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秋だから栗!

2018.10.1

秋と言えば「食欲の秋」!美味しいものがいっぱいです。今年は秋刀魚が大漁で、美味しい秋刀魚をたくさん頂きました。これからは松茸に栗ですね。そんな秋の味覚の中から、今回は栗について調べてみました。栗の歴史や、栗の種類、栗の健康効果など、栗三昧でお送りいたします!

一雨ごとに気温が下がり、待ちに待った秋本番の到来。

ちょっと寒すぎる日もあって、梅雨を飛び越して真夏になった今年は、秋を飛び越して冬になってしまうのではないかと心配になってしまいます。

秋と言えば「食欲の秋」美味しいものがいっぱいです。

今年は秋刀魚が大漁で、美味しい秋刀魚をたくさん頂きました。これからは松茸に栗ですね。

今回は栗について調べてみました。

栗の歴史

栗は、茹で栗、栗ご飯、栗きんとんなど、秋の味覚として私たちには欠かせない食材です。

日本人は5000年以上前の縄文時代から栗を食べていたそうです。青森県の三内丸山遺跡からは栽培の跡が発見され、野生種の栗を採取するだけではなく、栽培もしていたという事がわかったそうです。

古事記や日本書紀にも栗の記載があるそうです。

私も栗が大好きなのですが、DNAが求めているからなのかもしれませんね。

平安時代には丹波地方で栽培が盛んになり、今でも丹波栗はブランド品になっています。

栗の種類

和栗だけではなく、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗など世界中の栗が流通しています。

日本の栗は、大粒で甘味はそれほど強くなく、渋皮が剥きにくいくらいしっかり付いています。渋皮が実の乾燥を防いでいるからか、ほっくりとしているのでしょう。

中国栗は小粒ですが甘味が強く、渋皮が剥きやすいです。

ヨーロッパ栗も小粒ですが渋皮が剥きやすいのが特徴です。フランス語では一つのイガに2~3個栗の実が入っているものが「シャテーニュ」(châtaigne)と呼び、一つだけ大きい実が入っているものを「マロン」(marron)と呼ぶそうです。全部「マロン」だと思っていたので驚きでした。

アメリカ栗は粒も大きく良質なのですが、1900年頃に病気が蔓延してほとんどが枯れてしまったそうです。現在では一部の地域のみで栽培されているそうです。

和栗にも産地によってたくさんの種類があります。丹波栗が有名なので、京都での栽培が多いのかな?と思ったのですが、年間収穫量が一番多いのが茨城県、次に愛媛県、熊本県と続くそうです。様々な品種の栗を食べ比べてみたいですね。

栗の健康効果

栗にはカリウム、葉酸、食物繊維、ビタミンC、ビタミンB群が含まれています。

カリウムの高血圧や動脈硬化の予防、葉酸の造血作用、食物繊維の便秘解消、ビタミンCの美容効果、ビタミンB群の疲労回復や老化抑制などの効果が期待できそうです。

葉酸は妊娠中の方に必要な栄養素なので、適度に摂ると良いでしょう。

ただし、カロリーが高いので食べ過ぎには注意が必要です。


「栗の実 煮てます 囲炉裏端」

童謡「里の秋」にも歌われている情景は、日本人の原風景のようです。

両親もその両親もまたその両親も、同じように秋に栗を味わっていたのでしょう。

進化と変化の時代の中で、脈々と受け継がれていく命と文化に思いを馳せ、秋の夜長に美味しい栗を味わいたいと思います。

ちょっと壮大になりすぎでしょうか…

この記事を書いたコンシェルジュ

佐佐木景子/アロマプロデューサー

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