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フケの原因や対策を解説!おすすめの頭皮ケアアイテムをご紹介

2024.7.3

毎日しっかり頭を洗っているのに、知らない間にフケが出ている。髪や服にフケがついているせいで、不潔に思われてしまうのではないかと悩んでいませんか?今回は、なかなか相談しづらいフケについて、その原因と対策を解説します。

女性 頭皮

フケが出てしまうと、気になって仕事や勉強に集中できませんよね。人に会うのも億劫になってしまいます。

「頭を何度も洗っているのに、フケが出てきてしまう・・・」

「何が原因かわからない・・・」

そのようなお悩みについて、解説していきます。

フケが出てしまう原因とは?

そもそも、フケはなぜ出てきてしまうのでしょうか。

人の頭皮(皮膚)は一般的に28日と言われるターンオーバー(新陳代謝)で生まれ変わります。その際に古くなった角質が剥がれ落ちます。

通常であれば、剥がれ落ちた角質は小さく、洗髪で流れてしまいますが、何らかの原因でターンオーバーが乱れると、フケとして目立ってしまいます。

フケの種類

ターンオーバーの乱れ方により、フケは2種類に分けられます。
一つはカサカサフケ、もう一つはべたべたフケです。順番に解説していきます。

カサカサフケ(乾燥性フケ)

まず1種類目はカサカサしたフケです。これは頭皮が乾燥した方に見られます。原因としては、頭皮の洗いすぎや、洗浄力の強いシャンプーの使用によって、皮脂が必要以上に落とされてしまうことが挙げられます。その結果、ターンオーバーが早まり、未熟な角質が剥がれ落ちてしまいます。

カサカサフケの特徴は、白く細かく、パラパラと落ちることや、頭皮がカサカサ乾燥していることが挙げられます。

べたべたフケ(脂性フケ)

2種類目はべたべたフケです。こちらは頭皮に脂が残っている状態です。原因としては、頭皮がしっかり洗えていない、または洗浄力の弱いシャンプーにより頭皮に皮脂が残りすぎていることが挙げられます。その結果、皮脂を栄養とするマラセチア菌が必要以上に増えてしまいます。

マラセチア菌は常在菌で、通常の状態では問題ありませんが、頭皮に皮脂が残りすぎると増殖してしまいます。その結果、地肌が刺激を受けてターンオーバーが乱れ、べたべたフケが出てしまいます。

べたべたフケの特徴としては、白〜やや黄色がかった白色で、湿ってベトベトしていること、大きな塊となって落ちること、頭皮や頭髪に貼りつくことが挙げられます。

フケ予防と有効な対策とは?

お伝えした通り、フケには2種類あり、それぞれ異なる原因があります。まずはご自身のフケがどちらのタイプかを見分けることが重要です。その後、それぞれのフケの予防について見ていきましょう。

洗髪方法を見直す

洗髪方法は自己流で行っている方も多いと思いますが、それが皮脂の過剰な落としすぎや残しすぎを引き起こし、フケの原因になることがあります。

正しい洗髪方法としては、以下の手順があります:

  1. ブラッシングをして汚れをある程度落とす。
  2. シャンプー前にお湯でしっかりと湯シャンをし、汚れを落としてシャンプー剤が泡立つ状態にする。
  3. 適切なシャンプーを使う。
  4. 汚れやシャンプーが残らないようにしっかりと流す。
  5. 必要に応じてトリートメントを行う。
  6. シャンプーとトリートメントをしっかりと流す。
  7. タオルで軽く水分を取り、ドライヤーで乾かす。

お湯の温度は38度から40度がおすすめです。これ以上だと頭皮に負担がかかり、これ以下だとシャンプーの泡立ちが悪くなります。また、洗う際には爪を立てずに、指の腹を使うようにしましょう。

生活習慣を変える

皮脂の分泌は生活習慣にも影響されます。例えば、睡眠の前にスマホを見てしまい、なかなか眠れずに睡眠不足が続くと、自律神経が乱れて過剰に皮脂を分泌してしまうことがあります。

また、食生活も皮脂の分泌に影響します。過剰な脂質や糖質の摂取があると、皮脂の分泌が過剰になります。質の良いタンパク質や皮脂の分泌を抑える働きがあるビタミンB2やB6を含む食品を摂取し、栄養バランスの良い食事を心がけることが重要です。

シャンプーを変える

カサカサフケの方は、頭皮の皮脂を過剰に取りすぎてターンオーバーが乱れるのが原因です。頭皮の皮脂を適度に保つためには、洗浄力が弱いシャンプーを使用することがおすすめです。

また、皮脂の分泌が少ない方は、シャンプーを使用せずに湯シャンを取り入れることも効果的です。2〜3日に一度の頻度で湯シャンを行い、頭皮の皮脂を過剰に取りすぎず適度な状態に保つよう心がけましょう。

べたべたフケの方は、頭皮に皮脂が残りマラセチア菌が増殖してターンオーバーが乱れるのが原因です。頭皮の皮脂を適度に保つためには、洗浄力がある程度強いシャンプーを使用することが適切です。また、シャンプー後にしっかりと流すことも重要です。流し方が不十分だとシャンプーが残り、皮脂がたまりやすくなります。

フケが出ないためのシャンプーの選び方

カサカサフケやべたべたフケが出ないためには、ご自身にあったシャンプーを選ぶことが大切です。

頭皮に合ったシャンプーの選び方

シャンプーには、脂汚れを取るために界面活性剤が使用されています。この界面活性剤の種類や配合方法によって、洗浄力が変わります。

シャンプーの成分表示を見れば、ある程度どのような方に適した商品なのか分かりますが、ご自身で頭皮の状態を判断するのは難しいため、シャンプー選びに迷ってしまうかもしれません。

