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髪がパサパサしてるときにおすすめのシャンプー、トリートメントは?正しい使い方や注意点もご紹介

2023.12.26

美容室では定期的にトリートメントしているし、アフターケアで洗い流さないトリートメントもつけて乾かしているのに、なぜか髪がパサパサしている。。

ネット検索してコラムやブログを見ても、髪がパサつく原因がよくわからない・・・

結局どうしたらいいの!?と思っているあなたにオススメの記事になってます。

まずは、髪の毛がパサついてしまう原因を知ることから始めましょう。

髪のパサつきの原因とは

髪のパサつきの主な原因は、髪を外部からの刺激から守る役割のある「キューティクル(毛小皮)」が傷ついてしまっているためです。

このキューティクルが何らかの理由でめくれたり、はがれ落ちてしまうことで、髪が本来持っている水分やタンパク質成分が流出してしまうと、髪がパサついてしまうのです。

そうなるには、日常的な行動による5つのダメージが影響します。

ご自身の髪のダメージとパサつきの原因がどれに当てはまるかチェックしてみてください。

①「摩擦や間違ったヘアケアによるダメージ」

髪が濡れている時、髪の表面にあるキューティクルは非常にデリケートな状態にあり、摩擦に弱い傾向にあります。

そのため、シャンプーの際のゴシゴシ洗いはキューティクルを傷つけてしまう原因になります。

また、シャンプー後のタオルドライも要注意です。こちらも、タオルで髪を強くこすってしまうと、摩擦が生じてキューティクルが傷つきます。

さらに、シャンプー剤が自身の髪や頭皮のコンディションに合わない洗浄力が強いものを使用するのも危険です。

過度に皮脂や髪の脂分を取り除いてしまい、髪のうるおいがなくなり、補修ができなくなることで、パサつきにつながります。

②「熱によるダメージ」

キューティクルはドライヤーやヘアーアイロンなどの熱でも傷んでしまいます。シャンプー後に使用するドライヤーは、

  • タオルドライが不十分のまま乾かす
  • 髪に近づけすぎる
  • 過度に長時間使用する

これらの行為は、髪がパサついた仕上がりになることがありますので、要注意です。

また、スタイリング時に高温で使用するコテ・アイロンなどにも気を付けましょう。

「思ったようなカールがつかないから」と、何度も髪の同じ箇所にコテ・アイロンを当てると、ダメージにつながります。

③「紫外線によるダメージ」 

髪の毛には本来メラニン色素というものが含まれており、その役割は紫外線を吸収し髪や頭皮を守ることです。

しかし、紫外線を多く浴びると、メラニン色素は毛髪を構成しているタンパク質をどんどん壊してしまいます。

さらに、髪表面にあるキューティクルが損傷することで、毛髪内部の水分や脂分がなくなり髪の毛のパサつきの原因となります。

その結果、枝毛・切れ毛、ツヤがなくなる、カラーの退色などにも繋がり、髪のダメージがどんどん進行していきます。

④「食生活の乱れによるダメージ」

髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質の一種です。このタンパク質が不足すると、髪の毛がパサパサになり、さらには薄毛の原因につながってきます。

人の身体はすべて、自分が食べた食事から得られる栄養でできています。

外食が多く、偏食や過度なダイエットなど栄養バランスの整っていない食事を続けていると、髪に必要な栄養素が不足しがちになり、パサついた髪しか生まれなくなってきます。

⑤「パーマ・カラーによるダメージ」

パーマやカラーの繰り返しは、髪がパサついてしまう要因になることがあります。髪のコンディションを考えずに行われる施術は、キューティクルだけでなく、髪の内部にもダメージを与えることがあります。

