この時期、日傘やサングラスなどの日焼け対策グッズに目がいきますよね。日焼け止めだけに頼らず、物理的に日焼けを防ぐことも重要だったりします。
でも、実は…きちんと防げていないかも知れない!!
それはどういうことかというと、紫外線防御のための長袖対策やストール、日傘、サングラスなどなど、色や素材でUVカット力に差が出てしまうからなのです。
意外とやっている間違いだらけの選び方、今年から見直してみましょう!
衣類の色で紫外線からの防御率が変わる!
日中、日傘や帽子、ショールや衣類でUVカットをする場合、選ぶ色や素材によって紫外線の防御力はどのくらい変わるのか皆さんはご存知ですか?
まず色でいうと代表的な下の5色の紫外線の遮断率は、
- 黒 96%
- 赤 87%
- 青 87%
- 黄 76%
- 白 67%
と、見ていただければわかるように、白がほかの色よりも紫外線を通しやすいということがわかります。
しかし夏はね、白、着たくなりますよね。とくに今年は白が流行していますから。
確かに見た目はさわやかだけど、長袖を着ていても焼ける実感はあります。それに、自分のシャツの白に反射して、余計に日に焼けそう。
反対に当然黒は96%と高い遮断率。だけれど、光は遮断しても熱はこもるので暑いですね。
白も黒もどちらの選択もいまいちいい塩梅ではありません。
そうなると、やっぱり夏はさわやかな青を着るのが見た目は涼しそうだし、そこそこ遮断率もあるので活躍してくれそうです。
あっ!ちなみに黄色は白よりも遮断率は高いけれど、大昔、夏のドラマの撮影でロケをしていたのですが、レモンイエローのシャツを着ていたら、当時担当していた女優さんに、「かずさん、まぶしいっ!」って突っ込まれました。(笑)
夏の日差しが強い時間帯は黄色い服は人に迷惑をかけますね。(笑)
さらに!生地の素材でも紫外線防御率が変わる!
さて、今度は素材。生地ってことです。
まず、UVカット率の高い素材としてあげられるのは、ポリエステルです。次いでウール。
綿やナイロンはそのままの素材だと紫外線を通しやすいので、例えば綿にポリエステルが混合されている生地などになれば防御率が高くなってきます。
生地の厚さや組み合わせ方でも異なると思いますが、例えば麻などの軽い素材は夏のファッションには欠かせませんね。麻ならではのざっくりとした粗い織り目の生地は、この時期とても素敵に見えるのでついつい購入してしまいます。
通気性が良くて涼しく過ごせる素材ではありますが、綿と同じように紫外線をしっかり通過させてしまうので、長袖を選んでも、素材自体に防御効果は期待できないと理解しておく必要があります。
長袖だから大丈夫!といってもこれを知らずに安心していては意味がなかったわけですね。
日傘を選ぶ注意点
となると、例えば日傘の場合は、黒でポリエステルの日傘が一番紫外線遮断率が高いということになります。
ただ日傘の場合は、麻素材で、白またはベージュなどの白っぽいカラーの日傘であっても生地に何らかのUV処理をしてることが多いようです。
ただし、ここは注意が必要!
というのも紫外線は空高くから降ってくるだけではありません!周りのビルやアスファルトからも照り返してくるのです。
アスファルトの照り返しを白い日傘が内側から受けると自分に反射してきますよね。そうなると日傘の内側は黒っぽい色であることが必須ということなのかもしれません。
あなどっていると大変!かえって日焼けを助長してしまうほど悲しいものはないですね。
紫外線防御効果の高いサングラスとは
そして最後に、も一つおまけのサングラス。
サングラスはレンズが黒すぎると瞳孔が開きやすくなるので紫外線がさらに入りやすくなります。
実は、世の中に売られているサングラス風のものの中には、UV効果の全くないものもあります。
これ、意外に知らない人が多いようです。
必ず「UVカット率」などが書いてあるサングラスを選ぶことと、やや薄めのカラーを選ぶことがポイントになります。
さて、あなたの日傘やサングラス、大丈夫かしら!?