2016年10月8日 更新

香り歳時記 ー10月 金木犀ー

この季節、思わず立ち止まってしまう香り『金木犀』。どんな効果があるのでしょうか?

外を歩いていると、何処からともなく流れてくる甘い香り。
「あっ 金木犀だ!」
とあたりに目を向けると、軒先から可愛らしいオレンジ色の花が顔を覗かせています。
思わず笑みがこぼれ、秋が来たなぁ…としみじみ感じる瞬間です。

この金木犀の香りにはどんな効果があるのか?と思い調べてみました。

金木犀

金木犀 学名Osmanthus fragrans var. aurantiacus  
属名のオスマンツスは、ギリシア語でオスメは香り、アンサスは花から「香りのする花」と言う意味。
変種名のオウランティアクスは「黄橙色の」という意味だそうです。

中国が原産の常緑性の樹木。小さな橙色の花が集まったような形で枝のあちこちに見られます。常緑なので日本では垣根などによく使われていますよね。

中国では、甘い花の香りを活かして、砂糖漬けにした「桂花糖」や、お酒に漬け込んだ「桂花陳酒」が作られています。

金木犀の精油

精油はあるのかしら?
と思っていたら、精油を研究されている「フィトアロマ研究所」の小島さんから情報が入りました。
桂花精油とオスマンサス精油の両方があるそうです。
どちらも香り成分に差は無いとのことです。

残念ながら、まだ香りを試したことが無いので直接の感想をお話できないのが残念です。
そして、香り効果はあるものの、アロマセラピーとして身体に使用した時の効果効能は不明だそうです。

私が人体実験を!と思っているのですが、不安要素がありますので当面は香りだけを楽しんで頂きたいです。

桂花(金木犀)精油の香り効果

この精油の香りには、食欲促進物質オレキシンの働きを抑制する作用があるそうです。
食欲の秋には嬉しい情報ですね。

オレキシンは神経ペプチドの一種で、食欲の調節や覚醒の維持に関係する物質です。
食欲の促進の他に覚醒の維持にも働いていることから、オレキシンの働きを抑制する金木犀の香りには、ゆったりと眠気を誘う働きもあると考えられます。

これから仕事に向かうという時よりは、仕事が終わってゆっくり食事を楽しもうという時に香りを嗅ぐと、食欲は抑制され気持ちはリラックスするという一挙両得の作用が期待できるということです。

金木犀の香りと共に女性が美しくなる秋。
自然の営みと人とはいつも関係し合っているのですね。
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佐佐木景子/アロマプロデューサー 佐佐木景子/アロマプロデューサー

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