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昔ながらの知恵、自然を上手に利用し、残暑を乗り切ろう

2020.8.16

まだまだ続きそうな厳しい暑さ。この夏を乗り切るために、今の生活を少し見つめ直してより涼やかにしてみませんか?

風鈴

風鈴で涼をとる

最近はあまり見かけなくなってしまいましたが、昔は夏になるとあちこちのおうちの縁側や軒先に下げられた、風鈴の音が聞こえていたように思います。

風の強い日は音が気になるかもしれませんが、そよそよと吹く風がチリンチリンと涼しげな音を鳴らし、それを聞くだけでも幾分涼しくなるような気がしていました。

我が家でも飾っていますが、最近は真夏日が続いており、感染予防のために換気をするとき以外は窓を開ける機会も少なく、あまり出番がなくなってきてしまいました。

ですがまだまだ暑い日は続きます。

室内はこまめな換気をしなければなりませんので、エアコンの風だけでなくぜひ、風鈴の音も楽しみながら涼をとってみてください。

木陰を利用して風と木々の香りを楽しもう

自然

涼しさや気分転換を求めて森の中や木陰を歩く選択肢もあります。

日中は日差しが強くまだ外を歩けそうにもありませんが、早朝や夕方は日陰になっているところを見つけることができます。また、木陰に入ると幾分涼しく、樹や葉の香りをほんのり感じることができます。

虫の声が聞こえ、木が揺れ、葉がそよそよと動き、まるで木々のおしゃべりの中に身を置いている気持ちになります。

日当たりの良い場所と木陰とでは、温度だけでなく香りもどことなく違います。涼んでいる間に、ぜひ、植物と隣り合わせになっているその場所の香りを楽しんでいただきたいです。

木の香りや生い茂る葉の香りは当然自然のままの香りです。とても優しく、私たちの心と身体を癒してくれます。

外出して木々や葉の香りを楽しむのが難しい方は、ウッディ系の香りをぜひ、エッセンシャルオイル(精油)で楽しんでください。

ユーカリ、ティートリー、ヒノキ、アスナロ(青森ヒバ)、サイプレスなど、実はウッディ系に分類される香りはたくさんあります。アロマテラピーというと柑橘系やハーブ系、フローラル系に目が行きがちですが、ウッディ系の香りを好む方もとても多いのです。

エッセンシャルオイルは香りそのものが強いので、まずは1滴をティッシュなどに垂らし、それを室内で軽く左右に振ってみてください。

あるいはエアコンや扇風機の風の当たるところに1滴ティッシュに垂らしたものを置き、室内全体に香りが行きわたるようにしてみてください。

ほんのり香るくらいでちょうど良いです。

夏野菜、果物で夏バテを防ごう

夏野菜

旬の野菜、果物は栄養価が高いだけでなく、その季節の体調に合うようになっています。

夏野菜、果物は身体を冷やしてくれたり、夏に不足しがちな栄養素を補ってくれたり、逆に摂り過ぎたものを排出するのを手伝ってくれたりします。

代表的なものは、トマト、ゴーヤ、きゅうり、ナス、とうもろこし、ピーマン、スイカ、マンゴー、さくらんぼ、もも、メロンなど。

身体を冷やし過ぎるのも体調を崩す原因になりますが、熱中症予防、夏バテ予防にはある程度季節の食べ物を摂って、夏の火照った身体を「冷ます」ことも大切です。

適度な室温と旬の野菜、果物を上手に生活にとりいれて、まだまだ続く夏を乗り切りましょう。

水分補給はこまめに、必ず。

glass of water

普段、喉が渇いて初めて水分を摂るという方は、今の季節は喉の渇きを感じる前に意識して水分を摂るように心がけてください。

例えば、1時間~1時間半に1回はコップ1杯飲む、という風にルーティーンにするのです。

今の時期は朝から晩までほとんどマスクをしたままなので、マスクで喉やマスク内の湿度が守られて喉が渇きにくいです。ですが、マスクをしていることで汗をかきやすくなっています。

喉が渇きにくいのに汗はいつの間にかいつも以上にかいている…。そのような状況が続くと脱水症状を起こしかねません。

こまめにしっかりと水分補給をすること。喉が渇いていなくても、水分補給する習慣をつけること。

今の季節は夜寝ている時も汗をたっぷりかいていると思うので、寝る前にも1杯の水分を摂っておきましょう。寝る前なのでノンカフェインのハーブティーや麦茶などがオススメです。


まだまだ残暑の厳しい日が続きます。

いつもの生活を少し見つめ直し、できることから取り入れてみてください。

この記事を書いたコンシェルジュ

新垣 静香/アロマセラピスト

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