかも感じられます。
◇ バジルとトマトのサラダ
バジルは夏野菜の代表、トマトとも相性が抜群です。
この時はサラダにバジルを添えましたが、夏のハーブは、当然、夏の野菜とも相性が良いです。バジルをそのままサラダに加えても良いですし、細かくしてすり潰すなどしてオリーブオイルと混ぜてドレッシングにしても良いですね。
食べる分だけバジルは収穫し、フレッシュハーブとしていただきましょう。その方が風味が落ちず、美味しさも感じられます。
「目的別アロマスプレー」を作り気分転換を
アロマで作る虫除けスプレー
遠出はできなくても、気分転換にガーデニングや近場へ外出したりすることもあると思います。猛暑日は蚊も少ないですが、朝や夕方など気温が下がってくると場所によって蚊も活動を始めます。
虫の嫌がるレモングラスやシトロネラ、ペパーミントなどを使ってアロマスプレーを作りましょう。
<材料>
・スプレーボトル 30mlサイズ 1本
・無水エタノール 5ml
・精製水 25ml
・お好みの精油1~6滴
・ラベルシール 1枚
<作り方>
①スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
②精油を1~6滴入れ、よく混ぜます。
③精製水を加え、蓋をしてさらによく混ぜ合わせます。
④ラベルシールに、精油名、精油の滴数、日付を書きスプレーボトルに貼ります。
肌に付ける目的で作成する場合は、初めての場合は1~3滴くらいの薄め(濃度0.5%以下)にしておきましょう。また、先述のレモングラスやシトロネラ、ペパーミント精油は、香りも強く皮膚への刺激もありますので、心配な方はこれよりも少ない量から試しましょう。
お肌の弱い方はこれらの精油を使用したアロマスプレーはお肌に使わず、パーソナルスペース内のスプレーに留めるなどしておくと良いですよ。
肌に付けるのではなく玄関や部屋の中にスプレーする場合は、1~6滴ほどにして、スプレーが目や口に入らないように気をつけます。
スプレーは大容量を作り置きするのではなく、2週間くらいで使い切れる30mlほどの量で作るのがおすすめですよ。
保管は、火気を避け冷暗所などに立てて保管しましょう。
良質な睡眠のためのアロマスプレー
虫対策用のアロマスプレーだけでなく、他にもおうち時間を楽しむためのアロマスプレーを作ることはできます。
例えば、なかなか寝付けないという方や寝苦しくて夜中に目を覚ますことが多いという方は、ご自身のお好きな香りを2~3種類選び、上記の要領で作って寝室でスプレーしてみてください。
気分転換用アロマスプレー
また、日中の気分転換用のアロマスプレーを作成する方は、お好きな香りを、上記の滴数を守った上で、目的別のスプレーを作って使い楽しんでください。
口紅やネイル、音楽を選ぶように香りも気分で選べるようになると、いつもより充実したおうち時間を楽しめるようになります。
いかがでしたでしょうか。
暑い日がこれからも続きます。いつもの夏なら、祭りごとやイベントごとなど、外に出て、仲の良い友人や仲間たちとワイワイ夏を楽しむ、というのが、今年も我慢しなければなりませんからストレスもかなり溜まってきていると思います。
ですが、日本のこの夏が暑すぎるくらいの日々だからこそ、おうちで楽しめる夏時間があってもいいのではないかと思うのです。
ぜひアロマやハーブを使って、夏を感じながらおうち時間を過ごしてくださいね。
虫除けスプレーなどアロマスプレーを作る際の参考に
虫よけスプレーとして使えるだけでなく清涼感のある香りが懐かしい夏を感じさせてくれる薄荷の精油
メーカーは様々ですがドラッグストアでも気軽に購入できる精製水。無水メタノールも近くに並んでいることが多いので近所にドラッグストアがある場合は店頭で購入しても良いかもしれませんね