美髪への近道!アウトバストリートメントで毎日の正しいヘアケアを
2022.1.27
こんにちは。シャンプーソムリエの早川です。
過去の投稿で、シャンプー選びの重要性についてお伝えさせていただきましたので、今回はトリートメントの中でも「アウトバストリートメント」に重点を置き、お話できたらと思います。
この機会に一度、アウトバストリートメントの使い方について見直してみてはいかがでしょうか?
アウトバストリートメントとは?
トリートメントと言っても実は様々。大きく分けると洗い流すタイプの「インバストリートメント」と、洗い流さないタイプの「アウトバストリートメント」の2種類があります。
中でも、アウトバストリートメントは、乾燥やドライヤーの熱から髪を守りながらヘアケアをしてくれる手軽なアイテムですが、中には、誤った使い方をされている方も多く見受けられます。
種類によって使うタイミングや使い方が異なりますので、今回はそれぞれの特徴と合わせてご紹介していきます。ぜひこの機会に適切な使い方を覚えてみてくださいね。
アウトバストリートメントの種類と使い方
まずは種類のお話し。アウトバストリートメントにも様々な種類や成分のものがありますが、大きく分けるとミスト、クリーム、オイルの3タイプがあり、その役割はスキンケア製品と同様に、下記の目的・工程別に分けて考えることが出来ます。
- 水分を補う
- 栄養を補う
- 脂質を補う
- 油分でフタをする
それでは、美髪作りのために具体的にどのようにトリートメントを使用するのが良いか、タイプ別に紹介していきます。
1. トリートメントの土台作り「タオルドライ」
まずはどのタイプのトリートメントを使うにしても、タオルで髪の水分を軽く拭き取りますよね。何も気にせずに拭き取っている方も多いかもしれませんが、実はこのタオルドライも美髪のためには重要なポイントなんです。
タオルドライで乾かしすぎると髪の中の水分も不足してしまいますし、濡れ過ぎでもせっかく付けたトリートメントが薄まってしまい、十分なトリートメント効果を発揮することができません。
タオルドライの目安は手で握って滴るか滴らないか程度です。
覚えておいてくださいね!
2. 「水分と栄養の補給」ミストタイプ
次にトリートメントの種類別に特徴と使い方を紹介します。
最初はミストタイプのアウトバストリートメント。
ミストタイプは主に水で構成されているので、タオルドライ後の髪に、ミストタイプのアウトバストリートメントを使用することで、髪の内側まで水分と栄養を浸透させてくれます。
使い方はいたってシンプルです。
スプレータイプの化粧水をつけるように全体に満遍なくふんだんに使い、その後馴染ませるようにコーミングをしましょう。
3. 「脂質の補給」クリームタイプ
次はクリームタイプのトリートメント。こちらは水分と油分で構成されており、脂質の補給と表面を整えてくれる役割をします。
パッケージに記載された適量を手のひら、指の間に伸ばし、中間から毛先にかけて手櫛を通すように馴染ませたら、この後もコーミングをしましょう。
4. 「油分でフタをする」オイルタイプ
最後はオイルタイプ。
1~3で入れた水分や栄養を髪の内部に閉じ込めておくために、オイルタイプのトリートメントで表面を保護します。クリームタイプと同様に塗布し、最後はコーミングも必須です。
クリームタイプと併用している方は、クリームとオイルを一緒に出して混ぜて付けると馴染みやすく手間も省けるのでおすすめですよ。
一方で、オイルタイプのみを使用する場合は少し注意が必要です。オイルは髪の水分を閉じ込める作用があるので、元々の髪に水分がなくてはなりません。もし、髪に水分が足りていない場合は、濡れた髪の水分をタオルで拭き取らず、そのまましっかりと馴染ませるようにしましょう。
肌はターンオーバーで生まれ変わっても、髪は一度ダメージを受けたら元には戻らないので、あれこれ使うのは面倒かもしれませんが、毎日の正しいヘアケアが美髪への近道。スキンケアと同じくらい、髪にも時間や手間もをかけられるといいですね。
髪が綺麗に見えることで実年齢より遥かに若々しく素敵に見えるようになりますよ。
シャンプーソムリエアカデミー認定講師
早川大輝
PATH Toyohashi
オーナースタイリスト兼シャンプーソムリエ