冷え対策にもアロマが効果的!温めにおすすめのアロマと手軽な使い方
2023.2.3
寒い時期になると身に染みて感じたりもしますが、実は夏場でも手先や足は冷えていたり、冬場の寒い時期に限らず冷えに悩まされる方も多いのではないでしょうか?
今回はアロマテラピーをご自宅でといった構えたものではなく、冷え性さんにおすすめしたい精油とその簡単な使い方を紹介します。
いつも手足が冷たくて、体が温まりにくいなと感じる方は多いのではないでしょうか。冷え性は女性だけの悩みかと思いきや、冷え性の自覚がある男性も多くいらっしゃいます。
昔から「冷えは万病のもと」と言われてきました。「冷え」は、免疫力の低下や感染症などのリスクの要因にもなると言われており、冷えが招く血行不良により、肩こり、不眠といった症状にも繋がってしまいます。
冷え性になる原因は?
冷え性とは血行不良が原因で手足や体が冷えてる状態のことを指します。
私たちの体は外気温が低いと、体温を逃さないように血管を収縮させます。その時、毛細血管まで血液が巡らないために手足などの末端が冷えてしまうわけです。この血液の流れは自律神経(交感神経と副交感神経)が調整していて、気温だけではなく自律神経が乱れることが、冷え性を引き起こす原因にもなっています。
また、冷え性は筋肉量も関係しています。一般的に女性の体は男性と比較すると筋肉量が少ないため、熱を生み出す筋肉が少ない女性は体質として冷えやすいというわけです。
冷え性にアロマがオススメの理由
アロマって香りを楽しむものでしょ?なんで冷え性にいいの?と思いますよね。でもちょっと思い出してみてください。夏場にミントの香りを嗅ぐとちょっと涼しげな感じがしたり、シナモンの香りをイメージすると温もりを感じたりしますよね。
香りは直接脳に働きかけてくれるので、自分の体調や気分でアロマを選ぶことで、体に寄り添ってくれるんです。実際にアロマテラピーの現場では、温め系のアロマや鎮静系のアロマなどシーンや体調などによって精油を使い分けます。
アロマテラピーに限らず空気がきれいな環境に身を置くと気持ちが変わったり、体調が変わったりするのも「香り」の影響かもしれませんね。今回はそのアロマのチカラをかりて冷え性対策をしていきましょう。
冷え性対策に使いたい4つのアロマ
血液の流れに影響する自律神経を整えて、体を温めてくれる代表的なアロマをご紹介します。
マジョラム
少し鋭くて温かみのある落ち着いたスパイシー調のハーバルな香りが特徴のマジョラム。自律神経を整えて、ストレスや不安を和らげてくれる効果があると言われています。また体を温める作用もあり、冷えからくるむくみの改善などにも使いたいアロマです。
ラベンダー
万能精油と言われるラベンダーは、冷え性にも活躍。
就寝前などにもおすすめされるラベンダーの香りは、副交感神経の働きを刺激してくれるので、自律神経を整えるのに最適なアロマと言えますね。
ジンジャー
体を温めてくれる食材で有名なジンジャーは、アロマでも同じく、体を温めてくれます。血行を良くして冷え性改善に効果があります。スパイシーで温かみのある香りです。
柚子
日本では、昔から冬至に柚子湯に入ると風邪を引かないと言われる程に、柚子は体を温めてくれる事を知られています。血行を良くして免疫活性し、自律神経のバランスを整えてくれるとされています。
ほのかに苦みを含んだ上品な香りは、どこか懐かしさを覚えますね。
冷え性対策にオススメしたい4つのアロマの使い方
冷え性におすすめのアロマを紹介してきましたが、続いてはそのアロマの使い方をご紹介していきます。今回は特に簡単な方法をご紹介していますので、気軽に試してみてください。
芳香浴
アロマディフューザーを使ってお部屋に香りを拡散させてみましょう。超音波式や噴霧式など色々と種類はありますが、お部屋に置くものなのでデザインなどにこだわってみるのも良いかもしれません。続けることを考えるとお掃除の手間がかからないものが良いかもしれませんね。
簡単に芳香浴をするなら、お湯を張ったコップにアロマオイルを数滴垂らして香りをゆっくり楽しむのもおすすめです。お仕事中にも冷えを感じた時に使える方法ですよ。
アロマバス
市販の入浴剤を使うのも良いですが、お気に入りのアロマオイルを使ってみるのも良いですよ。
準備はかんたん!粗塩2杯にアロマオイル5滴程入れてよく混ぜたら完成です。
出来上がったバスソルトをお湯に溶かして入浴します。香りが湯気に乗って、浴室全体に香りが広がるので、じっくり香りを楽しみながらリラックスして入浴しましょう。
注意点としてはお風呂に直接アロマオイルを落とさないこと。
アロマオイルは読んで字の如く「オイル」なので、そのまま入れるとお湯の表面に膜を張った状態になってしまいます。もちろん香りを楽しむだけなら良いですが、そのまま入浴すると濃度の高いアロマオイルが直接肌に触れることになるのでご注意くださいね。
~Aroma Shopでもレシピを紹介中~
Aroma Shop by Mont Saint Michel
檜風呂の柚子湯をイメージした入浴剤はこちら
フットバス
洗面器にお湯を張って、粗塩1杯にアロマオイル2~3滴加えて、よく混ぜます。しっかり混ぜたバスソルトをお湯に溶かして足首まで浸かりましょう。
フットバスは簡単に始める事が出来る温活ですね。
トリートメント
ホホバオイルなどのキャリアオイルにアロマオイルを加えます。この時に、アロマオイルの希釈度が1%以下になるように注意してトリートメント用のオイルを作りましょう。
希釈する際の目安としては、一般的なアロマオイルは一滴が0.05g落ちるように設計されているので、50mLのキャリアオイルを使うなら、10滴加えると濃度1%となります。
あくまでも参考ですので、初めての方や肌への刺激が気になる方は濃度を低めにして試してみてくださいね。
オイルを足に馴染ませてから、かかとからひざ裏にかけて、ふくらはぎの真ん中を中指の腹で気持ちいい圧をかけながらなぞります。必ず下から上に向けて一定方向で行いましょう。
*アロマオイルは植物のチカラがギュッと詰まったものなので、直接肌につけないで、必ずキャリアオイルで希釈してお使いください
アロマの力を借りて労りの時間を
冷え性は手足が冷えるだけではなく、冷えによって様々な不調に繋がってしまいます。運動をしたり、食事を改善したりと様々な温め方法がありますが、自分にあった方法を見つけて、せっかくなら楽しみながら継続的に取り組んでみましょう。
今回は冷え性の方におすすめの精油とその活用方法をご紹介しました。アロマのチカラを借りて、寒い冬を乗り越える自分自身を労わってくださいね。