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切れ毛をなくす方法とは?原因と改善方法|簡単にできるケアの仕方を解説

2025.2.21

「髪の毛を伸ばしたい!」と思っても、髪の毛が途中からプチプチと切れてしまい、なかなか髪の毛が伸びない。その原因は、日頃のヘアケアの仕方が間違っていて、切れ毛が増えているからかもしれません。

ここでは、切れ毛になる原因と切れ毛ができないようにするための予防・改善法、簡単に出来るヘアケアの方法を解説しております。

女性 ロングヘア

髪の毛が途中から切れてしまう切れ毛。髪の毛は多くのダメージを受けると切れやすくなります。特に、誤ったヘアケアをしていると、知らず知らずのうちに髪が傷み、毛先が割けたり切れてしまう。そんな経験がある方も多いです。

そこで、切れ毛の原因や応急処置、予防方法を知っているだけで、毛先まで美しい憧れのロングヘアも実現できます。

切れ毛をなくす方法とは

切れ毛を失くすためには、まずは「なぜ切れ毛になるのか」の原因をしりましょう。

美髪になるためには、毎日継続して正しいケアを行うことが最も重要です。

そこで、まずは切れ毛の原因を突き止め、日々のヘアケアを見直すことで、他人からも褒められる髪になります。

切れ毛ができる原因を解説

髪の毛は、主にタンパク質でできており、髪の毛の中は三層構造となっています。

外側から、キューティクル、コルテックス、メデュラの順の層でできており、最も内部の層にあるメデュラはやわらかいタンパク質でできています。

健康な髪の毛の外側はキューティクルで覆われて、外的刺激などから守ってくれる役目があります。

一方で、外部から髪がダメージを負うとキューティクルは剥がれてしまいます。そうすると、髪の毛の深層であるコルテックスの中にある、髪の毛の重要な成分であるタンパク質や水分が流れ出てしまいます。

すると、髪の毛の結合も弱くなり、摩擦やひっかかりなどで切れやすくなってしまい、切れ毛を引き起こしてしまうのです。

そのため、こうした切れ毛の原因は、髪の毛のダメージと直結しています。

切れ毛を引き起こすようなキューティクルがはがれる具体的なダメージ例については、次の章でご紹介します。

切れ毛が急に増えた時の原因として考えられること

切れ毛の増えた原因になりうる、日々のヘアケアの問題点として、以下のようなものが考えられます。

パーマ、カラーによる過度な施術による、化学的ダメージ

髪の毛のダメージが著しい、ハイトーンのカラー やパーマ、カラーの頻度が多すぎて、髪の毛の体力がついていかない

過度なブラッシング、濡れた髪の毛のタオルドライの摩擦

日頃の生活で、シャンプーした後、自然乾燥でそのまま寝てしまう

ドライヤーアイロンによる熱ダメージ

アウトバストリートメントや髪の毛のタオルドライもせず、濡れた状態からドライヤーを使ったり、アイロンやコテを頻繁に使ってい

髪を保湿するための外部からの栄養素が足りていない

自分の髪質・頭皮に合わない洗浄力の高いシャンプーを使用している、ヘアトリートメントを使わない

紫外線ダメージの蓄積

帽子をかぶったり、日傘をさすなどの紫外線対策をしていない

生活習慣の乱れ

無理なダイエットなどによって栄養バランスが整っていなかったり、タンパク質不足などの体内環境と生活習慣の乱れ

切れ毛をなくす方法や改善する方法はあるの?

