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日焼け止めのこと、ちゃんと学びませんか?

2018.4.12

紫外線が気になる季節。日焼け止めを使っていてもシミがどんどん増えて行ってしまう。そんな方も多いのではないでしょうか?それはあなたの日焼け止めの選び方や使い方に問題があるのかもしれません。日焼け止めに関する正しい知識を深めて、シミやそばかす、肌の老化を防ぎましょう。興味のある方はぜひ、セミナーにもご参加ください。

紫外線が強くなると、「そろそろ日焼け止めを買わないと…」なんて思う人、多いのかもしれません。

個人的に私は、日焼け止めは塗らない派です。

ただし顔以外。

大昔、ドラマや映画のヘアメイクをしていたころは、海や山や草原にと、紫外線が多く降り注ぐ場所へ撮影に行ったものでした。

若かったですからね~。

とにかく何の根拠もなく紫外線に強い肌だと思っていましたから、当時は何も怖くありませんでした。

おまけに趣味でスキューバーダイビングなんかもしていて、日焼け止めなしで沖縄に潜りに行くなんて大それたことをしてましたから、今思えばゾッとします。(笑)

でもね、日焼け止めに関しては今も顔以外はほぼ塗らない。

塗るくらいなら長袖で暑さを我慢していたほうがましと思っています。

まぁ、そもそも粉成分を含む油が若干苦手なので、べたつきの不快感を避けたいわけなのです。

でも、こんな人はちゃんとした日焼け止めが必須なのかもしれません。

例えば日光過敏症。

これ、驚くほど多いですね。もう少し日差しが強くなったら、腕や顔などにかぶれたようなぶつぶつが出てくる人、いるのではないかしら。

こうした日光過敏症になると、太陽光の紫外線やブルーライトだけではなく、むしろ「近赤外線」の影響が気になります。

というのも、実は、近年では近赤外線が肌や身体に大きな影響を与えていることがわかってきたからです。

日常的に太陽光にあたり、近赤外線にも長期間暴露されると、光老化や光線過敏症、毛細血管拡張などを引き起こす可能性があると考えられています。

そして光線過敏症の人は増えており、日焼け止めがないと外に出られないほど重症な人もいます。

地球に届く太陽光の熱エネルギーに占める比率としては、紫外線は実に少なく、次いで可視光線、そして一番は赤外線が大きく占めるわけですが、現在のところ、これらの生物学的作用は十分に解明されていないようです。

でも、生きている限り、私たちは太陽光を避けることもできませんね。

赤外線の中でも、近赤外線は私たちの肌の真皮層の奥の筋肉まで届きやすく、そうなると肌の老化に確実に影響してくるでしょう。

日焼け止めは進化している?ナチュラル系でも選び方や使い方に注意が必要!

紫外線だけではなく、他の太陽光に対応する日焼け止めの研究は常に変わってきており、日焼け止めの元祖、紫外線B波(UVB)を防ぐだけの日焼け止めの時代から恐ろしく進化してきています。

一般の紫外線を防ぐ成分として紫外線吸収剤などが使われるようになり、製品は見違えるように使用感の向上が見られるようになりました。

そのため、スプレータイプやジェルなどとさまざまな使いやすい形状のものが増えています。

でも、便利な反面、肌荒れを起こす人も少なくないのは事実。

そして、オーガニックやナチュラルコスメも日焼け止めはだいぶ様変わりしています。

昔はベタつき、白浮き、トロピカルな香り、と不快3大要素がお約束でした。そこからなめらかな使用感で香りもよく、自然に使えるものがどんどん出てきています。

また、手作り化粧品のような、オイルやエキスの持つ抗酸化成分で紫外線を防ぐものもあり、一見、一般の日焼け止めよりも肌に負担なく、むしろスキンケアしながら日焼けを防ぐようなうたい文句の製品も増えました。

これは代表的な日焼け止め成分(紫外線散乱剤)である、「酸化チタン」や「酸化亜鉛」などを配合しないので、製品としてはスキンケアと変わらない構造です。だから使い心地もそのままスキンケアです。

でも、こうした製品に配合される抗酸化成分は、物理的に日焼けを防ぐという事ではありません。これは酸化促進を軽減するという事であり、使用する量や年齢、肌質、環境、使い方など様々な条件により、単純にこれだけでは効果的に使えないことがありますから、過信しすぎると痛い目にあいます。

天然の成分もSPFがあるものがありますが、その数値は高くてもSPF7程度。基本的には紫外線B波を防ぐ指数ですが、数値というのは塗る量によっては書かれている数値に至らないことも。だからこれらの製品はサンスクリーンと言うには、効果は乏しいでしょう。

それに、オーガニック&ナチュラルの製品の日焼け止めのほとんどは、こうした抗酸化成分はすでに当たり前のように配合されており、さらにぬかりなく酸化チタンや酸化亜鉛などの紫外線散乱剤を同時に配合しています。

だから、肌への酸化防止アプローチと紫外線防御が同時に行われるものの方が効果は高いわけなのです。

日焼け止めは果たして必要か?

私がなぜ顔だけ日焼け止めを塗っているのか?

正確には日焼け止めではなく「日焼け止め効果を持つBBクリーム」を使っています。

これは、40歳を境目に気を遣うようになりました。

そう、それまではシミ一つない肌だったのに、ファンデもつけず、日焼け止めもつけずに過ごしていたら、急激にシミが出来てきたからなのです。

年齢を重ねたことで体の酸化還元ができなくなり、急激に変化を起こしたということでしょうね。

そこから慌ててインナーケアと、オーガニック&ナチュラルコスメのケアを真面目に始めたわけですが、やはり太陽光を浴びれば新たなシミやたるみが出来るのは避けられません。

まぁ、人間は酸化するから年を取るわけで…。

太陽光線は人間の老化の8割を占めると言われていますが、わかりやすい例をあげると、人間の体の中で一番老化を感じるのは、顔、首、手ですよね。

顔、首、手は唯一年間を通して常に光線を浴びている場所だから、老化が著しいというわけなのです。

だって服で隠れた腕の内側や腿の内側なんてきめが細かく、白く、滑らかですからね。

首や手に年齢が出ると言われるのは紫外線の老化がそうさせるわけなのです。

だからシミが出来にくい日焼け止めの選び方と使い方を自分流であみだしたわけです。

この、日焼け止めの選び方と使い方を私のアトリエのお客様に試していただいていますが、この方法をとり入れた人の多くがシミのできるペースが止まったと実感してくれています。

実際私もこの方法をあみだしてから、シミが増えていないのは事実。だから、日焼け止めの知識を高めることで、シミの予防に大きくつながると考えています。

紫外線と肌、そして日焼け止めのこと…。ほんとに膨大な量で、まだまだ奥が深いです。

きちんと知って、正しく日焼け止めを使いましょう!

日焼け止めの知識を学ぼう!!

NLBS季節限定講座「日焼け止めセミナー」

日時:2018年6月9日(土) 13:00-16:30
場所:アトリエスセリ/東京都南麻布1-5-14

詳細は以下のサイトでご確認ください。

ナチュラルライフ&ビューティースクール
http://nl-bs.jp/

この記事を書いたコンシェルジュ

小松和子/ナチュラルコスメプロデューサー