ママ美容師が選ぶ子ども用シャンプー!成長に合わせたお手軽おすすめシャンプーをご紹介
2024.7.26
こんにちは、シャンプーソムリエ講師misaです。私は1児を育てる母であります。
日々サロンに立っているのですが、お客様との会話で『子どものシャンプー何使えばいいですか?』という質問をよく受けます。
自分のシャンプーはサロンで買えてもお子様のシャンプーまでサロンで、という方はまだまだ少ないご様子。
そこで、今回はドラッグストアやインターネットで手軽に買えるシャンプーを、 お子様の成長段階に合わせてご紹介していきます。
ファーストシャンプーに
赤ちゃんの髪の毛は生まれてからしばらくは石鹸で体と一緒に洗っても問題ありません。しかし、髪の毛が多くなってきたり、長くなってきたりすると、髪の毛が引っかかって切れてしまったり、上手に洗えなくてベトベトしたり……という声を聞くようになってきます。
そんな時がシャンプーへの替え時です。
そこでファーストシャンプーとしておすすめなのが「アンパンマンこどもシャンプー泡タイプ(トーマスやドラえもんも)/バンダイ」
ドラッグストアやスーパーで手軽に買えるシャンプーで、ベビーコーナーに置いてあることが多いので探しやすいかと思います。
ファーストシャンプーとして、目に入ってもしみにくく、マイルドな洗浄力で、仕上がりもキシキシしにくいのがこのシャンプーの特徴。泡タイプのシャンプーはすすぎ残しも少ないので、時間をかけられない小さなお子様のシャンプーにはピッタリです。見た目もかわいいのでシャンプー嫌いなお子様にもおすすめですね。
ちなみに、シャンプーのすすぎは赤ちゃんの頃から頭の上からシャワーをかけることをおすすめしています。赤ちゃんは約38度前後と言われる温度の羊水の中にいたので、実はお湯が大好き。シャワーがかかってもヘッチャラです。
赤ちゃんのうちから頭からシャワーをかけてあげると、もう少し成長して大きくなった時に、「シャンプーが嫌」「顔に水がかかるのが嫌」ということになりにくいんですよ。
自分でシャンプーできるようになってきたら
4、5歳になると、まだ完璧ではないですが、子どもたちは自分でシャンプーするようになってきますね。泡が出るタイプだと消費が激しくて……というお悩みもあるのではないでしょうか。
そんな時が液体シャンプーへの替え時です。
そこでおすすめなのがこちらの「ミノン薬用ヘアシャンプー/第一三共」
薬用シャンプーで、お肌の弱い方にも使えるようにマイルドな洗浄力で出来ています。 肌に残りにくいので、まだ上手くお湯で流せない子どもにもピッタリなのがこのシャンプーの特徴です。
大人も一緒に使えるというのも魅力的ですね。乾燥肌から普通肌の大人も一緒に使って大丈夫です。 (皮脂量の多い方や思春期の子どもには、次に紹介するサッパリ目のシャンプーがおすすめです。)
お子様がシャンプーをする際は、自分でシャンプーが出来るようになってもお風呂に一緒に入っている間は、必ず大人が仕上げすすぎをしてあげてください。
出来ているようで出来ていないのがすすぎです。特に、頭のてっぺん、耳の後ろ、襟足の部分はすすぎ残しが多いのでもう一度しっかり流してあげましょう。
そして、小さい頃から、すみずみまで洗って、しっかりすすぐという基本を教えてあげましょう。シャンプーのすすぎ残しは将来の薄毛の原因の一つになってしまいますよ。
薄毛は自分のお手入れのせいかもしれない!?