切れ毛をなくす方法、予防や改善する方法として、最も大切なのは『日頃のヘアケア』です。

髪の毛は一度大きなダメージを受けると、簡単には元に戻りません。そのまま何もせず放置してしまうと、切れ毛がどんどん増えてしまいます。正しいヘアケアで切れ毛を予防し、切れ毛をこれ以上増やさないよう、髪の質を改善させて切れ毛を防ぎましょう。

【簡単にできる!】切れ毛を減らすためのケア方法

切れ毛を減らすためには、日頃のヘアケアとして、簡単に取り組めるケア部分をご紹介します。

そこで、以下の3点に注目しましょう。

  1. アウトバストリートメントヘアオイルを上手に活用する
  2. シャンプーを髪質や頭皮と合ったものに切り替える
  3. 美容院で切れ毛のケアをする

では、ここからはそれぞれ詳しくご紹介します。

アウトバストリートメントヘアオイルの使い方

お風呂上がりの髪の毛は、とてもデリケートな状態です。優しく、擦らないように、タオルドライをしっかり行いましょう。

また、濡れたままの状態で髪の毛に何もつけずにドライヤーで乾かすと、髪の毛に熱でダメージが増えてしまいます。そのため、ドライヤーで乾かす前に、以下の2つを使いましょう。

  • アウトバストリートメント(ミスト/クリーム):髪に足りてない栄養分を補う役目
  • ヘアオイル:ハイダメージの切れ毛の多い髪の毛に擬似的なキューティクルのような役目。

髪の毛にダメージが多い状態でドライヤーを使用すると、キューティクルがはがれ、髪の毛に必要なタンパク質や水分が流れでてしまいます。

そこで、傷みが気になる方には、ドライヤーの熱を与える前に、以下のようなヘアケアのお手入れがおすすめです。

  1. アウトバストリートメント(ミストタイプ/クリームタイプ)
  2. ヘアオイルを髪の毛の中間から、毛先につける
  3. 優しく髪の毛を粗めの櫛などを使ってコーミング
  4. ドライヤーでドライしていく

中には、ヘアオイルのみを使う方もいますが、髪の毛のダメージが強い方には、アウトバストリートメントからの手順をおすすめします。アウトバストリートメントで髪の毛の栄養を足し、その後にオイルで蓋をすることで、髪がしっとり、さらさらにまとまります。

意外に知られてない!ヘアトリートメントより、シャンプーの重要性、切れ毛のケア方法

「トリートメントを使っているのに、なぜか、切れ毛が増えてしまう。」

そんなあなたは、頭皮や髪とは合っていない、洗浄力が強いシャンプーを使っている可能性があります。実は、シャンプー選びも切れ毛を防ぐ重要なひとつのポイントです。

毎日使っているシャンプーの洗浄力が強すぎると、髪の毛の脂質や水分、タンパク質までも奪ってしまいます。

これにより、髪の毛自体が乾燥してしまい、切れ毛の原因になってしまうため、頭皮のかゆみや乾燥したフケなどが出る場合は、シャンプーを優しい成分のものに変更しましょう。

美容院で切れ毛のケアをする

髪の毛は大きなダメージを受けると、簡単には元の状態には戻りません。家でのヘアケアも重要ですが、定期的な美容院での髪へのメンテナンスも欠かせません。

ヘアトリートメントや髪質改善トリートメントなど、ヘアケア用品も日々進化しています。そこで、信頼できる美容師さんに、あなたの髪質や頭皮に合った商品の提案をしてもらえるよう、相談しましょう。

傷んで切れ毛になった毛先を少しカットするだけでも、最高のトリートメントになります。

日常生活の工夫で切れ毛をなくす方法

続いて、切れ毛を防ぐために日常生活で工夫できる方法を、以下の手順でご紹介します。

  1. シャンプー・トリートメントのやり方
  2. 生活習慣
  3. 紫外線を意識する

では、詳しく見ていきましょう。

切れ毛を防ぐためのシャンプーやトリートメントのやり方

切れ毛を防ぐためには、正しいシャンプーやトリートメントのやり方を学びましょう。

シャンプー前にブラッシング、くしでコーミングする

髪の毛の絡まりを解き、シャンプーの施術をスムーズに行います。シャンプー時も毛先から、優しくブラッシングすることをおすすめします。

シャンプー時はシャンプー剤をしっかり泡立てる

泡で髪の毛を包み込むようにすることで、髪の毛どうしの摩擦を防いでくれます。シャンプーを泡立たせるには、シャンプー前に流しをしっかりしておく必要があります。
また、ゴシゴシと髪の毛を擦るのではなく、頭皮をマッサージするように優しく洗いましょう。

