今年こそ絶対に日焼けしない!日焼け止めを効果的に塗るコツ
2016.2.26
あなたの日焼け止めの量、実は全然足りていないかも!?使い心地や安全性、環境への配慮など、日焼け止めを選ぶ基準は人それぞれで良いと思いますが、使い方を間違えると十分な効果が得られないことも。そこで今日は、多くの人が勘違いしている十分に効果が得られる日焼け止めの量と正しい日焼け止めの塗り方をご紹介したいと思います。
紫外線量がぐんぐん上がってくるこれからの季節。雑誌などでも紫外線対策の特集が組まれ、さまざまな日焼け止めが紹介され始めます。
オーガニックやナチュラルなコスメも、日焼け止めは存在するけれど、その多くは水でも落ちてしまうものが多く、レジャーには不向きです。
とはいえ、日常の日焼け対策としても、湿度の高い日本では現実的ではないというのも詳しく掘り下げなくても察していただけるのではと思います。
日焼けを防ぐ効果は、こうした製品の質の問題もあるけれど、使い方によっては初めから効果が全く出ていない実情もあります。
そしてそれは世の中の日焼け止めすべてに言えることで、日焼け止めを有効に使いこなすには実はここがとても重要なのです。
正しく知ろう!日焼け止めの効果的な使用量ってホントはどのくらい?
クリームタイプやリキッドタイプは、よく例えられる使用量が、500円玉大と聞きますよね。
確かに計測機関で行う方法を参考にして1回分の使用量を計測してみると、ml表示の製品はそのくらいの大きさになります。グラム表示は少しこんもりとした量。
写真は透明ビニールの上に乗せているので、mlのタイプがかなり広がってしまいましたが1回分がわかりやすいと思います。
意外にも見た目はそんなに多くないのですが、実際にその量を顔に塗ってみると、かなり不快感がある量です。
おそらく、下地のスキンケアにクリームなどの油分を使うとさらに不快感は倍増することでしょう。
当然メイクも崩れやすくなります。
日焼け止めの「使用量」足りていますか?効果がある量は想像よりずっと多い
そのため、日焼け止めを使っている人たちが1回に使う量は、おおよそ計測量(写真)の約3分の1から4分の1だと言われています。
私もそれを実証するために、多くの方が1回で使っているという量を実際に容器から出してもらったのですが、多めに付けようと意識している方であっても計測量の約半分くらいしか使用していなかったので驚きました。
結局のところ、日焼け止めは使う人の使用感が心地よい量に調節されてしまい、効果の出る量は塗られていないということに!
私自身は体には日焼け止めを塗らないのですが、やはり顔は気になりますので、量を多く塗りたいからスキンケア&ファンデ&日焼け止め効果の機能を持たせたBBクリームを愛用しています。
ベタつき軽減とメイク崩れ防止のためにもね。
とくに夏はこれに限るのです。
しっかり塗れば顔は日焼け止め効果のあるファンデーションでも良いってことなのですが、
しか~し!!
パウダータイプの日焼け止めやパウダーファンデーションに関しては、パウダー状のものだけで日焼けを防げると思っている方がいると困るのでこれを見て頂こう。
パウダータイプの日焼け止めで効果が期待できる1回量の目安
さて、私の手のひらに乗っているパウダー、すごい量です。
記載されているSPF値を出そうとすると、1回量はこれだけ使わねばならないということです。
そしてその重さは約0.8グラム程度。売られているパウダーの容量を見ると、あっという間になくなってしまう量なのです。
しかも…正直、こんなに塗るとバカ殿です。(笑)
これを見ればパウダーだけでは日焼けを防げないということはわかりますよね。
だからつけるならクリームやリキッドタイプでしっかりと隙間なく塗りこむことが必要。
今年こそ日焼け止めを有効にするための塗り方を知って、きちんと効果を出しましょう!
日焼け止めの効果的な塗り方~顔~
① 500円玉半分の量、またはパール1粒大をまんべんなくしっかりと顔の側面まで塗り込みます。全体に同じ厚さで塗り込むイメージで!
② 先ほどと同じ量を、今度は乗せていくように叩き込んでいきます。
③ パウダーで押さえます。この時、こすらずにパウダーを乗せましょう。
※顔のスペースと同じくらいの範囲が500円玉大と考えると体への使用量はかなり多い量です。
日焼け止めは無色なものであればあるほど、しっかり塗っていると思っていても意外にもムラになっているものです。
ですから隙間なく塗っているイメージを頭に描きながら塗っていくのがコツ。
正直、今までワンシーズンに1本しか使わないなんて言う人はもしかするとほぼ使っている意味はなかったかもしれませんね~!
そして一般の製品もオーガニック&ナチュラルコスメも、朝1回塗っただけでおしまいではなく、塗り直しが必ず必要です。
どんなものでも時間が経てば必ず効果が薄まりますのでご注意を!
しっかりと知って正しい日焼け対策を
それから最近、ホリスティックなお勉強をしている人たちの中には、日焼け止めなんて必要ないと思っている方も多いようです。確かに本来はそうあるべきかもしれません。
でもね、それはきちんとした生活習慣をして健康な皮膚を保ち、アフターケアをしっかりしている人の話。
そしてそもそも自分で持っている紫外線の防御力の違いが人種や個人によって違うことや、住んでいる環境、光アレルギーの有無などが関わってきて、全く必要がないとは言い切れない要素が盛りだくさん。
現代を生きる私たちに、正解・不正解を求めるには容易に答えが出ないのです。
そして、せっかく自分を守るためにやっていることなら、効果が出る方法をしっかりと知って使うことも大切なのですね。
さぁ、日焼け止め、あなたの使い方は大丈夫でしたか?
今年の日焼け止めライフについて、あれこれ見直すきっかけになるとうれしいです。
右:ml表示の製品1回量の目安