ナチュラルコスメの正しい選び方を知ろう!
2017.11.29
間違いだらけのオーガニック&ナチュラルコスメの選び方!オーガニック&ナチュラルコスメブームの中、選び方や組み合わせ方で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?今日は一般コスメとの違いから、オーガニック&ナチュラルコスメの正しい選び方をご紹介したいと思います。正しいコスメの知識を身につけてコスメジプシーを卒業しませんか?
アトリエでカウンセリングをしていると、この数年の間に実に多くの方がオーガニックやナチュラルコスメを取り入れていることがわかります。
以前よりも製品が増え、購入できるところも増えたことで身近なものとなってきたようですね。
でも、使用アイテムを書き出してもらうと、大半の方は
- オーガニック&ナチュラルコスメの使い方や選び方がわからない
- 製品同士の組み合わせを肌にうまく合わせられていない
というお悩みがあるようです。
それにオーガニック&ナチュラルだと思って購入したら「そうではなかった!」なんてことも少なくありません。
ここ最近はメイクブランドもナチュラルコスメ風なものが多く出回ってきていますから、見極める知識がないと混乱してしまいますよね。
オーガニック&ナチュラルコスメのイベントを開催しました
実は先日、銀座東急ハンズさんでオーガニック&ナチュラルコスメのイベントを開催させていただきました。
参加されたお客様の年代は20代後半くらいから50代くらいまで。
こんな風に大きな会場ではなく、店頭という身近な空間で開催するからこそ、参加者の方々と直接お話をおうかがいすることができ、皆さんがコスメをどう選び、どう使っているかがよ~くわかります。
参加された方々におうかがいすると、オーガニック&ナチュラルコスメをすでに使っている人は、意外にも半分くらいしかいませんでした。
使っていたとしても一般のコスメと混在しているか、もしくは選び方や使い方がイマイチうまくできていないという方ばかり。
また、オーガニック&ナチュラルコスメを使ったことがない人は、気になっているが、どう選んで良いかわからないという人たち。
でも化粧品選びなんて、こんな風に多くの方が同じ感じなのではないでしょうか?
セミナーでの内容はオーガニック&ナチュラルコスメと一般コスメの違いから始まり、メイクのデモンストレーションを行いながら使い方や選び方のコツを説明していきます。
ミニステージが終わると、コスメについて質問の嵐!!みんな、肌やコスメのこと、聞きたいことがたっくさんあるのですね~!
みなさんのお悩みは…?
さて今回、来場者とお話してみてわかったのは…
とにかくみんなかなりのコスメジプシーである!
という事。
化粧品をどう選んだら良いのか、とにかく何が正解なのかわからない。とくに、オーガニック&ナチュラルコスメは複雑で、成分も読めないし、何が良くて何が悪いのかも。
皆さん、正しいコスメ選びってどういうことだと思います?
正しいオーガニック&ナチュラルコスメの選び方とは?~コスメの7つのすみわけ~
このビューティーコンシェルのコラムでも過去に化粧品の選び方や使い方をお話してきていますが、世の中には本当に多くのコスメが混在していますよね。
その中から自分に合うコスメを選ぶって至難の業。
でもね、世の中のコスメは、実は7つにすみわけられるのです。
(この、コスメの7つのすみわけは、朝方美人塾のスキンケアセミナーやナチュラルライフ&ビューティースクールのプロフェッショナルコースで聞くことができます)
朝方美人塾
http://www.asagata-bijin.com/bijinjuku/
ナチュラルライフ&ビューティースクール
http://nl-bs.jp/
そしてその7つのコスメのうち、5つは石油由来の合成化学成分を使うケミカルコスメ。残りの2つは自然成分を主体としたオーガニックコスメとナチュラルコスメです。
このタイプの違う両者は肌へのアプローチや化粧品への考え方、スキンケアの考え方にかなりの違いがあるということをご存知でしょうか。
一般コスメとオーガニック&ナチュラルコスメの「いいとこどり!」は出来るものではありません!