トリートメントを粗めの櫛を使って髪全体に行き渡らせる

シャンプー後は、トリートメントをつけて手でなじませて、髪にしっかり浸透させましょう。粗めのくしなどを使って、髪をとかしてなじませるのがおすすめです。指先だけでは、意外と毛先の方までトリートメントが行き渡ってないからです。無理に引っ張るのではなく、優しくとかしてください。

生活習慣を見直して切れ毛を減らそう

髪の毛の主成分は、ケラチンタンパク質の一種です。近年、食生活が乱れがちな現代人の多くは、食べ物のタンパク質不足と言われています。

お肌と同様、髪の毛もご自身の摂取している食事からとる栄養で成り立っています。

偏食、ダイエットなど、栄養バランスが整っていない食事が続くと、健康な髪の毛も生えてこなくなり、クセ毛のパサついた毛が生えて切れ毛の原因となります。そのため、規則正しい生活習慣や、バランスのよい食事も、髪の毛の栄養のためには重要です。また、足りない栄養素がある場合は、サプリメントで補うようにしましょう。

紫外線を防いで切れ毛をなくそう

最近では、紫外線の降り注ぐ量は増えており、日が当たる時期もかなり長くなっています。そのため、髪や頭皮を守るためには、一年を通した紫外線対策が必要です。

紫外線が毛髪にあたると、浴びた紫外線が吸収されます。すると、毛髪を構成しているアミノ酸が酸化され、別の物質に変化し、髪の毛を作っているケラチンタンパク質にダメージを与えてしまいます。

また、毛髪の結合S S結合を阻害する「システイン酸」が生成されると、毛髪強度が下がり、切れ毛の原因にもなります。日差しが強い日は、できるだけUVカットの日傘、帽子、髪の毛専用UVスプレーなどを使用して外出しましょう。

切れ毛をなくすためのおすすめのヘアケア商品とは

ここからは、切れ毛に効果的なヘアケア商品をご紹介します。

キュベシノブプレミアム

髪の毛は「ケラチンタンパク質」という素材でできています。ケラチンタンパク質の劣化、減少は切れ毛の原因となります。

キュベシノブプレミアムは、洗浄成分の中でも珍しい「ココイル加水分解ケラチンK」という界面活性剤が使用されています。そのため、髪にタンパク質を補いながら、汚れを落としてくれる画期的なシャンプーです。切れ毛が気になる方におすすめです。

キュベシノブトリートメント

毛髪のダメージ、切れ毛の多い人はアウトバストリートメントは必須です。

熱を加えることで毛髪を修復する成分や、髪の毛を疎水化(キューティクルから内部にかけて、脂質成分が薄く張り巡らされて守られている状態)する成分も入っているため、髪の毛の栄養が流れないようにしつつ、水分も保持してくれます。これにより、ダメージ進行を止めて、切れ毛を防いでくれます。

サラメンテドダイスイニチトリートメント

パーマ、カラー、紫外線などで、内部の結合が弱くなると、切れ毛が増えてしまいます。サラメンテのトリートメントは髪の内部を架橋し、補正してくれるトリートメントです。

まとめ

切れ毛のない髪の毛を目指すためには、ダメージが起こる原因を知って適切なケアをする日頃からの習慣が大切です。

これ以上、あなたの髪の毛に切れ毛を増やさないためにも、ダメージを軽減するためのセルフケアをして、髪の毛を優しく扱い美しい髪の毛を目指しましょう。

シャンプーソムリエのあとがき

シャンプーソムリエとして、たくさんのお客様の髪の毛のお悩み相談を受けていますが、間違ったヘアケアをしている方も多くいます。

綺麗な髪の毛も、毎日の正しいヘアケアを継続することで維持できます。人それぞれ、髪質、頭皮の状態も違いお悩みもさまざまです。

この記事で、あなたのヘアに関するお悩みの1つでも解決できれば幸いです。

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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