先月発売のアラサー世代に人気の雑誌『GINGER』1月号にて「アラサー世代の美容法」という特集の取材を受けました。
ちょっと年上の私からアラサー女性にアドバイスといった内容だったのですが、年代別美容の重要性を訴えているのはスパ、エステ、コスメ業界だけではないのだと感じた今日この頃です。
自然に美しくがトレンド
というのも、先日何気にTVをつけていたら美容整形で有名な湘南美容外科さんのCMが目に入ってきたのです。
何とも妖艶で美しい女性集団が『NEW 40代』とか『NEW 50代』と年代別美容を呼びかけているCMは、今まであった『美容整形=バリバリ整形』ではなく『美容整形=毎日を美しく生きればお直し程度で』といった感じの新しい価値を提案しているようでした。
時代の移り変わりは早いもので、今ではプチ整形はごく自然に受け入れられるものとなりましたが、一昔前にはあり得なかった価値観。
美容というカテゴリー自体、女性だけのものではなくなった現在は男性美容も盛んです。
それだけ多くの人が関わる“美容”には“多様性以上の新しい価値観”が生れるのが自然の流れかもしれません。
健康志向、オーガニック、ヨガ、ウェルビーイングなどの言葉が私たちの生活に馴染んできた今は、“思いっきり顔面も身体も丸ごと変える”という価値観より、“より自然に美しくエイジング過程を楽しむ”といった無理のない形が主流となってきたのでしょう。
インナービューティーがフィーチャーされる要因もそこにあるのかもしれませんが、何といっても“やり過ぎは素敵ではない”といった人間らしくあるために中庸を取る姿勢の表れだとも思います。
年代別美容と普遍的な美容習慣
何事においても無理をしても良い結果を得られない。
いつもより少しだけ頑張った毎日の積み重ねが大輪の花を咲かせるといって良いのでしょう。
年代別美容も、その年代年代に合った美容の提唱は無理がなく継続可能な美容法だからなのです。
20代には20代の、50代には50代のそれぞれのやり方があって当然。
60代の方が20代のようになりたいと無理な方法論を自分自身に押し付けたら精神的にも肉体的にもバランスを崩すといったことがあるように、“年齢は気にしなくても良いけど年代は意識すべき”といったところだと思ます。
しかしながら、年代別美容を取り入れる前に基礎的なことを疎かにしてはいけません。
どの年代でも通じる共通の心がけを挙げるとすると、
1. 入浴の習慣
2. 水分補給(白湯や真水の摂取)
3. 塩分、脂質、糖質を控え、タンパク質、ビタミン、ミネラル豊富な規則正しい食生活
4. 丁寧なクレンジングと保湿
5. 心地よいと感じられる程度の運動
6. 良質な睡眠
7. 規則的な排便リズム
以上の7つが身についているだけで、ほぼ健康、美容ケアは完璧といえます。
この7つを習慣化してからの年代別美容。
年代別美容といって安易にエイジングコスメやサプリメントだけに頼るのは考えものです。
習い事や勉強と一緒で基礎を学んだ上での応用。
どんなことも丁寧さや順番が大切であることだけは心に留めてそれぞれの年代別美容に取り組んでいただければと思います。