オーガニックの業界にいてたびたび思うことですが、スキンケアには気を使いナチュラルなものを使っている人が多いのに、生活の中で使うシャンプーや洗剤、入浴剤などはあまり気にしない、またはそこまで予算が回らない、という方が意外にも多くいるようです。
でも顔ばかり気を使っても、結局体は全てつながっているわけだから、お金を使うところをもう少し見直してみることも必要かもしれない。
生活の中で知らずに取り入れてしまっている「生活毒」
私がこの業界にかかわり始めたころは、頻繁に『経皮毒』という言葉をよく聞きました。
その時素直に思ったことは、「どんなものを取り込むとどういった病気になるのだろう…」そんな風に思ったのを思い出します。
今や経皮毒の情報はあらゆるところにふんだんにありますが、病気と経皮毒の関係は複雑で、直接の原因ではなく、食品、化粧品の添加物や空気の汚染、水の塩素など、さまざまな「生活毒」が個人の生活習慣などと合わさり、その結果病気を引き起こすなんていうわかりにくい現状。
例えば食品や植物、化学薬品など、特定のものにアレルギーがある場合は、あらかじめ反応が出る物質がわかっていればその物質に触れたり、食べたりしなければ何とか危険回避は出来ます。
でも、アレルギーとは関係なく、もともと人の体へ害となるものを生活の中で毎日、そして長期にわたり使用していれば、当然いつかは無害では済まなくなる時が来るかもしれない。。。
そうならないためにも毎日使うものほど、安心なものを選ぶ必要があるのです。
私たちが自らの体を守るためには、まず、「知る」ということが大切です
毎日使っているものに疑問を持つ。例えば洗剤、シャンプー、スキンケアと。
それを「知る」ことで選ぶ目が変わり、自分なりの優先順位をつけて選んでいく。それがとても大切だと思います。
そして何から変えるべきか。よく使うものから優先してもいいでしょう。
まずは歯磨き粉の見直しから始めてみませんか?
私がおすすめするなら初めは歯磨き粉。価格も取り入れやすいし、家族全員、年齢も関係なく使うアイテムだから。
私の知人は長い間ニキビが治らなかったのですが、なんと歯磨き粉を変えたとたんあっという間に治ってしまった、なんてこともありました。
そう、口の中は経皮吸収率がとても高い場所なのに、歯磨き粉にはさまざまな添加物が含まれているのです。
洗浄成分のラウリル硫酸ナトリウムなどやフッ素、合成防腐剤、合成着色料、合成香料、人工甘味料、殺菌剤などなど。
その一つ一つがアレルギーを起こす恐れがあったり、発がん性を指摘されているものばかり。
最近はフッ素配合歯磨きを懸念する動きもありますよね。フライパンの焦げ付き防止のアレです。
歯磨き粉に入れられるフッ素の目的は虫歯予防。でも児童の知能低下を引き起こすことを指摘されています。
もちろん、インターネット上では反論する人もいます。毎日使用しても大した量じゃないと。
でもね、考えてみてください。
フッ素だけではなく、私たちはほかにも毎日、少なからずの生活毒を取り込んでいるわけです。
全てが合わさっていけばそこそこ安全な生活とは言えなくなるでしょう。
だから一つずつ知って懸念するものを減らしていく。
小さなお子さん用の歯磨きにはイチゴ味やバナナ味とおいしい味がついています。あれって自然ではなく合成香料なのはおわかりですよね。
おすすめのオーガニック&ナチュラル歯磨き粉
最近はオーガニック&ナチュラルも歯磨き粉が充実してきました。
オーガニック&ナチュラルの歯磨き粉で使用されている成分は、メーカーにより異なりますが、一般的に、洗浄成分には炭酸カルシウム、石鹸などの洗浄料や粘土、アロエベラ、海塩、ハーブエキスなど、オーガニック&ナチュラルな原料から構成されています。
なかでも日本で購入でき、価格もうれしい使いやすいタイプをご紹介します。