まずは、普段通っている美容師さんに相談して、適切なシャンプーを選んでもらうことをお勧めします。美容師さんは多くの方の頭皮を見ていますし、リピートされている方ならご自身の頭皮の状態をよく把握していると思います。

また、全国にはシャンプーソムリエの資格を持つ美容師の方もたくさんいますので、そういった専門家に相談に行くのもお勧めです。

フケ用シャンプーを使用する際の注意点

フケ用シャンプーは、効果・効能が認められた有効成分が配合されており、医薬部外品に分類されます。抗菌効果のある成分などが含まれていますが、皮脂を落とすのは主に界面活性剤です。

高い洗浄力を持つ商品もあるため、特に乾燥肌の方は注意が必要です。

頭皮ケアにおすすめのヘアケア商品5選

2種類のフケ予防に役立つ商品を紹介していきます。

ランテージュ キュベシノブシャンプー

カサカサフケの方にお勧めの商品です。

メインの洗浄成分はラウロイルアスパラギン酸で、頭皮や髪を優しく洗い上げます。

頭皮や毛髪の保湿や刺激緩和成分などがバランスよく配合されているため

乾燥肌の方やお子様にも幅広くお使いいただけます。

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Cuvee Shinobu
使用する界面活性剤は、生分解性100%、細胞毒性評価もTOPの安全性のものを主剤で使用し、その他肌の改善効果が期待出来る特許成分などをバランスよく配合し、敏感肌の方やお子様でも安心してお使い頂けるキュベシノブしリースの中心軸の商品です。

ランテージュ キュベシノブシャンプーフレ

べたべたフケの方におすすめの商品です。主な洗浄成分はココイルメチルタウリンNaという界面活性剤で、脂性肌の方に適しています。

皮脂が多く分泌されるとマラセチア菌が繁殖しやすくなるため、それを解決するためにラウリン酸ポリグリセル−10が配合されています。この成分は脂漏性皮膚炎の予防や治療に効果があり、ニキビ洗顔剤にも配合されています。マラセチア菌の繁殖を抑える働きが期待されます。

脂性肌の方向けの商品は通常洗浄力が高く、そのため髪がきしむことやカラーが早く褪色する可能性がありますが、こちらの商品は髪に優しく、頭皮はスッキリとする処方となっています。

こちらは髪に優しく頭皮はスッキリな処方となっています。

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¥4,180
脂性肌の方は「マラセチア菌」の繁殖がし易い頭皮環境のため、マラセチア菌の繁殖を抑え、脂漏性皮膚炎の予防や治癒をするためにニキビ洗顔剤にも配合されている「ラウリン酸ポリグリセリル-10」も配合しています。

インカオイルオーガニックホホバオイル DEO 120mL

世界的権威オーガニック検査機関OIAの認定を受けた100%オーガニックホホバオイル

どちらのフケのタイプの方にもおすすめの商品です。

ホホバオイルは植物性でありながら、皮脂に含まれるワックスエステルオイルと性質が非常によく似ています。頭皮の角質や細胞間脂質を破壊せず、敏感肌やアトピー性皮膚炎、オイリー肌などすべての肌質に対応できる高い安全性を持った成分です。

使用方法としては、しっかりと髪を濡らした後、頭皮にホホバオイルを塗布しマッサージします。その後、湯船に浸かりながら約5分間蒸らします。お湯でよく流した後、通常よりもしっかりとシャンプーを行ってください。最後にしっかりと洗い流して終了です。頭皮に直接塗布しない場合でも、シャンプーに混ぜて使用することができます。

ルイス・リカーリ シャンプー

乾燥肌、乾燥敏感肌、敏感肌、脂性肌、インナードライ肌、脂漏性湿疹など少数派とされる不安定な頭皮コンディションに適したシャンプーです。

主な洗浄剤としてラウリン酸ポリグリセリル−10を使用しています。これはノニオン系界面活性剤で、頭皮に何も残さない特徴があります。また、余分な汚れや雑菌、ウイルスの繁殖を抑制する効果も確認されています。

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¥6,380
頭皮トラブルに悩む方、髪が細くて根本のボリュームが出にくい方、髪が細くてカールがダレて見えやすい方のためにN.Y.のルイスリカーリとシャンプーソムリエ協会理事の関川が共同研究開発した少数派の悩みにフォーカスした特別なヘアケアです。

まとめ

今回はフケの原因と対策について書かせていただきました。フケはシャンプーの方法や生活習慣が大きく関わっています。

シャンプー後のすすぎをいつもより長くすることで、頭皮環境が改善されることもあります。ちょっとしたことですが、まずは普段の洗髪方法を見直すことが大切です。

また、フケの原因として、マラセチア菌の増殖によって頭皮に赤みや痒みが出る脂漏性湿疹や、皮脂が欠乏したために起こる皮脂欠乏性皮膚炎の可能性も考えられます。

このような場合は治療が必要になりますので、医師の診察を受けることをお勧めします。

シャンプーソムリエのあとがき

シャンプーソムリエの考え方として、汚れを落とすために必要なシャンプーは脇役であり、主役ではないとされています。

重要なのは、頭皮や髪にできるだけ負担をかけずに汚れを落とすことです。したがって、必ずしも毎回シャンプーを使う必要はありません。また、シャンプー前にしっかりとすすぐことで、少量のシャンプーで洗髪でき、洗い残しのリスクを軽減することができます。

ご自身の頭皮の状態を確認し、適切な洗髪方法を実践することで、悩んでいるトラブルの解消につながることを願っています。

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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