シャンプーソムリエがおすすめするシャンプー剤の選び方 基本編
2021.4.8
こんにちは。
カラーリスト兼シャンプーソムリエの西田 伸也(ニシダ シンヤ)です。
普段はサロンでヘアカラーを専門にしていますが、髪の毛や頭皮のコンディションは毎日のホームケアで使うシャンプー剤の種類でかなり違いがでてきます。
そんな髪・頭皮のコンディションに直結するシャンプー剤ですが、みなさまはどのように選んでますか?
今回はシャンプーソムリエがおすすめするシャンプー剤の選び方をお伝えしたいと思います。
シャンプー剤を選ぶ基準って何?
シャンプー剤を購入する上で選び方はいろいろあると思います。
例えば、「価格」「クチコミ」「宣伝広告」「香り」など、人によってシャンプー剤を選ぶ基準はバラバラです。
ここ近年ではネットで購入する方も増えているので、やはり高評価なレビューが書かれているシャンプー剤なんかはユーザーも多いことでしょう。
しかし、いくら高評価なシャンプー剤を使っていても……。「アレ? 私には合ってないかも??」そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
そうなんです。誰にでも合う使用感のいいシャンプー剤はこの世には存在しません。
なぜなら、みんなが同じ髪質や頭皮環境ではないからです。
では、どのような基準でマッチングのいいシャンプー剤を選ぶかをお伝えしていきたいと思います。
頭皮の状態を確認しましょう!
基本的にシャンプーは髪や頭皮の汚れを落とし清潔で健やかな状態を保つことを目的に行いますが、まずは自分の頭皮の状態を知ることが大切になってきます。
頭皮に何かしらトラブルを抱えている状態だと、どんなシャンプー剤を使っても私には合わないと判断してしまいがちです。
そして、適切なシャンプー剤を使用しないとトラブル症状が悪化する場合もあるので、美容室などで定期的に頭皮の状態をチェックすることをおすすめします。
健康な頭皮は青白く澄んでいて透明感と弾力がありますが、頭皮の常在菌のバランスが崩れ炎症を起こしていると赤みが強くなったり抜け毛や細毛の原因にもなるので注意が必要です。
よくお伝えするイメージは信号機。
- 青色なら『安全』
- 黄色なら『注意』
- 赤色なら『危険』
なので、まずは自分の頭皮の状態を把握し健康な状態を保つことがとても大切になってきます。
ポイントは頭皮の皮脂量でシャンプー剤を選ぶこと
シャンプー剤を選ぶ基準はズバリ頭皮の皮脂量になります。
頭皮の皮脂量って?
そう思われる方もおられるかと思いますが、頭皮のタイプを簡単に大きく分類すると3つに分かれます。
- 脂性肌
- 普通肌
- 乾燥肌
シャンプーは頭皮の皮脂を適度に落とし清潔な状態を保つことを目的とします。
なので、頭皮の皮脂量に合った洗浄力のシャンプー剤を選ばないと、肌に優しいと言われているシャンプー剤でも痒みが出てしまったりするケースがあります。
ですので、皮脂分泌のいい方は洗浄力の高いシャンプー剤、皮脂分泌が少ない方は洗浄力の弱いシャンプー剤みたいな感じで選ぶことが基本になってきますが、頭皮の皮脂量は人によって認識が違ってきます。
よく勘違いされがちなのが、お顔の肌のコンディションと頭皮のコンディションが同じだと思われること。女性の方に多いのですが、メイクをされる女性はクレンジングと洗顔をされると思いますので比較的お肌は乾燥気味に感じることも。
でも、実際の頭皮は脂性肌ということもありますので、まずは自分の頭皮の状態を把握することがマッチングのいいシャンプー剤に出会える近道になってきます。
どうでしょうか?
今回は基本編になりますが、頭皮の皮脂量に合わせてシャンプー剤を選ぶ!
これが「マッチングの良いシャンプー剤選びの基本」になってきます。
シャンプーソムリエアカデミー認定講師
西田伸也
万国吃驚堂
カラーリスト兼シャンプーソムリエ