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失敗しないオーガニック&ナチュラルコスメのファンデーション選び方

2015.10.14

ナチュラル系ファンデーションの選び方。避けたほうが良いのは◯◯タイプ!流行中のオーガニック&ナチュラルコスメですが、ファンデーションに関するお悩みをよく聞きます。粉っぽい、崩れやすい、くすみが気になるなど。そこで今回は、ファンデーションの選び方のコツと綺麗を助けるおすすめのナチュラル系パウダーをご紹介したいと思います。

オーガニック&ナチュラルコスメのファンデーションは選ぶのが難しい?

使っているけどいまいちムラになる…。

時間が経って、鏡を見るとなんだか日焼けしたみたいに顔が黒い…。

もしかするとそんな経験、意外に多いかもしれません。

実際に粉っぽくなってしまったり、崩れるのが早い、時間が経つとくすんでくるというご意見も多く聞くことから、ナチュラル系のファンデ-ション選びに多くの方が苦戦しているとうかがえます。

そしてうまく選べずに悩んでいる人の多くが「ファンデーションのくすみ」を訴えているのですが、実はナチュラル系のベースには、くすみやすくなる理由があったのです。

 

まず、皆さんは一般コスメのベースとオーガニック&ナチュラルコスメのベースには決定的な違いがあるのを知っていますか?

CMや広告などで見かけるファンデーション類の宣伝文句にはだいたいこんな言葉を見かけます。

「一日中くすまない」
「ぴったりフィット」
「汗に強くて崩れない」

どこかで見たことありますよね。

メイクアップ製品はこの言葉のとおりに製品を作るとなると、さまざまな合成化学成分を配合したり、粉成分の表面に特殊な皮膜処理をすることで上記のような機能的な製品に出来上がります。

例えばクレンジングのコラム( http://goo.gl/Ro3t4V )でも出てきたシリコーンなどの成分も大きく影響しています。

こうした一般のコスメの使用感向上に使われる合成化学成分は、環境に配慮できないものも多いという理由でオーガニック&ナチュラルコスメには、まず使われることがありません。

そのため「一日中くすまない」「ぴったりフィット」「汗に強くて崩れない」なんていう製品は機能的に作ることが難しくなります。

だからオーガニック&ナチュラルコスメの各メーカーは、こうした不具合を改善するために、日々製品の向上を目指す努力をしています。

ナチュラル系ファンデーションのくすみ、その原因って?

だけどやっぱり天然成分だけで作るとなると、どんなに頑張っても改善できない部分も出てきます。

そしてその一つが「くすみ」なのです。

ファンデはね~、きれいにならないんだったら塗っている意味がない…。ほんとにそうです。

アラフォー以降の年齢層になると、たるみで顔の形が変わり、凹凸が目立ってきます。

うるおいも減ってくれば当然透明感が無い老けこみ肌になっていく。

そこに来てファンデでくすむなんてありえない~~!!

しかし、いったいどうしてくすむのか!

理由はなんと!!パウダー類にあるのです!!

パウダー

 

パウダー類というと、ミネラルファンデ、プレストファンデ、フェイスパウダーの大きく分けて3種類。

実はナチュラル系のパウダーは、肌に色がつけばつくほど、使用後の肌色に変化が出ていきます。

どうしてそんなことが起きるか?というと、粉成分が汗や皮脂、スキンケアの水分油分を吸って色が変わってしまうからなのです。

これ、一般コスメならさきほどのシリコン―ンなどの万能な合成化学成分が撥水性&耐油性の効果を発揮します。

例えば目にも確認できない小さな小さな粉粒の一粒ずつにも、表面にコーティング処理をしていることで粉の成分に水分や油分が染み込まないような構造になっているのです。

ナチュラル系はコーティングしているとしても、吸水性の低いシリカやステアリン酸などといった脂肪酸で、シリコーンよりも被膜力の弱い成分しか使用しませんからスキンケア成分の油分などは当然すぐに馴染んでしまいます。

それに、そもそも粉のコーティングをしていないこともありますから、そうなると当然ながら時間がたてば自分の皮脂や汗を吸って赤黒い顔になってしまいます。

下の写真を見ていただきましょう。

ナチュラル系パウダーファンデーションの色の変化テストをしてみました。

腕ファンデ

 

写真は同じパウダーファンデーションを使ってテストしています。

写真右はそのまま手でこすりつけた状態。左は、全く同じファンデを今度は水を含ませて塗った状態。

どうですか?ものすごく色が違いますよね。

この現象をわかりやすい表現をすれば、植木の土が乾いたために水をあげてみると土の色が変化することがあるでしょう?あれと同じようなことですね。

どうしてもナチュラル処方ですとパウダー類は汗や皮脂、スキンケアの保湿成分に反応しやすいのです。

ナチュラル系ファンデのくすみはパウダー類の選び方にコツがあった!