オーガニック&ナチュラルコスメを深く学んでいくと、「ケミカルコスメと、オーガニック&ナチュラルコスメのいいとこどり!」なんてことは、そうそうできるものではない、という事がわかります。
その例として、皮膜性の高いシリコーンを配合した一般コスメのファンデーションは、多くのオーガニック&ナチュラルコスメブランドのクレンジングでは落ちにくいという傾向があります。
これでは毛穴もつまりきちんとケアができませんね。これは世の中の一般コスメとオーガニック&ナチュラルコスメが融合できない代表的な例です。
こんな状況になってしまった場合、多くの方がクレンジングの落ちが悪いせいにしてしまうことでしょう。でもここで大切なのは、良く落ちるクレンジングを選ぶのではなく、皮膜の強いファンデーションをやめることのほうが大切なのです。
スキンケアはまず、正しい洗顔が行われないと健康肌を取り戻すことが困難になります。
もし、正しい洗顔がかなえば、スキンケアはそこまで必要にならないのです。
世の中のコスメにはいろいろな美容成分が配合されて、その成分が持つ美容効果をイメージ良く、そして使ってみたくなるように上手に宣伝してきます。
でも、使っているものが多い人ほど、肌にはトラブルが出ていたりすることも。
オーガニック&ナチュラルコスメを使うなら一般コスメとの違いを知って正しいコスメ選びをしていきましょう。
一般コスメとオーガニック&ナチュラルコスメって何がどう違うのか?
という事で、少しだけ例をあげてみました。ご参考までに!
美白
【一般コスメ】
水も浸透しない基底層や真皮層などに、ナノ成分、浸透テクノロジーを要して美白成分を届け、メラニン細胞などにアプローチします。
【オーガニック&ナチュラルコスメ】
肌の防御機能であるバリアを通過する不自然なナノ成分、浸透テクノロジーは、時として有害な成分も取り込む危険性と、肌の持つ機能を阻害する恐れがあるため使用しない。
ファンデーション
【一般コスメ】
ツキ、ノリ、発色、もちなど、ファンデ―ションが、いかに肌を美しく見せ、崩れにくい状態を保てるかを重視しつくられている。そのため、シリコーン成分などを活用し、使いやすくできている。ただし、強いクレンジングでなければ落ちないものもあり、反対にきちんと落とせていないと毛穴が詰まる傾向も。
【オーガニック&ナチュラルコスメ】
シリコーン成分など、生分解しにくいものは使用禁止であるため、パウダー状などのミネラルファンデは時間が経つとくすみやすい、崩れやすいなどの傾向も。選び方には少々コツを要しますが、仕上がりが美しく崩れにくいものも出てきている。肌には軽く負担が少ない。
日焼け止め
【一般コスメ】
紫外線吸収剤を使い、日焼け防御数値の高いものがつくられる。価格も安く、使い心地も良く撥水性も高い。また、スプレータイプのような、メイクの上から塗り直しのできるものまであり、利便性に富む。
【オーガニック&ナチュラルコスメ】
世の中のコスメのようにナノ成分やシリコーン、環境ホルモンの影響がある紫外線吸収剤などは使わないため、ベタつきや白浮き、汗で落ちやすいなどの難点がある。しかし、肌には負担が少なく、最近は上記の難点を改善した使い心地の良いものが開発されている。
人と環境
【一般コスメ】
多くのメーカーは生分解できない、又はしにくい成分を使用。また、日本ではナノ成分の使用や、浸透テクノロジーを最先端としている傾向があるのと、環境ホルモンの影響のある成分などを多くの化粧品に配合している。そのためアレルギーを持つ人も増えている。
【オーガニック&ナチュラルコスメ】
人の身体の機能を阻害するもの、環境汚染などの問題など、化粧品から見たときに人と環境に配慮できないものは使用しないという製品づくりがされている。日本は東日本大震災後、一人ひとりの意識が変わり始め、身体や環境のことを考える人が増えました。私たちにとって、こうしたものを選択するという事は、大切な未来を作ることとなります。