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カラーした日はシャンプーをしていい?してしまった時の対処法も紹介!

2024.8.15

美容院でヘアカラーをした日にシャンプーをしてもいいの?それともしないほうがいいの?

そんな疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。

一般的にヘアカラー後のシャンプーは、カラー染料の定着を考えると24時間〜48時間たってからが理想的だと言われています。そのためヘアカラー当日のシャンプーは控える事をおすすめしますが、どうしても洗いたい場合のポイントをお伝えします。この記事を参考にしていただき、ヘアカラーの色を長く楽しんでくださいね。

ヘアカラー

ヘアカラー後にどのようなケアをするかで、きれいな髪の状態を保つことができます。

髪は弱酸性ですがヘアカラー剤はアルカリ性。

そのため、ヘアカラー後の髪の毛はキューティクルが開きとても不安定な状態です。シャンプーの仕方によってはカラーの色落ちやダメージに繋がります。

ヘアカラー後の髪の毛や頭皮は非常にデリケートな状態になっているため、正しいシャンプーのやり方やアフターケアを心がけ、適切なシャンプー剤を使用しましょう。髪の毛や頭皮を健康に保つために、ぜひ参考にしてみてください。

美容院でカラーした日にシャンプーをしてもいいの?

ヘアカラーをした日にシャンプーを絶対にしてはいけないわけではありませんが、ヘアカラー当日にシャンプーをするとヘアカラーの色落ちや髪の毛が痛む原因になってしまいます。

シャンプーでヘアカラーが色落ちする原因は、髪表面のキューティクルが開きカラー剤の染料が流れ出てしまうからです。

特にヘアカラーをした当日は色落ちしやすい状態なので注意してください。

基本的に美容院でヘアカラーをした夜はシャンプーをしなくてもよいですが、皮脂の分泌やホコリなどが気になる場合はお湯でしっかりと流しましょう(湯シャン)。他にも洗浄力がマイルドでヘアカラーの染料が色落ちしにくいシャンプー剤を使用するのもおすすめです。

午後(1日の中でも遅い時間)に美容院でヘアカラーをされた場合は、帰宅後のシャンプーは必要のない状態です。ヘアカラー当日の夜に髪の毛を洗いたくない場合は、スタイリング剤などの使用を控えるのもよいでしょう。

カラーをした当日にシャンプーをするデメリットとは?

ヘアカラー後はシャンプーの回数に比例して髪の色が落ちていきます。

特にヘアカラー当日は髪の状態がデリケートで、カラー染料の定着も不安定な状態なので、使用するシャンプー剤や洗い方によって色落ちのスピードや髪の毛のダメージが加速します。

カラーが早く色落ちしてしまう

ヘアカラー後に自宅でシャンプーをすると、泡に色がついていたり、タオルに色がついてしまったなどの経験がありませんか?

使用したカラー染料の種類によっても異なりますが、発色のよいカラーリングなどは特に色落ちを感じやすいです。

どうしてもシャンプーしたい時は?

ヘアカラーをした日でもシャンプーをしたい時はありますよね。

例えば、スポーツジムに行って汗をかいたり、晩御飯に焼肉を食べて髪に臭いが残っている場合、寝る前には髪をすっきりと綺麗な状態にしたいものです。そんな時はもちろん洗いましょう。

ヘアカラー後のシャンプーにおいて注意するポイントをお伝えします。

洗浄力の弱いシャンプーを使う

ヘアカラーの色落ちを少なくするコツは、まず使用するシャンプー剤を見直しましょう。美容院で販売しているシャンプー剤にも色々な種類がありますが、その中でもカラー染料の色落ちが少なく、マイルドな洗浄力とコンディショニング効果の両方を持ち合わせている「両性界面活性剤」がメインで配合されているシャンプー剤をおすすめします。

代表的な両性界面活性剤

・コカミドプロピルベタイン

・ココアンホ酢酸Na

・ラウラミドプロピルベタイン 等

その他、アミノ酸系のグルタミン酸や、タンパク質系の加水分解シルクアミノ酸などの界面活性剤が配合されているシャンプー剤も、ヘアカラー後のシャンプーとしておすすめです。

シャンプーは少なめで頭皮につける

ヘアカラーをした日にシャンプーをする場合、シャンプー剤は少なめの量を使用することが理想です。量の目安としては100円玉〜500円玉程度を基準にし、髪の長さや毛量によって使用する量を調節しましょう。

泡立てが苦手な方は、泡立てフォーマーにシャンプー剤を入れて使うと簡単に泡立てることができるので試してみてください。

しっかりと泡立ったら、シャンプー剤を頭皮に馴染ませるようにして少し頭皮に圧をかけながらモミモミ洗います。そうすることにより、頭皮の油汚れがシャンプー剤に馴染みやすくなり汚れが浮いてきます。

