1年の締めくくりの月、12月。
新しい年を清々しく迎えるために、日本では1年間の穢れを払う神社仏閣での「煤払い」の儀式などが行われます。
キリスト教文化圏ではクリスマスですよね。
どちらも新たな年を迎えるための神聖な儀式。信仰心を再認識する月ともいえるのではないでしょうか。
心に響く優しい香りと共に、この季節を過ごしたいものです。
ということで今月は、クリスマスを代表する香り、シナモンとオレンジの精油の使い方とその効果をお教えします。
クリスマスを代表する香りのインテリア。フルーツポマンダー
オレンジやリンゴなどの果物にクローブをびっしりと埋め込み、シナモンをまぶして乾燥させてつくります。昔は伝染病などから身を守るものとして「魔除け」の役割があったポマンダー。
現在ではクリスマスシーズンの香りのインテリアとして活用されているようです。
クリスマスシーズンの香り。クリスマスを代表する精油の使い方
ポマンダーを作って飾るのも素敵ですが、日本ではすぐにお正月。和の香りが欲しくなるので、今からなら簡単にクリスマス気分を味わえる精油での演出をおすすめします。
使い方はとっても簡単。シナモンの精油とオレンジの精油をブレンドして、玄関に置きましょう。
クローブもいいのですが、シナモンとオレンジだけの方が馴染みのある香りなので、多くの方に好まれると思います。
アロマランプや芳香拡散器を使って香らせるのもよいですが、持っていないという方は精油専用の素焼きや白木のお皿を用意して、精油を数滴たらすだけでも良い香りが広がります。
玄関に置けば、いらした方にクリスマスの香りでの『おもてなし』ができますよ。
シナモンとオレンジ精油の香り効果。
シナモン精油にもいくつかの種類があります。
通常アロマセラピーで使用されるのはシナモンリーフ精油。スパイシーで暖かい香りは気分を高め、孤独感を和らげると言われています。
また、感染症を予防する効果もあるので、インフルエンザの流行が心配されるこの時期にはとても役立ちます。
スイートオレンジ精油にも気持ちを暖め明るくする効果があります。ストレスによる緊張を緩めリラックスとリフレッシュの両方の効果が期待できます。
シナモンとオレンジの精油のブレンドには、香りによるクリスマス気分の演出だけではなく、年末の忙しさからのストレス軽減、孤独感を感じやすい人への安らぎ、感染症からの身体防御など、心身両面への効果も期待できるということですね。
この時期にピッタリの香りシナモンとオレンジ。ぜひ、この2つの精油の効果的な使い方をお試しください。