春ウコンの栄養と健康効果、美容効果とは?
2018.12.13
「ウコン」と一言で言っても、実は世界には50種ほどの種類があります。そして、中でも代表的な「春ウコン」と「秋ウコン」では、実は成分も健康・美容に対する効果もかなり違ってくることを知っていましたか?今回は春ウコンの美容と健康効果の秘密に迫ります!
「ウコン」と一言で言っても、実は世界には50種ほどの種類があります。
そして、中でも代表的な「春ウコン」と「秋ウコン」では、実は成分も健康・美容に対する効果もかなり違ってくることを知っていましたか?
今回は「春ウコン」について、栄養成分やどんな効果があるのかを詳しくみていきましょう。
春ウコンと秋ウコンの違い
ウコンの仲間は、世界中で50種類以上もあると言われていますが、昔から生薬・スパイスとして利用されてきたのは「春ウコン」と「秋ウコン(ターメリック)」が有名です。
「春ウコン」は英語では「Wild turmeric(ワイルドターメリック)」*、沖縄地方では「春うっちん」とも呼ばれています。
一方、一般的にカレーに使われる鮮やかな山吹色のスパイス「Turmeric(ターメリック)」といえば、「秋ウコン」を指します。
春ウコンと秋ウコンは、花を咲かせ収穫される季節が違うというだけではなく、有用成分や使われ方が大きく異なります。
*学名はCurcuma Aromatica
春ウコンに豊富な栄養成分は?
ウコンというと、お酒を飲む時のサポートというイメージが強いですが、これはウコンに含まれる「クルクミン」という成分が、胆汁の分泌を促したりアセトアルデヒドの血中濃度の上昇をゆるやかにして悪酔いを防いだりする効果があるため。
しかし、このクルクミンの含有量が多いのは「秋ウコン(ターメリック)」の方。春ウコンには、秋ウコンと比較するとクルクミンは10分の1以下しか含まれていません。
反対に、春ウコンには、秋ウコンの5倍以上の「精油成分」と各種ミネラルが豊富です。
春ウコンの精油成分は100種類以上とも言われ、
- カンファ―
- シネオール
- アズレン
- フラボノイド
などが代表的。
また、春ウコンには
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- 鉄
- リン
など数多くのミネラルが含まれています。
春ウコンにはこんな健康・美容効果がある
春ウコンの精油成分には、次のような作用があると言われています。
- カンファ―:気分をすっきりとさせ、眠気やだるさを解消する
- アズレン:胃液中のペプシンを抑制し、胃の炎症や潰瘍を鎮める
- フラボノイド:毛細血管を強くして、肌のくすみや赤ら顔を改善
また春ウコンに含まれるミネラルには
- カルシウム:動脈硬化や高血圧、認知症などの予防
- カリウム:むくみ改善、疲労回復など
- マグネシウム:ストレスの緩和
- 鉄:疲労回復、美肌など
と、非常に幅広い健康・美容効果があります。
しかも、カルシウムは単体では吸収率がよくありませんが、マグネシウムやリンなどと一緒に摂ると吸収率がアップします。
その点、春ウコンには各種ミネラルが含まれているため、複合的な効果が期待できるんですね。
日本ではCMなどの効果もあり「秋ウコン(ターメリック)」の方が脚光を浴びがちですが、薬効高さでいうと実は春ウコンの方が高いとも言われる、実力派ウコンが「春ウコン」なのです。
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