頭皮や髪をゴシゴシと洗うと、生えてきたうぶ毛が摩擦で切れてしまったり、髪のダメージやヘアカラーの褪色が進んだりするので注意してください。

ぬるめのシャワーのみ

シャンプー剤を使うとカラーの染料や、髪や頭皮に必要な油分まで取ってしまう可能性があるので、シャンプー剤を使わずに洗うのもよいでしょう。

しかし、お湯の温度が高くなれば高くなるほどカラーが色落ちするので、お湯の温度は38度程度に設定し、頭皮にシャワーヘッドを近づけて3分〜5分かけてしっかりと流しましょう。

カラー後にシャンプーしてしまった時の対処法

色落ちを軽減するためにも、髪が濡れたまま長い時間放っておかずにすぐに乾かす、またカラー染料を補えるカラーシャンプーの使用をおすすめします。

それぞれ詳しく解説しますので、早速見ていきましょう。

ドライヤーでしっかり髪を乾かす

ドライヤーの熱はダメージの原因になるんじゃないの?と思うかもしれませんが、髪が濡れている状態では髪の外側の組織であるキューティクルが開いています。

髪が濡れている時間が長く続くと、髪の中の栄養成分やヘアカラーの染料が抜け出てしまいますので、シャンプー後はドライヤーで早く乾かす事をおすすめします。

まず吸水性の高いタオルで、優しくマッサージをするように揉み込み、擦らないようにタオルドライします。しっかりタオルドライをすることで、ドライヤーで乾かす時間を短縮できます。タオルドライが終わったら、低温ドライヤーで根元からしっかり乾かしましょう。

90%ほど乾いたら、冷風を使うことで髪のキューティクルが引き締まり艶感もよくなります。

ヘアカラーの染料は熱に弱い特徴があるので、スタイリング時にヘアアイロンを使用する場合は低温が理想。高くても100度〜120度までの温度で使用することをおすすめします。

カラーシャンプーを使って色をキープ

紫シャンプーなど、近年カラーシャンプーの需要も多くなっています。

シャンプー剤の中にカラー染料が配合されているので、髪を洗うたびに染料が浸透しヘアカラーの色持ちがよくなり色落ちをゆるやかにしてくれます。

カラーシャンプーにもバリエーションがあるので、目的に合ったものを選ぶといいでしょう。カラートリートメントとの併用により、さらに色持ちがアップします。

紫シャンプー

黄色味を打ち消して、黄ばみの少ない髪色を保つことができます。

髪の黄ばみを抑える目的で作られており色素が薄いものが多いので、ブロンドやホワイト系などのブリーチカラーを長く楽しみたい人におすすめ。

ブラウンシャンプー

茶色やベージュなどの髪色を綺麗に保つ効果があります。

中明度のブラウン系のヘアカラーが褪色しやすい髪質の人におすすめ。

アッシュシャンプー

赤味が強い髪色を柔らかくくすませ、寒色系カラーの色持ちを長く保つ効果があります。

低明度の髪色だと効果が感じにくい場合もあるので、中明度〜高明度のカラーにおすすめ。

ピンクシャンプー

赤系やピンク系の髪色を保つ効果があります。

継続的に使うことでビビットなピンク系カラーを維持できたり、ピンクアッシュやピンクベージュなどの髪色を楽しむことも可能です。

低明度〜高明度まで幅広いカラーにおすすめ。

オレンジシャンプー

日本人の髪色に合っており、効果を感じやすいのが特徴です。

ブリーチ後に使うと簡単にオレンジカラーを楽しむこともできますが、ハイトーンカラー以外にも中明度くらいのオレンジ系カラーを維持したい方にもおすすめ。

まとめ

ヘアカラー当日のシャンプーはなるべく控える事をおすすめしますが、どうしてもしたい場合には適切な方法でシャンプーをしてくださいね。

使用するシャンプー剤(カラーシャンプー)は、担当の美容師さんに相談してマッチングのいいものを選ぶことをおすすめします。

美しいヘアカラーを長く楽しみたい方は、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです!

シャンプーソムリエのあとがき

今回はヘアカラー後のシャンプーの方法について記事を書かせていただきました。

毎日するシャンプーは目的に合ったやり方や、適切なシャンプー剤の選択がとても重要になってきます。

ネット上でシャンプー成分を解析して評価しているサイトも多いですが、人それぞれの髪質に合わせたおすすめのシャンプーは異なります。素敵なヘアデザインを提供してくれた美容師さんのアドバイスを参考にして、カラーを長く楽しんでくださいね。

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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