しかし、この髪のダメージは一般の人には防げない部分になるため、日々お客様のために勉強されているヘアサロンを見つけることが重要です。

パサパサ髪のトリートメントの選び方

実は、とても簡単なトリートメントの選び方があります。

1番簡単なトリートメントの選び方は以下になります。

  • サラサラorしっとりであればサラサラ
  • スムースとモイストの場合はスムース

このように、髪質に限らず仕上がりの軽い方を選びましょう。

「なぜ、軽い方を選ぶの?」

髪のパサつき、乾燥に悩まれている方は「しっとり系のシャンプー・トリートメント」を使いがちですよね。

しかし、場合によっては、この選び方がマイナスに働いてしまう可能性があります。

しっとり系のシャンプー・トリートメントはクレンジングの原理が起こる。

しっとり系のシャンプー・トリートメントは、基本的に油分で髪を重くしっとりさせるタイプのものが多いです。

このような『油分で髪を重くするタイプのシャンプー・トリートメント』は、頭皮の油をさらに重たい油で、必要以上に油分を落としてしまうことになります。

そうなる原因として、シャンプー・トリートメントには洗浄力の高い【界面活性剤】が入っていることがあげられます。

本来の髪の油分に、さらに重たいシャンプー・トリートメントに含まれる油分がくっついてしまい、その上、界面活性剤の洗浄力が加わります。

その結果、お湯で洗い流す時に、髪に必要な油分までもが一緒に流されてしまうのです。

これは、メイクのオイルクレンジングと同じ原理です。

メイク落としの1つとして、オイルクレンジングというものがあります。

これは、メイクのファンデーションよりも重たいクレンジングオイルをつけることにより、ファンデーションの油分がクレンジングオイルにくっつき、ファンデーションを落とす仕組みです。

必要以上の油分を落としてしまうと、反対に頭皮や髪が乾燥してしまい、パサつきの原因にもなります。

そのため、『しっとりよりサラサラ』、『モイストよりスムース』と、できるだけ軽い仕上がりのシャンプー・トリートメントを選びましょう。

シャンプーの前後、トリートメントの水洗いはそれぞれ3分間が目安

そしてシャンプー前、シャンプー後、トリートメントの水洗いはしっかり行ってください♪

シャンプーソムリエでは各3分!カップラーメンができる時間が目安になってます!

長い!と感じた方は「流せたかな?」と思ってから、プラス2周、流すことを意識してみましょう。

トリートメントの正しい使い方

トリートメントの正しい使い方として、以下のポイントを押さえましょう。

  1. シャンプー後、軽く絞って水分をとってから塗布する
  2. 根本から3分の1はつけない
  3. 毛先に向かいつけていく

根本付近からつけてしまうと、髪がべた付いてしまったり、頭皮についてしまうことがあります。

肌荒れ、頭皮湿疹の原因になることもあるので注意しましょう。

トリートメントをつけたあと、「長くつけておいた方がよい」と、放置時間を設ける方もおられるかと思います。

しかし、時間を置くことで、より髪のパサつきに効果がでることはありません。

それよりも、トリートメントをより効果的にするためには、お湯を加える『乳化』がオススメです。

トリートメントはクリーム状になっています。

そこで、髪に塗布したトリートメントに、少しずつお湯を加えていきましょう!

こうすることで、トリートメントが温められながら水分を増やしていくことで、クリーム状から乳液の状態になります。

これが『乳化』された状態となり、トリートメントがさらに髪へ浸透していくので、とても効果的です。

これは、ホットタオルで髪を包んだり、スチームを当てるのと同じ原理ですね。

そして髪がしっとりしてきたら、余分なトリートメントはしっかり流していきましょう。

トリートメントを使う際の注意点

トリートメントを使う際の注意点としては3つ。

  1. 地肌、根本から3分の1までには塗布しないこと
  2. (トリートメントをつける前に使用した)シャンプーの量よりも多く塗布すること
  3. しっかりと洗い流すこと

1つ目は、先ほどお伝えしたとおり、根元から3分の1は付けないこと。

続いて2つ目ですが、なぜ、シャンプーよりもトリートメントを多く付ける必要があるのか?ですが、シャンプーで失った油分を補うために、トリートメントの保護が必要だからです。

