ビューティー&ウェルネス情報

自宅でできる美容、健康情報やエステ、スパ、ヨガなどの店舗、サービス情報をお届けするあなたのwell‐beingガイド

アロマテラピーってなに?効果や楽しみ方をご紹介!

2024.2.19

花の香りに癒されたり、ジューシーなフルーツの香りに思わず元気をもらえたり、森林の澄んだ香りでリフレッシュした経験ありますよね。植物の香りは、密接に生活に根付いており、私たちの生活をより豊かで心地よいものにしてくれます。いい香りがするもの=アロマテラピーと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、本記事ではアロマテラピーについてご紹介します。

アロマデフューザー

アロマテラピーとは


アロマテラピーとは、1930年頃にフランスの調香師・香料研究者のルネ=モーリス・ガットフォセが、アロマ(芳香)とテラピー(療法)を組み合わせて作った造語です。

アロマテラピーは、植物の花や種、果皮、樹皮などから抽出される精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のリラックスや、健康の維持、美容への役立てる自然療法のことを指します。

アロマテラピーの歴史

精油(エッセンシャルオイル)の原料の植物は、薬として塗ったり、食べたり、香りを嗅いだりなどで、古くから薬として傷や病気を治すために利用されきました。

紀元前3000年頃のエジプトでは、宗教儀式の際のお香や、ミイラ作りに乳香(ミルラ)や没薬(フランキンセンス)と呼ばれる樹脂を使用していたと記されています。

キリスト誕生の際に贈られたものにも「乳香」や「没薬」が登場したり、三大美女で有名なクレオパトラはローズを愛し美肌を保つためにバラ風呂を好んで用いていたと言われています。

アロマテラピーの語源を作ったルネ=モーリス・ガットフォセ自身も化学の実験中に大やけどを負った時に、ラベンダー精油を治療に使い、大いに効果があり驚かれたと言われています。

自信の経験から、精油(エッセンシャルオイル)の持つ治癒能力に着目して、研究を進めたそうです。

現在では、精油やアロマテラピーの研究が進み、美容や健康にアプローチしたり、リラクゼーションや介護や医療などでも活用されています。

アロマテラピーの目的

AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)では、アロマテラピーを以下のように定義しています。

≪アロマテラピーの目的≫
●心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
●心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
●心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す

引用先

https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/

エステとは違うの?

上記にあげた3つを見ると、エステとは違うの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。


エステもアロマを使用したメニューがあるので、一見するとエステも「アロマテラピー」と思ってしまいますが、実はアロマテラピーとは異なります。


エステは外見のケアがメインになります。
お肌のハリ・ツヤ、リフトアップや、体の気になる部分のサイズダウンなど、外見のケアを行っています。

一方でアロマテラピーは外見ではなく「内面」「精神面」のケアがメインになります。
精油(エッセンシャルオイル)を使用して、アロマの成分や香りがもたらす効果によって、心身を健やかな状態に導きます。
香りによってリラックスできるのもアロマテラピーの特徴の一つです。

アロマテラピーの効果とは

アロマテラピーで期待できる効果の例として、以下のものがあげられます。
・心をリラックスさせる
・自律神経を整える
・睡眠の質を高める
・集中力を高める
・ホルモンバランスが整う
アロマテラピーは私たちの精神面や身体面の不調に働きかけてくれます。
現在の不調だけではなく、健康を保つためにもアロマテラピーを取り入れることができます。

香りを脳がどうやって判断しているのか

鼻から脳へ

人間の五感 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の中で、「嗅覚」だけが直接脳に信号を送ることができます。
芳香成分が鼻の奥の嗅細胞を刺激して、脳の大脳辺縁系へ伝達されます。そこから視床下部へと伝わり、記憶を司る「海馬」にダイレクトに伝わります。


香りを嗅ぐだけで、リラックスしたり、懐かしい思い出がよみがえったりした経験ありませんか。
香りと記憶が結びつく理由はこのためです。


また、大脳辺縁系にはホルモン分泌にかかわる「下垂体」があるので、香りを嗅いでリラックスできたり、自律神経を整えてくれるんです。

皮膚から全身に

精油(エッセンシャルオイル)を希釈して、ボディトリートメントをすることで、リラクセーションや保湿・血行促進などを促してくれます。

芳香成分は小さく、毛細血管やリンパ管から有効成分が吸収され、全身に運ばれます。

肺から全身に

鼻から脳へダイレクトに伝わりますが、気管を通り肺から血流にのって全身に運ばれます。

自宅で簡単!アロマテラピーの楽しみ方

アロマテラピーは簡単に始めることができます。
ここでは3つの方法をご紹介します!

日常生活で取り入れやすい方法を選んでください。

芳香浴

芳香浴(ほうこうよく)とは、精油(エッセンシャルオイル)の香りを空気中に拡散させて、香りを楽しむ方法です。


アロマテラピーの中で最も簡単に始めることができます。
ハンカチやティッシュに精油(エッセンシャルオイル)を垂らすだけで空間に広がる香りを楽しみます。

市販のアロマストーンや、アロマディフューザー、リードディフューザーで香りを楽しむことも「芳香浴」になります。

沐浴

精油(エッセンシャルオイル)を重曹や、あら塩・アロマバス用乳化剤を使って希釈したものを湯船に入れて入浴したり、大きめのタライや桶などに足や手を浸して部分浴を行う方法です。

体を温めて血行を良くしたり、疲労回復、リラックスなどにアプローチしてくれます。

希釈の目安として浴槽に使用する場合は、重曹、あら塩共に大さじ2杯に、お好みの精油3~6滴加えてよく混ぜてからお湯に溶かしてください。

アロマバス用乳化剤を使用する時には、乳化剤15mLにお好みの精油3~8滴を加えて、よく混ぜてからお湯に溶かしてください。

フットバスの場合には、浴槽用の半分の量でご使用ください。

足湯

ボディトリートメントに

キャリアオイルで希釈した精油(エッセンシャルオイル)を、フェイシャルやボディに塗布する方法です。
リラクゼーションや、保湿、血行促進、筋肉のハリを和らげたり、お肌のトラブルなどに効果が見られます。

美容と健康にアプローチしてくれるアロマを活用しよう

ストレス解消したい、リラックスしたい、お肌を整えたい、体調を整えたい。など様々なお悩みに合わせてアロマテラピーを取り入れてみましょう。

アロマはいつでも寄り添ってくれます。むずかしく考えず、気軽にアロマを生活に取り入れてみませんか。

この記事を書いたコンシェルジュ

Kazumi/アロマセラピスト

関連キーワード

関連するキーワードキーワードから記事を探す