頭皮のべたつきやかゆみを解消!正しい頭皮ケアの方法や効果的なグッズをご紹介
2024.4.24
毎日シャンプーしているのに頭皮がベタつく、かゆみがなくならない。そのような悩みの方って意外に多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「そうしたら、何に気をつければいいの?」そんな頭皮ケアに迷走中の方、必見です。
頭皮トラブルの悩みは、『ベタつき』『かゆみ』『フケ』・・・と多岐にわたります。
「毎日しっかり洗っているのになぜ?」と思いますよね。
すすぎ方やお湯の温度設定、シャンプー選びを見直すことが解決の近道です。
さらに、便利グッズを取り入れるのもおすすめですよ。
トラブルの原因や解決方法を知ることで、頭皮環境を改善しましょう。
特別むずかしいことをする必要はありません。
今日から自宅で簡単に行える頭皮ケアをシャンプーソムリエが教えます。
よくある頭皮トラブルや悩みの原因とは
頭皮トラブルの原因は大きく分類して3つ考えられます。
- 頭皮の皮脂汚れ
- 頭皮の乾燥
- 頭皮に残ったシャンプーなのど洗い残し
この後、さらに詳しく解説いたします。
頭皮の皮脂汚れ
髪(毛)が存在する場所には、皮脂を分泌する機関である「皮脂腺」も存在します。特に、頭皮は皮脂腺が集中している場所であるため、皮脂の分泌量も多くなります。
悪者と思われがちな皮脂ですが、実は皮膚を守るバリアの役目をしています。バリア機能が低下すれば、紫外線や皮膚炎症の原因物質からお肌を守ることができません。新鮮かつ適切な量の皮脂を維持することが必要となります。
頭皮の皮脂汚れが適切量にならない原因を2つご紹介します。
1.皮脂の酸化や分泌量が多すぎる
皮脂=脂は酸素に触れると酸化を起こし、過酸化脂質に変化します。この過酸化脂質、すなわち腐った脂が臭いやかゆみの原因となります。
また、髪の本数が多い方は毛穴の数も多い可能性があり、必然と皮脂腺の数も多くなります。皮脂腺の少ない頭皮と比べ、皮脂腺の多い頭皮は、皮脂の分泌量も多くなると考えられます。ベタつきは皮脂腺の数に左右されることがあります。
2.食事や睡眠不足などの生活習慣による影響
糖質過多な食事と睡眠不足などの生活習慣も影響します。エネルギーとして使われず、余った糖質は脂質に変化し皮脂の分泌を促します。
また、睡眠不足は交感神経の優位な時間が長くなり、皮脂分泌量が多くなると考えられます。夜更かしした次の朝、ベタつきが強く感じられたご経験はありませんか?
頭皮の環境をよくするためには、生活習慣の見直しも重要ですね。
頭皮の乾燥
頭皮の乾燥の原因は『適切な量の皮脂がないこと』です。皮脂は、皮膚を守る重要な役割をしています。頭皮に適切な量の皮脂が残っていないと、頭皮の乾燥につながり、トラブルの元になります。
頭皮の乾燥トラブルの目立った症状は「細かく乾いたフケ」です。ご自身のフケの状態を確認してみましょう。一方で、ベタついたフケの場合は、乾燥とは別の原因が考えられます。
特に、もともと乾燥肌の方は頭皮も乾燥しがちです。乾燥の原因は以下になります。
- 気温と湿度が下がる冬の季節的な乾燥
- 気温が低いと血行が悪くなり皮脂の分泌も減少し肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなる
- エアコンによる暖房・冷房による室内乾燥
- 強い紫外線を真皮層にまで到達する紫外線を長時間浴びる
- 洗浄力の強すぎるシャンプー
- シャワーの温度が高すぎる
このような行動で、必要以上に皮脂を取り除かないことが大切です。
頭皮に残ったシャンプーなどの洗い残し
髪や頭皮を綺麗にするためのシャンプーも、洗い方やすすぎ方を間違うと頭皮トラブルの原因となります。例えば、すすぎが甘いとシャンプーは頭皮に残りやすくなります。シャンプーの役目は脂汚れを髪や頭皮から引き離すことなので、十分なすすぎが行われないと、せっかく引き離された脂汚れが頭皮や髪に再付着してしまいます。
シャンプーには油分も多く含まれているため、酸化脂になったり、油脂が微生物、細菌のエサになったりすることで頭皮トラブルを起こす方が増えています。
最近では、オイル系をうたう商品も多く販売されています。特に、オイル系シャンプーは頭皮に残りやすいため注意が必要です。
頭皮のトラブルを改善・対策するには
頭皮トラブルの原因は1つではありません。トラブルを起こさないようにしっかりと対策することが重要です。もしトラブルを起こしてしまった場合は、頭皮ケアの基本に立ち返り見直しを行いましょう。では、具体的にどのようにすれば良いのかをお伝えいたします。
毎日、正しい洗髪方法を行おう
正しい洗髪を行うことで、頭皮のトラブルの多くが改善し、頭皮トラブルを未然に防ぐことが可能です。
まずは正しい洗髪方法を知ることから始めましょう。
後ほど、詳しい流れを解説していきます。
また、洗髪のタイミングは夜、就寝前がおすすめです。頭皮は全身の中で最も皮脂腺が多く、汗腺も多く存在するのが特徴です。1日活動したままの状態で寝てしまうと、ニオイを発する原因になります。
また、朝シャンをメインにしていると、頭皮のバリア機能が低下し紫外線で頭皮がダメージを受けてしまう恐れがあります。