まず、ミネラルファンデーション、パウダーファンデーションはそもそもそれ一つでベースメイクが完成する商品です。

面倒くさがりな私も昔はプレストファンデをよく愛用しておりました。

でもナチュラル系のミネラル・パウダーファンデーションは、もともとの肌にもくすみがある場合、あまりおすすめできません。

そしてな、なんと!40代以降のエイジング肌にも!

私のサロンでは

「40代以降はパウダーファンデ禁止!」(笑)

なんて冗談で言っていますが、これはあながち冗談でもないのです。

パウダー系のファンデーション一つでは、時間が経つと皮脂や汗を吸い、くすみも出やすく、ツヤや透明感も失われがち。

だからといって薄く自然に塗るのも良いですが、お昼にはとれている、肌の色むらが出てくるなんてことになるので基本的にはやっぱり薄付きでもきれいに見える若い人限定。

そうなるとアラフォー、アラフィフ世代以降、そしてくすみの気になる人には
当然ながらリキッドやクリームタイプのファンデがベストなのです。BBクリームなども良いでしょう。

このタイプはすでに水や油が配合している製品。だからそれ自体色の変化はあまり出にくくなります。

ちなみに製品によっては天然成分での特性状、塗り始めた色が明るかったのに塗り終わると少しトーンが落ちているというものもあります。

これは塗り終わった色がそのファンデの本当の色になりますので、しっかり伸ばした後の色で選びましょう。

そして、気をつけたいのはその後に重ねて使用するフェイスパウダーです。

せっかく肌色にぴったりなファンデを塗ったのに、その後につけるパウダーを使ったら途端に肌色がくすんで黒くなった…、なんてことにならないように、フェイスパウダーはできるだけルーセント(透明)タイプのものを選ぶのがコツになります。

透明に近い仕上がりなら色の変化が起こりにくくなるので、自然に仕上がるというわけです。

ここで間違っても肌を明るく見せようとして一見明るいピンク系のパウダーを選んでしまうと時間が経てば赤黒い肌に変身してしまいます。

必ず透明に近いパウダーを選ぶ!

これがきれいを持続するコツとなるのです!

そこでおすすめの透明パウダーを、いくつかあるうちの一部をご紹介します!

ラヴェーラ

ラヴェーラ・ファインルース ミネラルパウダー トランスペアレント

10g 3,800円(税抜)パフつき

空気のようにふんわりとやわらかく包みこみ、メイク持ちをよくします。透明なヴェールをかぶせたような美しい質感。キメの細かい整ったお肌に。

【配合成分】
マイカ、コメ胚芽、ケイ酸Mg、ステアリン酸Mg、トリカプリリン、シリカ、アルガニアスピノサ核油、ヒポファエラムノイデス果実エキス、トコフェロール、シア脂、アマナズナ種子油、野菜油、カカオ脂、ヤシ油、エタノール、ヒマワリ油、オリーブ油、カンゾウ根エキス、水添レシチン、ゼニアオイ花エキス、フユボダイジュ花エキス、センチフォリアバラ花エキス、パルミチン酸アスコルビル、水、香料、酸化チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化鉄

バブー

babu-(バブー)・フィニッシングクリアーパウダー

14g コンパクトセット4,300円(税抜)パフつき
リフィル  3,700円(税抜)パフつき

白浮きしないシルキーで透明感のある美しい仕上がり。また、パウダーでありながらスキンケア効果の高い植物成分を配合した欲張りなエッセンスパウダー。

【配合成分】
マイカ、カオリン、シリカ、ヒマシ油、ホホバ油種子油、コメ胚芽油、コメ粉、ダマスクバラ花水、ダイズ油、コメヌカ油、グリセリン、ツボクサエキス、ザクロ果実エキス、カンゾウ根エキス、セイヨウニワトコ花エキス、コケモモ果実エキス、カミツレ花エキス、アンマロク果実、セイタカミロバラン果実、トコトリエノール、ミロバラン果実、トコフェロール、水、酸化鉄(キャリーオーバー成分もすべて表示しています)

24hコスメ

24hコスメ・プレミアムルーセントパウダー

11g 3,790円(税抜)パフ無し

天然ミネラルとスキンケア成分に加え、エイジングケア成分を配合した年齢肌対策のベースメイクができます。テカリをおさえ、うるおいサラサラ肌に。きめ細やかなパウダーが上質な肌感を演出します

【配合成分】
マイカ、シリカ、ホホバ種子油、サンゴ末、ツバキ油、クマザサ葉エキス、ドクダミエキス、ビワ葉エキス、ヨモギ葉エキス、 ショウブ根エキス、シャクヤクエキス、ボタンエキス、トコフェロール、水、エタノール、タルク、酸化鉄

 

この記事を書いたコンシェルジュ

小松和子/ナチュラルコスメプロデューサー

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