肌荒れは食べて治す。オススメの素材とその摂り方
2018.7.26
カサカサしたり、吹き出物が出たり、赤みやかゆみを伴ったりする困った肌荒れ。スキンケアや皮膚科での治療だけではなく、実は、毎日の食事の素材を工夫すれば、食べて治すこともできるんです。今回は肌荒れにオススメの素材とその摂り方を紹介します。
カサカサしたり、吹き出物が出たり、赤みやかゆみを伴ったりする困った肌荒れ。スキンケアや皮膚科での治療だけではなく、実は、毎日の食事の素材を工夫すれば、食べて治すこともできるんです。
今回は肌荒れにオススメの素材とその摂り方を紹介します。
肌のバリア機能を高める素材
頬や口元がカサカサして粉を吹いたようになる肌荒れは、スキンケアで水分を補給するだけではその場しのぎにしかならず、肌自身が水分を保持できるよう、バリア機能を高める必要があります。
えび・かに・貝類やアボカド等に多く含まれるD-アミノ酸は、表皮のバリア機能や保湿機能を高める働きがあります。
【おすすめの摂り方】
ビタミンなどの栄養素を壊さないため、サラダやカルパッチョなどで食べるのがおすすめです。
腸内環境を改善する食品
腸内環境と肌荒れは非常に深い関係があり、腸内の老廃物がスムーズに排出できないと、体はそのかわりに皮膚から老廃物を排出しようとして吹き出物ができるといわれています。
腸内環境を改善するには、食物繊維をしっかり摂ることが必要。
フルーツや海藻類に多く含まれる「水溶性食物繊維」と、根菜類やイモ類、大豆などに多い「不溶性食物繊維」の両方をバランスよく摂るのが効果的です。
また、納豆・みそ・漬け物・ヨーグルトなどの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やしたり乳酸菌のエサとなって、有毒物質の発生を減らしてくれます。
食卓に野菜のぬか漬けや納豆が並ぶよう、毎日一度は和食の献立を取り入れるといいですね。
血行を促進する食品
新陳代謝やターンオーバーの乱れは、血行が悪いことからも起こります。
デスクワークであまり体を動かさない女性の場合、筋肉量の低下や冷えなども血行不良の原因になるため、血行促進効果のあるビタミンEや、血液のもととなる鉄分が豊富な食品をチョイスしましょう。
ビタミンEが豊富なのは、卵、うなぎ、アーモンドなどの食材。
鉄分は、長命草、レバー、牛モモ肉、貝類、鮎などに多く含まれています。
ダイエットをしていると、カロリーにばかり目が行って、肉や魚などの体をつくるために必須な動物性たんぱく質が不足しがちですが、肌も体の一部です。
自分で食事を作る時はもちろん、外食時にも必ず肉や魚などの主菜は摂るように意識しましょう。
女性ホルモンのバランスを整える食品
女性特有の肌荒れの原因として、生理前や排卵後の女性ホルモンバランスの変化が挙げられます。
エストロゲン(卵胞ホルモン)が減少し、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増加する時期には、皮脂の分泌が盛んになり吹き出物ができやすい状態になります。
大豆に含まれるイソフラボンは、体内でエストロゲンとよく似た働きをするため、生理前などの吹き出物が気になる時は、豆腐や納豆など大豆食品を多めに取り入れてみましょう。