心と身体が壊れてしまう、その前に
2021.6.4
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が延長されました。
明るい未来を描きづらい今、心と身体の疲れが出てきている方が増えているように思います。
自分自身を守るためにも、まずはアロマを使ってセルフケアをしてみませんか。
まずは精油1本から。たくさん揃えなくても大丈夫
「香り選びを頑張る」必要はありません。くたくたに疲れている時になんとなくで選んだっていいのです。まずは自分が好きだな、いいな、と思った香りを1本使いましょう。
ティッシュに1滴落として、香りをゆっくり嗅ぎましょう。動けないくらい疲れている時は、アロマライトやアロマディフューザーを使わなくても、こうした方法で十分です。オシャレに、素敵に、ちゃんと……なんて思う必要はありません。
疲れている時は香りを感じにくいので、ついついたくさん使ってしまいそうになりますが、1滴で十分。どうしても香りが分かりにくい場合は2滴くらいにします。
数百種類の芳香成分が濃縮された状態であるエッセンシャルオイルをたくさん嗅ぐのは、疲れた心と身体には刺激が強すぎます。ほんのり香りがする、という程度で十分です。
「香りを嗅ぐだけでいいの?」と思う方もいらっしゃると思います。
いいんですよ。まずはあなた自身を休ませてあげることが大切です。頭の中や気持ちをクリアにしたり、気分転換をしたり、ボーっとする時間を作ったり…そのために香りを利用してください。
精油を選ぶポイントは好きかどうか
精油選びでポイントとなるのは、自分が好きな香りを選ぶということです。
正解、不正解はありません。そして、一般的に「こういう時に使うのは、こういう香り(精油)」という選び方が、疲れたあなたの心と身体に合うかどうかはわかりません。
なぜかと言うと、例えばあなたが人間関係で悩んでいたとして、その相手が先述の「こういう時に使うのはこの香り」という香りを身に付けていたとしたら……その香りを使った瞬間、あなたはストレスを感じてしまうはずです。
メンタルヘルスのために香りを使うのであれば、正解不正解を探して選ぶよりも、自分の心と身体の声を聴いて、正直になった方があなたが探している「正解」に辿りつけますよ。
体力が残っている時は好みの精油で身体のケアをしてみよう
植物油をベースオイルとし、そこへ精油を混ぜて、自分だけのオリジナルのブレンドアロマオイルを作りましょう。
手に入りやすい植物油
- スイートアーモンドオイル
- ホホバオイル
- スクワランオイル
- マカデミアナッツオイル
- グレープシードオイル
- アルガンオイル など
上記の植物油は比較的手に入りやすいので、ご自身でアロマを楽しみたい時に気軽にお使いいただけます。
お好みのテクスチャーや保存しておける量、値段などをみて決めるのも良いですが、お肌が敏感な人はパッチテストをするか少量サイズからまずは試してみると安心ですよ。
植物油でボディトリートメント
植物油だけでボディトリートメントをすることもできます。
その場合は、香りをブレンドしなくても、芳香浴をしながらでも良いと思います。もし、トリートメントオイルに精油を入れる場合は、植物油10mlに対し精油は2滴以内にします。植物油20mlなら精油は4滴以内、植物油30mlなら精油は6滴以内です。
セルフトリートメントできる箇所は、脚、手~腕、デコルテ辺りですね。
脚のトリートメント
オイルを手にとり、まずは自分の手で温めてから、やさしくなでるように行います。脚の場合は、つま先や足裏から始めて徐々にふくらはぎ、太ももをやさしくなでさすります。
手から腕にかけてのトリートメント
一度全体にオイルを塗布し、それから丁寧に指先や手のひらをトリートメントします。「お疲れ様」と言いながら行うと、やさしい気持ちになれます。
デコルテ(首から肩、鎖骨周り)のトリートメント
片方ずつ行います。皮膚が薄いので強く行うと赤くなったりあざなどができやすいため、オイルを少し多めに塗布し、こすらないようになるべくやさしく流れるように行います。
疲れている時は
疲れすぎている時は無理にセルフトリートメントを行う必要はありません。ですが、余力がある時はあなた自身をあなたが労わってあげてください。こういう時間も大切です。
定期的に通えるサロンを探そう
私のサロンは、定期的に通ってくださるお客様がたくさんいらっしゃります。帰る際に必ず次回の予約を取ってからお帰りになられるのです。実はこれってとても大切なことです。
最初は「疲れた時に行こう」でいいのです。でも、疲れてから予約を取って行くのは難しい時もあります。希望した日時、メニューが取れるとは限りません。
気に入ったサロンがあれば、次回の予約もその場で取っておきます。すると、その次の予約の日まで頑張ることができる、とおっしゃるお客様が多いです。そして、サロンで心と身体の疲れを取り、また明日から頑張れる、という具合です。
色々なサロンに行く楽しみもあって良いと思いますし、行きつけのサロンで慣れたセラピストに施術をしてもらう安心感もあります。どんなサロンで、どんな施術を受けるかは、その時のあなたのお疲れ具合や心身の状態によって異なると思います。
心も身体も解放できる、そんなあなたのお気に入りのサロンが見つかるといいですね。
いかがでしたか。
コロナ禍で、今までリフレッシュできたことやストレス解消となっていたことが思うようにいかなくなって、心と身体が悲鳴を上げている方もいらっしゃいます。
どうか、倒れてしまう前に、心と身体が壊れてしまう前に、自分自身を労わってあげてくださいね。
私自身もそのお手伝いができたらいいなと思います。
編集部おすすめの植物油
香りが付いているボディオイルを使うのも良いですが、その時その時で自分が求める香りを使って自分自身を労わってあげるというのも良いですよね。
今回は実際にスタッフが使っているキャリアオイルをご紹介します。
スタッフもリピート中のコディナのアルガンオイル。これ一本で肌にも髪にもカラダにも