シャンプー後は髪の油分を失っただけの状態になります。

そのような乾燥状態の髪に少量のトリートメントを付けただけでは、パサつきを感じやすく、摩擦が起こりやすかったり、日常生活での油汚れが付着しやすくなってしまいます。

洗濯物の洗剤が多く柔軟剤が少ないと、ゴワ付いてしまう感じがイメージしやすいかと思います。

シャンプーで洗ったあとは、しっかりとトリートメントで保護してあげることでまとまりやすくパサつきにくい状態を作ることができます。

そして、3つ目の「しっかりと流すこと」も大切です。

シャンプーは油分を取り除くために使用しますが、少なからず髪に残ってしまいやすいです。

髪のべたつきの原因にもなりますので、しっかり流しましょう。

ただし、ワックスなどのスタイリング剤を取るために2、3回シャンプーをされる方は例外です。

シャンプー、トリートメントで見た方が良い成分

シャンプーやトリートメントは、基本的には『化粧品』という分類になります。

商品によっては『医薬部外品』に属するものもありますが、個人的には化粧品分類の商品をオススメします。

どちらに分類されるかは、裏の表示を見ていただくとおわかりいただけます。

全成分や配合成分、成分と表示が記載されています。

全成分表示のルールとして基本的には多い順から記載されています

「水」から始まって、さまざまな成分名が表示されているため、裏返してチェックしてください。

化粧品に分類されるシャンプー、トリートメントで、あまりオススメできないものは以下になります。

◯◯ヒマシ油、ミネラルオイルといった成分が成分表の3分の2くらいまでに書かれている商品です。

これらの配合量が多いと、さきほど説明したクレンジング作用により、髪や頭皮にマイナスに働くこともあるので、一度チェックしてみましょう。

髪の硬さ、ごわつきが気になる方は?

髪質が硬く、ごわごわしている方には、代表的な成分として「ヒドロキシエチルウレア」という成分が配合されている商品がオススメです。この成分は柔軟、保湿効果があるので髪が柔らかくまとまりやすくなります。

髪がパサつき乾燥している方は?

髪のパサつきや、頭皮の乾燥にお悩みの方には、以下の代表的な成分がおすすめです。

◯◯ケラチン、セラミド◯◯、コレステロール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)と言う成分が配合されているものをセレクトしてください。

まとめ

髪を綺麗にしたい!というのは誰もが望んでおられることかと思います。しかし、顔や性格と同様に髪質も十人十色です。

ご自身の髪質をしっかり理解して効果的なシャンプー、トリートメントを選びましょう。

そのためには、専門的な知識を持っている美容師さんに相談できるのはとても心強いと思います。

しかし、今では「コンビニ以上に多い」と言われている美容室でそれを見つけるのは、とても難しいことかもしれません。

そこで、僕たちシャンプーソムリエは今までなかったシャンプー、トリートメントなどのケアに特化した講習を開催して、専門的な知識を持った美容師さんを増やしています。

「どこにいけばいいかわからない。」と思われた方は、シャンプーソムリエで学んだ方の美容室であれば間違い無いかと思います。

今回はそんな髪、シャンプー、トリートメントに悩まれている方が、具体的にどんなものを使用すれば改善されるのか?という一例をご紹介させて頂きました。

シャンプーソムリエのあとがき

美しい髪は、正しい生活習慣と適切な食事、自分に合ったシャンプー剤選び、そして正しいシャンプー方法を習慣化することで手に入れられます。

【一般社団法人シャンプーソムリエ協会】は、特定のメーカーや商材にとらわれない中立な考えと立場の団体です。

シャンプーを軸にしたヘアケアアドバイスはもちろんのこと、食とインナビューティーを学ぶことで、健康と美の関係性を世に広める活動を行っております。

髪質やヘアケアのことでお困りの方は、ぜひこの記事を参考に、すてきな髪を手に入れてください。

この記事を書いたコンシェルジュ

一般社団法人シャンプーソムリエ協会

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