身体の中から細胞リセットvol.2~奇跡の水 神野々 ゆの里~
2019.7.8
奇跡の水が湧く「神野々(このの)」取材記第2弾。テレビの取材などはお断りされているという天然温泉「ゆの里」の重岡社長から、縁あってお話をうかがうことができました。今回は神野々に湧く奇跡の水「金水」「銀水」の特別な力と月のしずくの誕生秘話、そして「ゆの里」施設開設に至った不思議な話をお伝えします。
出逢いは千変万化。
自分との出逢い、人との出逢い、動物との出逢い、仕事との出逢い、品物との出逢い、自然との出逢い等々。
何にどのように出逢うかで、大きく人生は変わります。
大切な出逢いは、偶然なのか必然なのか、不思議な体験を伴うことも多いですよね。
私達の身体の構成要素の約60%は水分で出来ています。生きるために欠かすことのできない水ですが、長年「これは!」と思うものに出逢えませんでした。
しかし、それは、“この水”に出逢うためだったのだと、今では分かります。
そんな奇跡の水に出逢い、実際に体験した様子を前回は詳しく書きました。
こんにちは、野口花琉実です。
今回は「ゆの里」の重岡社長にうかがった、施設開設に至った不思議な話をお伝えします。
命を紡ぐ、奇跡の水の力
ゆの里では、「金水」と呼ばれているお水を、平成6年の年末ごろから、無料配布し始めたそうです。
ゆの里に足を踏み入れるとまず、ポリタンクに水を注入するコーナーと、蘭、水槽に目を惹かれました。
通常、蘭は水につけておくともれなく根腐れしますが、バケツに一杯の金水に、後述しますキャップ一杯の銀水を混ぜるだけで、根腐れをしないそうです。
根腐れどころか、一番長かったのは、5年半咲き続け、また、8年間株のどこかに花をつけていた蘭もあったということですから、驚きです。
うかがうと、他の水が一滴も入っていない場合に限り、そして金水に銀水が入っている場合に限り、腐らないそうです。
次に水槽のご紹介。
水槽には、アルカリの水でしか飼えないと言われている熱帯魚と、酸性の水でしか飼えない熱帯魚が同居しています。
普通はペーハー調整をして、別々の水槽で飼われる熱帯魚が、こちらの水槽では、全然問題なく元気に泳いでます。
誕生、月のしずく
そのようなスペシャルな力を持つ、地震により湧き出た金水。
こちらを持ち帰り、1,187mから採掘した銀水を混ぜれば良いわけですけれど、近くに住んでいなければそれは叶いません。
「最初から混ぜた一番良い状態のお水を作って欲しい。」
そんな要望に応えるべく、月のしずくは生まれたそうです。
また、大手の会社から水の研究グループの方が来て、水について教えてくださいと尋ねられたときに、水の理屈はわからないので、利用者から寄せられたお礼状の一部を見せたところ、
「酸性の水が良いと言われる症状にも、アルカリの水が良いと言われる症状にも、両方ともに効いている。これはどういうことなんだろう…。」
と不思議がられたそう。
そこで調べたところ、PHが7か8の、本当に中性のお水。
「中性でありながら、まるで相手に合わせているようなお水だ」と言われ試したのが、蘭であり水槽であったわけですね。
金水との出逢い
金水との出逢いは昭和61年のことだそうです。
重岡社長のお母様が突然、「健康ランドをやりたい」と言い出されたことが始まりとのこと。
健康ランド建設のために調査してもらったところ、まったく水のない場所なので水道水を使うしかないと言われてしまったそうですが、お母様は「私はあると思う」と言って、強引に50mという深さを指定して、掘ってもらったそうです。
しかし、当初水は出ませんでした。
すると突然局所的な地震が起こり、試しにポンプで組み上げてみたところ、出てきたのが金水。
ちなみに、金水の菌検査をしたところ、大腸菌だけでなくて、一般細菌も出ない特別なお水だということが分かったそうです。
こうして、健康ランドができたとのことでした。
「濁乱濁世なりとも、我が誓願に違わざれば、水金を湧かすべし」空海
言い伝えによると、ゆの里とお水の宿がある神野々(このの)には、神野々寺と呼ばれた30,000坪のお寺がありました。
しかし、高野山が開かれる100年以上前には火事で焼かれており、空海が高野山を開いたときには、神野々寺はすでに廃寺になっていました。
その後に空海がこの土地を訪れ、大切なお山に上がったそうですが、その時に空海が「神野々の聖地の下に大変に良いお水があって、人々が救われることになるであろう」と予言めいた言葉を残した場所がこののであったと言われているそうです。
銀水をもとめて~1,187mに及ぶ採掘
ゆの里をオープンすると、
「ゆの里のお風呂に入ると癒される」
「痛かったところが気にならなくなった」
などと、不思議なお話をお客様から聞かされるようになったそうです。
そしてある時、毎日お風呂に来ていたお客様で、白装束の修験道姿の山伏の方が、こうおっしゃられたそうです。
「社長さん、この土地がこの場所がすごく特別な場所なんです。ここが高野山が開かれる前の聖地だったわけです。
ここにこのような建物を建てられたのは、実はそこに大きな意味と役割があって、3年から5年すると、日本全国からいろいろな方が癒しを求めて、やってくるような、そういう場になりますから、絶対あきらめずに続けてくださいね」
その言葉を糧に1,187mを掘り進め、ついに黒色片岩(こくしょくへんがん)の1枚岩の中に、銀水を発見されたのです。
なんでも、「黒色片岩が長く続いた下には温泉が湧かない」という逸話が掘削師の中ではあるのだそうですが、不思議なご縁ですよね。
温泉を始めると、例えばアトピーや皮膚疾患のある方から、
「この温泉を使うようになってから、すごく楽になった、良くなった。」
という声が数多く寄せられるようになられたそうです。
銀水経験談~快癒
ひどいやけどを負った方が、これはケロイドになってしまう、あとに残ってしまうというやけどに、1,187mから湧き出た鉱泉でシップしてみたら、痛みがとれ大変楽になった。
これはありがたいと、水にふれた状態をずっと保ち続け湿布したところ、見事にあとに残らず快癒した。
不思議なことに、ひどいやけどの周辺の、大したことないと、湿布をしなかったところはあとになって残ってしまった。
それを見た医師も、あのひどいやけどがこんなに短期間でこんなに治ったなんて、医者の薬を使っても見たことがない。と。
不思議だなとおっしゃった。
私自身、この銀水のスプレーを常時携帯しておりますが、軽いやけどは楽になり、切り傷や出血などは止まります。
不思議ですよね。
これはあくまで雑貨として販売しているそうですが、さすが高野山麓。敏感な方々がその日も、たくさんお買い求めになられておりました。
ただしこの、「神秘の水 夢」にはなんの説明書きもついておりません。テレビの取材なども全部お断りされたそうです。
「ご縁のある方々が、ずっと口伝えで使っていただいてきました。」
という流れが、この水のたおやかなエネルギーを代弁してきたということなのでしょう。
次回は神野々の連載を結びます。
野口 花琉実でした。
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