植物が持つ癒しの力で、私たちが生まれながらに持っている自然治癒力に働きかけ、病気予防や心身の不調和の改善をするフィトセラピー(フィト=植物 セラピー=療法)。
ハーブやアロマ、野菜や果物を使って「飲む」「食べる」「塗る」「あてる」など、簡単にできる実践活用法をご紹介します。
今回は食べ過ぎたときにおすすめの「フィト式・胃腸ケア」について。
食べ過ぎにはこの方法。体の外側+内側から、ダブルのケアで胃スッキリ!
親しい人たちと一緒に過ごす楽しい時間。宴が盛り上がればついつい飲みすぎ、食べ過ぎてしまうものです。
年齢と共に胃の消化能力は衰えがちですし、健康な人でも食べ過ぎてしまうと胃に大きな負担がかかり、一時的に消化の働きが低下して胃もたれが起こりやすくなります。
お腹と相談して食べたつもりなのに…
甘いものは別腹だったはずなのに…
美味しいものは罪なもの。宴の帰り道・宴の後片付けの最中に押し寄せる膨満感に大後悔…。
胃もたれ・胃痛は、せっかくの美味しいお料理の記憶も台無しにしますね。
そんなときは、植物の力を借りてケアしましょう。
体の外側から、そして内側から、2つの方法があります。
体の外側からの食べ過ぎケア。胃に「あてる」
「あてる」・・・ハーブの温湿布でじんわり・ぬくぬく、食べ過ぎ後の胃のムカムカを解消。
ハーブは内服(飲む・食べる)だけではなく、体につける・あてるなど、外用でも使えます。
外用の方法の1つが「湿布」です。
食べ過ぎて胃が重たいようなときは、ハーブの温湿布を不調部分に直接あてて、ぬくもりと香りでリラックスしながら調子を整えていきます。
食べ過ぎたときの温湿布用には、胃の消化促進を助けてくれるハーブ、
・フェンネル
・アーティーチョーク
・ラベンダー
などを用います。
【使い方】
1. 洗面器にお茶やだしパックに適量のハーブ(だいたいスプーン2~3杯)を入れ、熱湯を5cmぐらい注ぐ。
2. 洗面器にフタをして10分間ぐらいかけて抽出する。
3. タオルを浸してしっかりと絞り、お腹にあてる。