洗髪後はしっかり乾かそう
シャンプー後(洗髪後)はできるだけ早く、濡れた頭皮(髪)を乾かすことも重要です。
頭皮を濡れたまま放置してしまうと、体温の影響により高温多湿の状態になり、頭皮の皮膚常在菌が過剰に繁殖してしまい、頭皮トラブルの原因になってしまいます。
また、濡れた髪はダメージを起こしやすいので、必ずドライヤーを使って髪を乾かしましょう。
頭皮ケアのグッズをうまく使おう
最近では、頭皮ケアを手助けしてくれる、専用グッズがたくさんあります。シャンプーが上手くできないといった場合は、頭皮ケアお助けグッズの活用も有効ですね。
- シャンプー専用ブラシ
- 頭皮環境を守ってくれるドライヤー
- 頭皮炎症等を起こしてしまった場合に効果が見込めるシャンプー
などを使用することで頭皮トラブルの対策・改善に役立ちます。
毎日の正しい頭皮ケアの方法
ここでは、正しい頭皮ケアの方法をお伝えいたします。習慣になるまでは「少し面倒くさい」と感じるかも知れませんが、頭皮トラブルを未然に防ぐ、または改善させる為には重要です。すぐにでも実践しましょう。
1.櫛を使って髪の汚れを落とす
シャンプー前の準備として、櫛もしくはブラシで髪や頭皮の汚れを落としてください。髪のもつれをとる事で髪のダメージ軽減にも役立ちます。この工程を踏むことで、シャンプー剤の使用量も少なくなり経済的にもメリットがあります。
2.予洗いをする
シャンプー前の予洗い(シャンプー剤を使わず、お湯のみで)を十分に行いましょう。目安はお湯の温度が38℃〜40℃で、3〜5分。この予洗いを丁寧に行えば80%ほどの汚れは落とせます。そうすることで、少量のシャンプー剤でとても泡立ちの良い状態になります。
3.シャンプーで頭皮をしっかり洗う
『シャンプーは髪を洗うもの』と思っておられる方が多いように感じますが、正しくは、『頭皮を洗うもの』です。適量のシャンプー剤をしっかり泡立て、爪を立てず指の腹でもみ洗いしましょう。
4.洗い残しがないようにしっかり流す
予洗いと同じく38℃〜40℃のお湯で、3〜5分を目安にしっかりとすすぎましょう。シャンプーできちんと頭皮の皮脂や汚れを落とせていなかったり、シャンプー剤がしっかりと洗い流せていなかったりすると、皮脂や汚れを栄養として皮膚の常在菌が必要以上に増殖しトラブルの原因になります。
5.ドライヤーでしっかり乾かす
シャンプー後(洗髪後)は、できるだけ早めに、濡れた頭皮(髪)を乾かすことも重要です。
頭皮を濡れたまま放置してしまうと、体温の影響により高温多湿の状態になり、頭皮の皮膚常在菌が過剰に繁殖してしまい、頭皮トラブルの原因になってしまいます。
また、濡れた髪はダメージを起こしやすいので、必ずドライヤーを使って髪を乾かしましょう。
頭皮ケアにおすすめのグッズ5選
シャンプーソムリエ スカルプブラシ
自宅でもプロレベルのシャンプーができる、インバス用のスカルプブラシです。
シャンプー時の流し残しを改善し、頭皮や髪を清潔で健康に保つ事ができます。
P-UPクレアヘアードライヤー
低温で頭皮や髪のダメージ軽減ができるドライヤー。
「高温で髪の水分を蒸発させ乾かす」というよりも、P-UP波による超微振動と風量で水分を飛ばす事ができ、ドライヤー後の髪のしなやかさや艶を感じていただけます。
ルイス・リカーリシャンプー
乾燥肌・乾燥敏感肌・敏感肌・脂性肌・インナードライ肌・脂漏性湿疹といった、「少数派」とされる頭皮コンディションが不安定な方への対応したシャンプーです。
ルイス・リカーリスカルプセラム
頭皮ケア剤として国際特許成分であるCysay因子®を配合したスカルプセラム。
Cysay因子®の優位性とは 「Cysay因子®」の作用はiPS細胞やES細胞の作用に極めて近く、より身近な再生医療の分野においても今後の 研究開発が期待できます。2012年にはヒトと哺乳動物の「不死化幹細胞」の同時樹立を果たし、「無限培養」による均質で規格化された培養をしています。
アオ・ビーシー・コネクトシャンプー
茶種子油配合により、皮膚常在菌である黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌のバランスを整え、頭皮のバリア機能や保湿力を高める効果が期待できます。
アミノ酸ベースのシャンプーなので、ダメージヘアにも対応いたします。
まとめ
誰にでも起こる可能性のある、頭皮トラブルの原因は多岐にわたります。
頭皮の状態にあったシャンプーを使うことはもちろんのこと、すすぎ方や洗い方やお湯の温度、食事や睡眠といった生活習慣を見直すことで、改善や予防につながります。
特に、髪の長い方、毛量の多い方、また男性(メンズ)は全般的にすすぎ時間が短いように感じます。
既に頭皮トラブルを起こし悩んでいる方や、「今は大丈夫でも今後頭皮トラブルを起こさないようにしたい」と願う方は、ぜひ実践ください。
ソムリエのあとがき
頭皮は顔とつながっていて、境目は曖昧です。頭はほぼ顔のようなもの。頭皮の状態が良いということはお顔も良い状態で保たれている可能性があります。頭皮トラブルから解放され快適なライフスタイルをお過ごしください。健康で美しくいるためのお手伝いが出来れば幸いです。