思春期を迎えて脂分が多くなってきたら
思春期(第二次性徴期)に近づくと、皮脂量が増え、汗の量も増え、なんだか臭い……。うちの子ちゃんと洗えているのかしら?なんて心配が出てくることも。
そんな時はサッパリ目のシャンプーへの替え時です。
そこでおすすめなのが、「カウブランド無添加シャンプーさらさら/牛乳石鹸」
サッパリ・しっかりな洗浄力ですが、低刺激なシャンプーで、すすぎも簡単なのがこのシャンプーの特徴です。コスパもよくて、一人でお風呂に入るようになってから起こる、「シャンプー何プッシュ出してるの?」というイライラも減っちゃいます。
短髪男子であればシャンプー1本で大丈夫です。髪の毛が長い場合で引っかかりを感じるようであれば、コンディショナーやトリートメントを少しだけ毛先に馴染ませてよく流してください。皮脂量の多い大人の方にもサッパリ洗い上がっておすすめですよ。
しかし、一人でお風呂に入るようになると洗い残しや、すすぎ残しが生じます。きちんと乾かして寝たのに、翌朝なんか臭い、シャンプーの香りが残っている、という場合はきちんと洗えていなかったり、すすげていなかったりする証拠です。
さりげなくチェックして、シャンプー、コンディショナーやトリートメントの使用量、すすぎの時間などを優しくアドバイスしてあげてください。(シャンプー、コンディショナー、トリートメントの使いすぎはすすぎ残しの一番の原因となりますし、そもそもすすぎ時間が短すぎることも原因の一つとして多いです。)
オシャレに気を使う様になってきたら
思春期も過ぎ、オシャレに気を使う様になってきた頃。あんなに気になっていた
ニキビも少なくなってきて、大人の仲間入り。ママやパパの皮脂量も少なくな
ってきていること気が付いていますか?
そんな時、やっと家族みんなで使えるシャンプーへの替え時です。
そこでおすすめなのが 「medelナチュラルシャンプー(さらさら)/ビーバイ・イー」
マイルドな洗浄力の中にサッパリ感が残っていて、肌残りも少なく、小さいお子様がいる家族でも使えるのがこのシャンプーの特徴です。流行りのボタニカル系のシャンプーの中でも一番おすすめをしたいこのシャンプー。
企業理念がしっかりしている点も安心しておすすめできる理由の一つ。お手軽に買える理想的なシャンプーです。
残念ながら、少し前まではドラッグストアで購入できたのですがリニューアル後なかなか見つけられなくなってしまいました。ぜひインターネットで購入してみてください。
ボタニカル系のシャンプーは一見良さそうに見えますが、肌残りするシャンプーも多くみられます。「しっとりタイプ」と「さらさらタイプ」の2タイプがある場合は、「さらさらタイプ」のシャンプーの方が肌残りも少なく、誰にでも扱いやすいので、必ず「さらさらタイプ」を購入しましょう。
「さらさらタイプ」のシャンプーの方がドライヤーで乾かす時間も少なくなりますよ。
何を使っても痒い子へ
いろいろなシャンプーをおすすめしてきましたが、何を使っても痒くなるんです……と言う子がごく少数いらっしゃいます。
実は、ちゃんと洗えているのに何を使っても痒いという子の中にはアミノ酸系のシャンプーが合わない場合が多いのです。
髪に優しい、肌に優しいシャンプーはアミノ酸系の界面活性剤を使っていることが多く、洗浄力はマイルドで髪に栄養を与えてくれたりもしますが、その反面、肌に全く残らないというわけではなく、ほんの少しの残留でも痒みが出る子には向いていないシャンプーになってしまうことがあるのです。
そんな方におすすめなのが「セバメドエクストラマイルドシャンプー/ロート製薬」
肌残留の少ない洗浄力をメインにややしっかりとした洗い上がりで、スッキリと落としてくれるのがこのシャンプーの特徴で、シャンプーの肌残りが気になりません。少しキシキシするかもしれませんが、何を使っても合わないというお子様はドラッグストアでも買えるので使ってみて下さいね。
最後に
お子様の成長段階に合わせてシャンプーをおすすめしてきましたが、子どもの成長はさまざまで、髪質や肌質もさまざま。
誰にでも良い、というシャンプーはありません。
成長段階や肌の状態に応じて、お子様と相談しながら、臨機応変に使うシャンプーを替えていってあげてください。
また、今日おすすめしたシャンプーは肌の弱いお子様向けではありませんので、肌の弱いお子様のシャンプー選びは、ぜひお子様とご一緒にお近くのシャンプーソムリエのお店まで相談に行ってください。
シャンプーソムリエアカデミー認定講師
misa
la cour
オーナースタイリスト・シャンプーソムリエ